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単焦点で奏でる春のパレット。

天気がよかったので、カメラを首から下げて散歩に出かけてきました。
タイトルの写真は見頃のチューリップ。
春の代名詞ですが、ちょうど見頃を迎えていて、どの子も可愛かったです。

本日の撮影機材は、GFX 100 SⅡとGF110mmF2 R LM WRです。
私はこの単焦点レンズ1本しか持っていないので、全てこの組み合わせで撮っています。 (35mm判換算で約87mm相当になる、中望遠のレンズです)

このレンズは、ピントが合っているところは鳥肌が立つほどシャープなのに、背景はとろけるように優しくボケる。そんなレンズです。
語彙力がなく、このレンズの素晴らしさを言葉にできません。笑

GF110mmF2 R LM WR
f4 1/200

私はズームレンズも好きなのですが、遠くを写す必要がないときは、単焦点レンズで、好きな距離まで歩いて撮るのが好きです。
写りについては、賛否があるのでなんとも言えませんが、個人的には単焦点レンズの写りが好きです。
もし、これからこのレンズの購入を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
私は、このレンズを買うときに作例をたくさん見て決めました。
レンズの性能も大切だと思いますが、どんな写真が撮れるかのほうが、私は重視しています。(そう思いませんか?)

というわけで、このお気に入りのレンズが奏でる世界(どんな絵が撮れるのか)、ぜひ皆さんも一緒に覗いてみてください。
なお、写真はすべて手持ち撮影です。
もしレンズに興味がない人は、純粋に写真を見てもらえたら嬉しいです。
(参考にならない!と怒らないでくださいね)

GF110mmF2 R LM WR
f4 1/85

1枚目、新緑のなかに、ポツンと現れた季節外れの「赤もみじ」。
私はこの時期のもみじが大好物なんです。

この写真はF4に少し絞って撮っているのですが、手前のもみじの葉の細かい脈や、黒い手すりのザラザラした塗装の質感が、クッキリと解像しています。

それなのに、背景の緑や奥の花を見てみてください。
少し絞っているにもかかわらず、背景は輪郭が溶けていくように優しく、滑らかにボケていますよね。

GF110mmF2 R LM WR
f2.8 1/125

2枚目、太陽の光を浴びて、もみじの葉がまるで黄金色に発光しているかのような1枚。

この写真はF2.8で撮っています。
開放(F2.0)からほんの少し絞ることで、ピントが合っているもみじの葉先や、小さな花のディテールが緻密に引き締まりました。

GF110mmF2 R LM WR
f 4 1/210

3枚目、そして力強くうねりながら広がる太い枝。
その圧倒的な存在感に、なんだかファンタジーの世界に迷い込んだような気分になります。

この写真は、1枚目の赤もみじと同じ設定(F4)で撮っています。
今回は背景を大きくボカすのではなく、この木の力強さをそのまま写したくてカメラを向けました。

「うまく写っているかな・・・」なんて心配していましたが、このレンズのの前では余計な心配でした。

さらに、生い茂る緑の葉っぱから漏れてくる光の優しさや、木の影になっている暗い部分の、なんとも言えないしっとりとした雰囲気。
ただ形を写すだけじゃなくて、木そのものの重みや、森のひんやりした空気までそのまま写し取ってくれている気がします。

GF110mmF2 R LM WR
f 5.6 1/210

4枚目、少し絞って「F5.6」で撮影しています。

こういう色んな小物が集まった写真を撮ると、このレンズのまた別の凄さがよくわかります。
それは、「触ったときの感触まで伝わってきそうなリアルさ」です。

真ん中にある木箱のゴツゴツした手触りや、敷いてある麻袋のざっくりとした質感。
ドライレモンのカサカサした軽さや、手前のガラス鉢のひんやりした透明感まで、それぞれの「素材の違い」が、信じられないくらいリアルに描き分けられています。

レンズによっては、こういう細かいものがたくさんあると、全体がなんとなくモヤッと写ってしまうこともあるのですが、このレンズはどれひとつ誤魔化さずに、そのままそこに置いてあるかのようにくっきりと写し出してくれます。

F5.6まで絞ることで全体をきれいに見せつつ、それでも背景の奥のほうは優しく自然にボケてくれる。

GF110mmF2 R LM WR
f 5.6 1/85

5枚目、この写真も先ほどと同じ「F5.6」で撮影しています。

ここの凄さは、なんと言っても「手触りが想像できるほどのリアルさ」です。

右側にある手編みのカゴを見てみてください。
一本一本が編み込まれてできる立体的な影や、自然な木のツヤが、まるで目の前にあるかのようにくっきりと写っていますよね。

そして、カゴから溢れんばかりのドライユーカリの葉っぱ。
生き生きとした初夏の緑とは違って、乾燥した葉っぱならではの「カサカサした軽さ」や、表面のちょっと粉を吹いたような独特のマットな質感が、見事にそのまま再現されています。

F5.6という設定は、こういう「お散歩で見つけたお気に入りの空間」を、隅々まで大切に持って帰るのに最高の選択だなと改めて実感しました。

GF110mmF2 R LM WR
f 2.8 1/1,100

6枚目、藤棚からしっとりと垂れ下がる、薄紫の花房。

この写真は、もみじの時と同じ「F2.8」で、風に揺れる姿をパッと一瞬で止めて撮りました。

ここでぜひ見てほしいのが、「ピントが合っているところの引き立ち方」です。
画面の真ん中にある、一番手前の花房だけがクッキリと浮き立つように写っていて、そのすぐ後ろや左右にある他の花たちは、まるでとろけるように優しくボケていますよね。

レンズによっては、背景にあるたくさんの花や藤棚のせいで画面がゴチャゴチャして見えてしまうこともあるのですが、このレンズは主役をまるでスポットライトで照らしたかのように、ドラマチックに引き立ててくれます。

GF110mmF2 R LM WR f 2.8 1/85
無印良品

今回は「FUJINON GF110mmF2 R LM WR」という、私の一番大好きな単焦点レンズ1本縛りのお散歩でした。(ほかのレンズ持ってないんで…)

ズームができない中望遠レンズなので、自分が前へ後ろへと激しく動き回らなきゃいけない大変さはありますが、そのぶん、ピントが合った瞬間のハッとするような美しさは、いつも私を感動させてくれます。

正直、語彙力がなくてこのレンズの凄さを上手に言葉にすることはできません。笑
でも、私がこのレンズを買うときにたくさんの作例を見て決めたように、「この1本でこんな写真が撮れるんだ」ということが、並べた写真たちから少しでも伝わってくれたら嬉しいです。

もし、これからこのレンズの購入を考えている方にとって、一歩を踏み出す小さな参考になれば、これほど嬉しいことはありません。

最後までのんびりお付き合いいただき、ありがとうございました!
では、また。

☕️ あとがき

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

「単焦点レンズ1本で」なんて格好よく言ってみましたが、実は本当にこれしか持っていないだけです。笑
ズームができないので、お花の周りを行ったり来たり、ブレないように息を止めたりしながら、なかなかの運動量のお散歩になりました。

でも、そうやって足で稼いで撮った写真たちを見て、もし「初夏の空気っていいな」「この色、可愛いな」と少しでも楽しんでいただけたなら、歩き回った甲斐があります。

レンズを検討している方にも、純粋に写真を眺めてくださった方にも、私の大好きな世界が少しでも届いていたら嬉しいです。
今回の写真は、すべてnoteの「みんなのフォトギャラリー」に登録しています。
良かったら使ってくださいね♪

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