空から始まった私の写真旅
noteを眺めていると、皆さんが写真を始めた理由は本当に多種多様だなと感じます。
愛する家族やペットの記録、旅先の情景、あるいは日常の一瞬を切り取るスナップ。
「では、自分はどうだったかな?」 ふと、これまでの歩みを振り返ってみました。
私の写真人生の幕開けは、驚くほどシンプル。
ただ「空」を撮りたかった。
それだけだったのです。
「写ルンです」を握りしめ、現像から戻ってきた27枚すべてが「空」だったことも一度や二度ではありません。
もはや「空のコレクター」です。
千切れ雲の白、混ざり合う夕焼けの色。
それらを現像しては部屋に飾り、満足げに眺める。当時の私にとって、世界は頭上の空だけで完結していました。


そんな私の視界を大きく広げたのは、中学の修学旅行での出来事です。
後日、学校に貼り出された写真販売のコーナー。
友人たちが自分の写った写真を探して盛り上がる中、掲示板の隅に飾られた「青森・奥入瀬渓流」の風景写真に、私は釘付けになりました。
「なんだ、これは……!」
水が、雲のように白く、柔らかく流れている。
スローシャッターという概念も知らなかった私にとって、それは魔法のように見えました。
「どうやったらこんなふうに撮れるんだろう」という純粋な好奇心が、胸の中で静かに、でも激しく燃えたのを覚えています。
もちろん、私が買ったのは自分の写真ではなく、その奥入瀬の写真でした。
(多分そんな学生は私だけだっただろう)


憧れをなぞり、山へ、野鳥へ
それからは、写真家の米美智子さんの世界に魅了され、写真集をバイブルにしては「同じように撮りたい」とシャッターを切り続けました。
「まずは格好から」と、迷わずキヤノンを担いだのもこの頃。
美瑛の丘、富良野のひまわり、燃えるような紅葉……。風景を撮る喜びにどっぷりと浸かりました。




風景を撮る喜びを知った次に私を待っていたのは、動物たちとの出会いでした。

最初は動物園で満足していましたが、次第に「野生の姿」が見たくなり、気づけば山に入っていました。
風景と違って、彼らは全く待ってくれません。
まさに一期一会。
行けば必ず会えるわけでもないという逆境に、なぜか私の心は燃えました。自分が「逆境に強いタイプ」なのか、それとも「ただのドM」なのかは未だに判明していませんが、山の中ではじめて野生のリスと見つめ合ったときの興奮は、何物にも代えがたいものでした。



そこから小鳥たちの愛らしさに気づき、野鳥撮影の深淵へ。
自分の中の「野鳥図鑑」を埋めていく楽しさ、レアな鳥に出会えた時の高揚感。技術はまだまだ未熟ですが、夢中でレンズを向ける時間は何物にも代えがたいものでした。
技術はなかなか追いつきませんが、「上手いかどうか」よりも「出会えたかどうか」に全力を注ぐ日々でした。
結局、ずっと「楽しい」がそばにあった
こうして振り返ってみると、撮る対象は変わっても、変わらないことがひとつだけあります。 それは、「写真を撮っている瞬間そのものが、楽しくて仕方ない」ということです。





自然が相手ですから、凍えるような寒さや、立っているのも辛い暑さに耐えることもあります。
それでもやめられないのは、いつだって「楽しい」という気持ちが、苦労を軽々と超えていってしまうからです。
皆さんは、どんなきっかけでカメラを手に取りましたか? そして今、どんな瞬間に「楽しい」を感じていますか。
では、また
あとがき
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 偉そうに写真遍歴を語ってきましたが、実はいまだに「あ!鳥だ!」と慌ててシャッターを切り、何も写っていない写真を量産しています。
技術は一生修行中ですが、もし私の写真を見て「ちょっといいな」と思ってくださる方がいたら、これ以上の喜びはありません。
皆さんの「写真を始めた理由」や「ハマったきっかけ」も、ぜひコメントで教えてくださいね。
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