マンガ読みの年中休業うつらうつら日記(2025年9月20日~9月26日)
25年9月20日
強い雨が降ったせいでいきなりずいぶん涼しくなった、と思ったら、雨が上がるとアスファルトから湿気が立ち上り、湿度が上がって、結局あんまり涼しくなかった。
それでも7月8月に比べれば実にマシではある。
街の声を聞いていても、「もう、昔が異常気象」「夏場は外に出られない」などと皆さん苦労しており、首から小さな扇風機を下げ、電車待ちの間などに顔の前に持ってきて涼をとっている人が多くなった。
男性の日傘も、もうめずらしくはない。
そんなやや暑い中ではあったが、息子の仲間たちの1人が映画を1本撮ったそうで、いつもの下北沢の舞台つきバーでお披露目をするという。
息子も出演するそうだし、監督・脚本の女性のファンなので、出かけて行った。
せいうちくんは「16時半ごろ出ればいいだろう」と言っていたが、諸々の一番空いている時間を考えて、私は15時半に出るよう主張した。
雨が降っていたので傘をそれぞれ持ち、電車を乗り継いで下北沢に着く頃にはやんでいた。
予想通り、「珉亭」はほぼ行列ができておらず、ライスが炊けてないのでチャーハンができないというようなこともなかった。
チャーハンを含めたごはんものの「大盛り」はまだ復活しないようだが。

ラーチャン食べて、「カフェ・トロワ・シャンブル」へ。
こちらも行列の最初に並ぶことができ、ほとんど待たずに入れた。
読みがぴったり当たったなぁ。

珉亭もトロシャンも、40年前から通い続けている。
たびたびの値上げはあったものの、今でも我々には貴重な思い出の場所だ。
窓際に座ったせいうちくんに、
「すごいね。もう40年以上たったね」と言うと、
「19歳になる直前にキミと出会い、結婚するのに7年かかり、今はもうじき62歳になる。43年の月日が、まだこうやって形として残っているのはすごいことだね」と感慨深げな顔をしていた。
トロシャンでゆっくりおしゃべりをして珈琲とアイスコーヒーをそれぞれ2杯ずつ飲み、お会計は珉亭でラーチャン2つ食べるより高いんだから、喫茶店ってのは高くつくものだ。
でも、喫煙も可で、昔の面影のままのトロシャンにくるたび、自分自身下北沢に住んでいた時を思い出して、胸が締めつけられる。
駅前はずいぶん様変わりし、会社の帰りにお惣菜を買って帰ったピーコックも建て替えが始まっている。
3年ぐらい前に見に行った時は、住んでたアパートももう築60年は軽く超えているだろうが、まだ健在だった。
そんな思い出の街を散策しながら(それにしても人が多い!)バーにたどり着く。
調布で花火大会があるせいか、浴衣姿の女性も目立つ。
前方にロールスクリーンを立てた舞台の前では、監督が一生懸命機器のチェックをしていた。

