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【番外編】ルーティンに振り回されない心の作り方


番外編

ルーティンとメンタルについて、僕が思うことを書いてみようと思います。



なぜ、人はルーティンを作るのか

ルーティンにはいろいろな効果があると言われています。

集中力を高めるため、作業の効率化のため、そして、身体の異変に気付くため。
僕自身も、練習前に決まったストレッチをするようにしていました。
練習の中でも、同じような動きを繰り返すことで、身体の調子を確認する。

それが習慣になっていくと、
試合に入る前に「いつも通りのことをやれた」という安心感が生まれていました。



ルーティンが崩れたときに起こること

でもある日、急な出来事やアクシデントで、そのルーティンができなかったとき。
「今日はあれができなかったな…」という不安が、プレーの前から心に残ってしまったことがありました。

もちろん、ルーティンができなかったからといって、プレーに直接影響するわけではありません。
けれど、「やれなかった」という事実が、メンタルの小さなノイズになる。

その感覚が、すごく嫌だったんです。



キャッチャーというポジションと、ルーティンの難しさ

キャッチャーというポジションは、ピッチャーに合わせて動くことが多いです。

打席でも、キャッチャー防具を外したり、付けたり。
試合の流れによって、準備の時間がまったくないこともある。

それでも、ルーティンを持ち込もうとすればできると思います。
でも僕は、それにとらわれすぎてしまう自分がいたので、
思いきって「ルーティンに頼るのをやめよう」と決めました。



「ルーティン」ではなく、「確認」の習慣へ

完全にやめたわけではなくて、自分の身体を確認するためのストレッチは今でもしています。

ただ、それを「ルーティン」だとは思わないようにしています。
僕にとっては、“試合に向けた準備”の一部。
決めごとではなく、「状態を確認する時間」だと思うことで、気持ちもフラットでいられるようになりました。



ルーティンがなくても揺れない技術とメンタルを

たとえ準備の時間がなくても、
「それに左右されないメンタル」と「それでもできる技術」があれば問題ない。
むしろ、それが本物なんじゃないかと考えるようになりました。

できなかったことを誰かや何かのせいにするのは簡単です。
でも僕は、「できなかったのは、自分の実力不足」だと思うようにしています。



自分でコントロールできることに集中する

理不尽なことや、納得いかないこと。
そんなことは野球の現場だけでなく、社会に出たらいくらでもあります。

僕もすべてを受け入れられているかといえば、正直まだまだです。
でも、ひとつ意識しているのは、**「自分でコントロールできることに集中すること」**です。

天気が悪くて気分が乗らない日。
昔は「天気が悪いからだ」なんて思うこともありました。
でも今は、「天気は変えられない。気分は変えられる」と考えるようにしています。



他人もコントロールできない。でも、自分の感情は変えられる

他人の言動にモヤっとすることもあります。
でも、その人の気持ちを変えることは簡単じゃない。
だったら、その人に合わせて、自分の感情を調整する。

それができたら、めちゃくちゃ強いと思うんです。

もし、明らかに足を引っ張ってくるような人がいたら?
無理して仲良くなる必要なんてない。
必要最低限の付き合いでいい。
自分の大事なエネルギーを、そこに割くことはしません。



最後に

野球も人生も、「自分じゃどうしようもないこと」は山ほどあります。
でも、そんな中でもいいパフォーマンスを出していくためには、やっぱりメンタルコントロールが大事。

ルーティンは、その助けにもなるけど、
頼りすぎると、逆に不安を生むこともある。

「なくても大丈夫な自分」になること。
それが、僕がたどり着いた答えかもしれません。

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