1年前に息子と知り合い、インプロコントの講習を受けたら自分でも何か「表現」をしたくなってしまい、このバーを経営する仲間たちの協力を仰いで1時間の映画ができあがったのだそうだ。
さて、どんな映画だろう。
私は映画にはまったくの素人で、良し悪しもわからない人間だが、少なくとも前衛的すぎて眠くなるとか、テンポが悪くて眠くなるようなことはなかった。
終始、前のめりになって観た。
いつもはコントをやっているFくんの警官姿はとてもそれらしく見えたし、出演者が少ないわりに、ストーリーがちゃんと成立していた。
途中、機器トラブルで2回止まったことと、最後に「続く」と出たの以外は盤石の出来だった。
入れ替え制で、次のお客さんと15分で交代しなければならないので監督と話すヒマはほとんどなかったが、「よかったです。続き待ってます」と言えた。
息子には、開場前に会った時、彼の大好きな藤田和日郎の新作コミックス「銀嶺(シルバーマウンテン)」を渡せたので、それでいいや。
前日のZOOM飲み会で、「せいうち家はまだ子供の舞台を観に行くのか」と軽くバカにされたが、「子供の学芸会」なんだもん、必死で観るよ。
今はまだ「終わらない学園祭」の中にいるような彼らがこれからどうやって生きていくのかを、見届けずにはいられない。
ちなみに息子は大根役者だった。
目がバキバキにキレており、動作も大きすぎる。
やはり日頃舞台で自分たちの世界をゼロから構築するインプロコントとは別物なのかな、舞台ならいいけど、映画やドラマには耐えないな、と思ったのであとからそのように感想を送っておいた。
「離婚を言い出されて1か月での撮影だったからねぇ」と言われれば、確かに息子はここ数カ月非常に頑張り、立派にふるまってきたと思う。
そこは素直にほめておいた。
電車に乗ってから、その日ずっと後生大事に抱えていた傘を、会場の傘立てに忘れてきたことに気づいた。
生涯でまだ1本しか失くしたことのない私と、今の高い傘を買ってから5年以上失くさないできたせいうちくんなのに。
あわてて息子に「傘、忘れた!」と連絡すると、「もう下北沢を出ちゃった?」と返信が来て、「電車の中で気づいた」と恥ずかしい告白をせざるを得なかった。
昼間はサラリーマン向けのコワーキングスペースとして営業している店なので、放っといたら誰かに持って行かれちゃうかも。
息子が自分の住まいに持って帰って預かっておいてくれるそうだ。
車が納車されたら取りに行こう。
最寄り駅から家までの10分を歩くときいつも思うのは、物心ついてから初めて(賃貸は別として)駅まで徒歩圏にぎりぎり入る物件に住んだわけだが、だいたい5分ぐらいでへばるので、もうちょっと資金があったら駅ににじり寄っていたかもしれない。
でも、立地や雰囲気は気に入ってるんだ。
老人2人の世帯らしくこじんまりしているところも。
あと3週間ほどで32歳になる息子の、「人生で一番楽しく、やり甲斐のある時期」はいつまで続くんだろう。
何をしても食べて行ける程度には普通に育てたので、もしも方向転換したくなったらその時で遅くないと思う。
小学生の頃から人生のレールが決まっていたせいうちくんと違って、その場その場での決断をするゆとりのあった公立育ちの私は、実に世間を甘く見ているんだ。
せいうちくんは帰ってからも仕事をしていた。
本の原稿がいよいよ佳境に入ってきたらしい。
「中身の性質上、どうしても難しい事象を難しい言葉で表現するのが一番早いんだけど、それじゃキミにはおもしろくないでしょ」と、「噛み砕いて、開く」作業をずっとやってるそうだ。
会社法務に関係ない読者はまず読まないだろうから、そこまで頑張らなくてもいいとは思うが、固くて齧りにくい凡百の本はたくさんあるからなぁ。
せいうちくんの目線ならではのものを書いてもらいたい。

今日のマンガは下瀬川ひなる「教えて!BLソムリエお兄さん」既刊3巻。
「漱石の『こころ』はBL小説である」「ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』はすべてのギムナジウムものの大元になっている」「ホームズとワトソンのBL関係がにじみ出るところ」などの大胆な仮説を「ソムおに」こと「BLソムリエお兄さん」が解説してくれる、要するに何を読んでもBLみを感じられる、というマンガだ。
意外な作品もあり、目からうろこがぽろぽろ落ちる!
25年9月21日
昨日の疲れでぐったり寝ていた。
しかし、11時45分に飛び起きて、温泉旅館の仲居さんに、「お客様、身支度が早いですね!これまで見たどのお客さまより早いです!」と感嘆されたスピードで着替え、12時7分前にはエレベーターに乗って地下の駐輪階に下り、徒歩3分の距離を自転車で1分、到着したのが12時3分前。幸い患者さんはゼロ。
いつものようにひざと手の腱鞘炎を診てもらって、月に1度のシップと鎮痛消炎ジェルをもらって帰る。
家を出てから帰るまで、たぶん15分ぐらいしかかかってない。
先日、大変なことをしでかしてしまった。
乱雑なデスクの上から乱雑にものを取ろうとしたら、端に置いてあったスキャナが傾いて落っこちたのだ。
急いでいたので背後でせいうちくんが「やっておくよ~」と叫ぶのを聞きながら、出かけた。
帰ってから動作状態を見たが、特に問題はないようで、ほっと胸をなでおろした。
しかし、事件はちっとも終わってなかった。
スキャナの底面にある細長い2枚のレンズ(本体側。開くようになってるフタ側にもレンズはある)の間を通して両面のスキャンをするのだが、本の、特にコミックスの製本法のせいで、どうしても本体側のレンズの、糊が当たる一部に糊残りがつきやすい。
これがあると、スキャンしたページ面に光学的な赤や緑の縦線が入ってしまうので、1冊スキャンするごとにフタを開けて無水アルコールをキムワイプにスプレーしたものでレンズ面を拭いている。
特に「黒い部分」では線が目立つので要注意なのだ。
ところが、これまで気づかなかったほどの派手な緑の縦線が、どうしても消えない。
ハルタから出ている「彼に沈む」というやたらに真っ黒なページ多いマンガだったせいだろう、これまで気づかなかった大きな筋がついてくる。
何度キムワイプで拭いても取れない。

よくよくレンズ面を見てみると、小さくぽつりと、針で突いたような白い点が見える。
拭いても拭いても取れないので、これはレンズにひびが入ったか傷がついたかしたのではないか。
ってことは、先日落っことした時の衝撃が原因だろう。
買い替えたくても、1台18万円するセミプロ仕様なので、おいそれとは行かない。
とりあえず製造元を調べてメールで相談したら、「確かに糊残りで画面に線が出ることがあります。よく拭いて、ティッシュなど越しに爪で軽く引っ掻いて、それでも取れなければレンズ破損の疑いがあります」と返事が来た。
基本の工賃から2万円かかる話ではあるが、スキャナはうちの生命線だから、放ってはおけない。
せいうちくんが梱包して、先方に送ってくれた。
あとは修理の見積もりを待つだけだ。
ああ、人生、どこでお金が必要になるかわからない。
とりあえず裁断待ちの本棚をパンパンにして「安く修理できますように」と祈っている。

今日のマンガは渋谷圭一郎「瑠璃の宝石」既刊7巻。
河原で石拾いをしていた少女2人が、鉱物を研究する女性と知り合い、宝石のもとがくっついた「母岩」や砂金が取れることを教えてもらう。
猛烈に興味を持った2人は、彼女のフィールドワークにつきあううち、地学の基礎を学びながら宝石を見つけていく、という話だ。
その辺の山や川にそんな貴重品が眠っているという日常の発見が楽しい。
勉強になるマンガだが、教条的な面はほとんどなく、面白く読める。
25年9月22日
お金のかかる話ばかりの昨今だが、これはもうどうしようもない、いや、むしろ喜びだ。
軽キャンパーが出来上がったそうだ。
今月いっぱいはせいうちくんが動けないので、10月の最初の週末に取りに行くことにした。(相模原の方かどっかで、とっても遠いんだ。行きは電車を使うしかない)
今現在の薬漬けの日々も、せいうちくんの緊張がダイレクトに伝わってきて緊張しっぱなしの状態もひととき忘れて、
「わーい、車ができた―」と2人で踊りまわる。
四駆でターボつけてソーラーパネルもつけて、ほとんどのオプションをつけたと言っても過言ではあるまい。
「車があったら、あれもできる、これもできる。息子カップルが遠くに住んでてもお届け物ができるし、本格的にヒマになったら大真面目に車中泊をしよう!」と新たな決意を固めた。
最後に乗ってたアクアを手放した6年前は、それほど車があると助かるとは思ってなかったんだけど、不思議なものだね。
車を取りに行ったら、まずはGくんに借りっぱなしのポタ電大小を返し、久々にGくんちの近くでカラオケをする。
そのうえで、バーやフックを取り付けられるかいろいろ試して、荷物をなるべく窓際の中空に収納する。
そして翌週は長老の別荘に1泊したあと、名古屋の友人知人に会って回るつもりだ。
どうやってもかさばってしまうのが布団だが、NASAが開発した銀シートとか、Gくんお薦めの電気毛布とか、できるだけ薄く温かく寝られる工夫もしよう。
冷蔵庫はベッドを作ると完全に下に隠れてしまうので、寝る前には断熱ボトルにお茶を用意しておくのも大事。

今日のマンガは宝石つながりで二ノ宮知子の「七つ屋志のぶの宝石匣」既刊25巻。
「七つ屋」とは「質屋」を指す隠語で、後継ぎ娘の志のぶは「宝石の気が読める」「悪い気を消すことができる」能力の持ち主だが、キャラ的にはわりと「のだめカンタービレ」なので、ゆるくて笑える。
質屋さんにはいろんなものが流れ着くんだなぁと、まだ質草を入れたことのない私は感心している。
25年9月23日
私は最近眠りが浅いので、今のうちに昼寝しておくかな。
せいうちくんが仕事の大詰めを迎えるこの2週間を耐えるために、荒木飛呂彦のジョジョシリーズとか木尾士目の「げんしけん」全21巻とか、こないだ大人買いしてしまってやや失敗だったか、と思ってる「ドクターK」シリーズとか、とにかく長編をたくさんiPad Pro 13に入れてあるんだ。こういう時は新しいマンガより、古くて馴染みのある長編を流し込むように読みたい妙な習性のなせる業。そういう意味では、今、長編マンガ読み返し週間に入っているので、普通のマンガの紹介がだんだんネタ切れになってきた。
最近、せいうちくんはめまいがするそうで、先日、私もかかりつけにしている内科医に行ったんだが、薬をもらって「これがなくなってもめまいが残るようなら」と耳鼻咽喉科を紹介されたらしい。軽い風邪からの咳も長引いているし、耳鼻咽喉科大歓迎だ。この辺に住んで3年半、様々な主治医を持っている私でも耳鼻咽喉科に行ったことはない。せいうちくんの無事を祈ろう。

今日のマンガはさらに宝石つながりで、やませちか「宝石商のメイド」既刊7巻。
孤児院出身だが、熱心に勉強して宝石商に雇われるまでの知識と経験を身につけた少女。
買い付けによく店を空ける店主なので、彼女1人で隣の国の国王に嫁ぐ貴族の令嬢の相手もする。
ルビーの色見本を一瞥しただけで、たくさんのルビーの中から「ピジョン・ブラッド」と呼ばれる逸品のみを数個識別したりするほどの腕前。
最初は店主のメイドとして雇われたのでメイド服で宝石店に立つ姿も評判になり、そろそろ店に強盗が入るんじゃないかと心配になる。
これもものすごく宝石の勉強になるマンガだ。
25年9月24日
せいうちくんは出社。
仕事の締め切りまであと1週間を切ったせいで開き直っているのか、それとも調子よくずんずん書けているのか区別がつかないんだが、妙にゆるーい雰囲気を漂わせ始めたせいうちくん。
もしかしたら単純に集中が切れたのかもしれない。
彼は真剣に集中した時の深度もスゴイが、飽きて浮かび上がってきちゃうのもまた、早いのだ。
最低限の字数は書けたようで、あとはいかに読みやすくできるかが問題だ。
人生であまりせいうちくんから手紙をもらったことがないので彼の文章力はどうにも測り兼ねるのだが、素直で素朴な文章ではあると思う。
さて、それで法律に関する本を書くというのはどうなんだろうか。
私にはわからない程度の難しさで出来上がった方が、本としての矜持は保てそうだ。

今日のマンガは漆原侑来(うるしはら・ゆら)の「桃源暗鬼」既刊25巻。
「呪術廻戦」や「鬼滅の刃」が軒並み終わってしまったので、「邪悪なモノ退治」成分が少し足りなくなってきた。
この作品は意外と長いので、もしかしたら「呪術廻戦」より古いのかしらんと奥付を見たら、「桃源暗鬼」は2020年10月発行、「呪術廻戦」は2018年7月発行なので、「呪術廻戦」の方が先に始まっている。
ジャンプで売り出した「呪術廻戦」に対抗して満を持して出てきたのがチャンピオンの「桃源暗鬼」なのかしらん。
未完なので読み終えてないのだが、鬼と桃太郎の確執は現代までずっと続き、「桃太郎機関」なんてものまでできて組織化されてる。
さて、「呪術廻戦」ぐらい魅力的だといいのだが。
25年9月24日
1日1日締め切りが近づいてくるので、私としては待ち遠しい。
もちろんそのあとも編集さんとの細かい直しや校正など、作業はたくさんあろうが、とりあえずせいうちくんが全責任を負う部分は終わるのだ。
「表紙のデザインとか紙の色とか決めるの、楽しいかもよ」とはげましたら、
「いや、『いちばん安い廉価版でお願いします』って言われちゃうのかも」と、気分が上がってないようだ。
本人には笑い事じゃないもんね。
この3か月ぐらい薬をほぼ倍量のんで暮らしていたので、体重は増えるわ足元はおぼつかないわ読んだ本の内容は次から次へと忘れるわ、人間らしい暮らしではなかった。
早く減薬して、体重落としたい。
なお、内科でもらった薬をのみ切っても症状が改善しないせいうちくんの「めまい」、耳鼻咽喉科できちんと診てもらってきた。
「長時間、机の前に座って根を詰めて仕事をすると、三半規管の血流が滞って起こることがある」たぐいの「良性発作性頭位めまい症」というもので、「積極的にめまいが起こるような動きをして、血流を促してください」と言われたそうだ。
要するに三半規管の「こり」か。慣れない文章を15万字も書いて、それをいったん10万字まで削って、手を入れていたらまた15万字まで増えるような仕事を3カ月以上ぶっ通しでやっていたら起こっても不思議のないことだ。
実際にやってることとあまりにリンクしている症状で、安心もあってちょっと笑ってしまった。
慣れれば治る、ないしはその仕事が終われば治るそうなので、心配はないだろう。
25年9月25日
せいうちくんは出社。
私は最近眠りが浅いので、今のうちに昼寝しておくかな。
せいうちくんが仕事の大詰めを迎えるこの2週間を耐えるために、荒木飛呂彦のジョジョシリーズとか木尾士目の「げんしけん」全21巻とか、こないだ大人買いしてしまってやや失敗だったか、と思ってる「ドクターK」シリーズとか、とにかく長編をたくさんiPad Pro 13に入れてあるんだ。
こういう時は新しいマンガより、古くて馴染みのある長編を流し込むように読みたい妙な習性のなせる業。
そういう意味では、今、長編マンガ読み返し週間に入っているので、普通のマンガの紹介がだんだんネタ切れになってきた。

今日のマンガは昨日の「桃源暗鬼」よりもっと「呪術廻戦」みが強いと思われる弓庭史路の「天傍台閣」既刊2巻。
呪物の隠し場所の封印がゆるんでて、流出、って、それはもう「呪術廻戦」だろうに。
あれぐらい面白かったらいいな、の期待で読んでいる。
まだまだ先は長そうだ。
今夜のごはんはタンドリーチキン。
新車を取りに行って装備を整えたら長老の山荘に1泊させてもらい、そこから名古屋旅行に向かう予定なので、1週間寝かせて冷凍したタンドリーチキン(焼く前)を真空パックして手土産にするかな。
25年9月26日
朝一番で眼科の定期検診があったので、8時に起きるという、私にとってはたいへんな早起きをした朝だった。
(それぐらいに起きることも多いが、「起きなければならない」という状態はなるべく作らない、それができる生活なのだ)
眼圧は15と16。
緑内障は進行していない模様。
市の眼科検診の書類が来ていたので女医さんに「どうしましょう?」と聞くと、
「市の検診以上のことを今、やっていますから、必要ないでしょう」とのこと。
確かに私は「一病息災」というか、定期的にいろんな検診を受ける必要があるので、普通に健康な人に比べるとずっと健康であるに違いない。不思議な言い回しになってしまうが。
さすがに眼科の薬出しは早いとみえ、処方箋をスマホで送って自転車で3分のところを戻ってくるまでに、うちの近くの薬局で用意ができていた。
目薬を3種、10本ぐらいころころっと出すだけで、あとは3か月分の目のためのビタミン剤。
「眼圧はいかがですか?」と聞いてくれたので、「15と16です」と答えたら、「それはいいですね」と薬剤師さんににこにこされた。
マンガや本のデータ化を初めて早10年以上。
今では平ぺったいタブレットの画面の上でしか物が読めなくなってしまった。
ほら、本って、開くと奥の方は吸い込まれるような空間になるじゃん。
あそこがなんだか読みにくくって。
そこへもってきてスキャナを修理に出したので、新巻がどんどんたまって行ってしまう。
ああ、いろいろやりたくなって何もできない!自炊に逃避することすらできないのだ。
山田芳裕の「望郷太郎」だけはなんとか生本で読んだが、他は放置しっぱなし。
今、一番待っているマンガと言えば、前出の「望郷太郎」とうめざわしゅんの「ダーウィン事変」、それから濱田轟天×瀬下猛の「平和の国の島崎へ」だろうか。
せいうちくんは、これに能條純一の「昭和天皇物語」が加わるらしい。
鳥飼茜の「バッドベイビーは泣かない」第4巻が読めずにいるのもちょっと苦しいかな。

というわけで今日のマンガは山田芳裕の「望郷太郎」既刊13巻。
最初にタイトルを見た時は、何となく「北の~酒場通りでは~」的な「望郷」が浮かんだ。
しかし、太郎の望郷はそんな生易しいものではなかった。
時代と空間が隔てた故郷、それでもやっぱり人間はお金に行きついちゃうのね。
気になっていたスキャナの修理見積が来た。
なんと、5万円ぐらいで直るらしい。
「10万円を超えたらどうするか」あたりで考えていた我々にとってはまたとない朗報で、さっそく修理をお願いする旨返事をし、送金した。
あとはいつ戻ってくるかだけだ。楽しみだなぁ。
そうだ、9月29日に羽海野チカの「3月のライオン」最新巻が非常に久しぶりに出るんだった。
それまでに1巻から読んで備えておこう。
9月30日に木尾士目「げんしけん」の続編「Spotted Flower」最新巻も来るはずなので、そっちも間に合うように読むのはちょっと無理か?
夜、GくんがChatGPTの類で作ってくれた「息子」の紹介をもう一度読んでいたら(Gくんや私だと「私人」になるので検索不可らしい。息子は一応「公人」なのか)、「SNSでも積極的に発信し」というところにあった「コメディアンの悲劇と喜劇の1週間」というYouTubeのリンクを踏んだら、1か月の山での出稼ぎから帰ってきた妻にいきなり離婚を告げられた直後の怒涛の1週間の記録が、息子を含む3人の人物が語り合う形式で描写してくれていた。
コント師はともかく、あとの2人はキュレーターとジャズピアニストなのに、この人たち、しゃべるのうまいな。
編集がいいのかな。テロップの出し方とか、今の若者はこういうのに精通してるのか。
「後半にいろいろ詰まってた週だったから、月曜に『とにかく今、何かやらないと、コントができなくなってしまう』と思い、店に来てパフォーマンスをした」と語る同じ場所、彼が週に1度店長を務めながらインプロコントも見せるバーで、カウンターに立ったそうだ。
その間に、息子から第一報を詳しく聞いた友人が、「これは録音しておかなければ」と泣いてるところから始まる離婚についての息子の情緒を、1時間近く録音した。
その直後に「大切なことだから聞いてください」というLINEグループが突如立ち上がり、多くの仲間がその録音を聞くこととなり、「あいつがピンチだ!店に行かなきゃ」と大集合したそうな。
「店からあふれて道路に出ちゃうぐらい集まりましたよ」と前に他の若い人から聞いてはいたが、「どうせ盛ってるんだろう」と思っていたのとはうらはらに、YouTubeの映像では本当にぎっしりと客が集まっていた。
Mちゃんから切り出された突然の離婚要請を、かなり冷静にそのまま受け入れていたように見えていたのであまりかまわずに成り行きを見ていたが、離婚届を出すまでの3か月ほど、息子の活動は回数も中身もたっぷりしていた。
「泣くほど苦しんでいたのか」と、彼のひょうひょうとした表情の裏にあるものに、親なのに気づいてやれなかったことは悔やんでも悔やみきれない。
ついては問題の「大切なことだから聞いてください」の音源を聴いてみたくて、息子に「事情をほとんど知らない、しかしできれば知りたいと思っている両親に、音源をくれ」と頼んだら、「もう少し気持ちが落ち着いたら共有できると思うので、もうちょっとお待ちを」と返事が来た。
もっともな話だが、まだ気持ちが落ち着いてないのに、もう次の人と同棲する計画を立てているのか、息子よ。
あれこれ心配だが、YouTubeでの彼の語り口や、目指している境地が落ち着いていて、普段言ってることからまったくブレてないので、せいうちくんと、
「超ポジティブ。おまけに懐が深くて、言葉が温かい。もしかしてスゴイ人間を育ててしまったかも」と現実逃避を図る。
いや、実際立派だったんだけどね。
問題は、この「文化祭」がいつまで続けられるかだと思っている。
水野英子の「ファイヤー!」を思い出してしまうよ。
とにかく、息子よガンバレ。
