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つらかった球場が、今は帰りたい場所

「わたしの帰りたい場所」

このタイトルを目にしたとき、真っ先に思い浮かんだのは、大学の練習場だった。
小中高と、それぞれに思い出はある。楽しいことも、つらかったことも、たくさんあった。
けれど、やっぱり一番濃く記憶に残っているのは、大学生活だと思う。
そして、あの球場こそが、自分の人生が大きく変わった場所だ。

富士山が見える球場で、毎日練習に励んだ。
手術をした時期は、授業をサボって球場に通い、ひたすらリハビリに取り組んだ。
人のいない早朝、球場の片隅にある小さな小屋にこもり、黙々と地味なリハビリを繰り返す日々。
曲がらない肘。動かない膝。本当に良くなるのかと、不安と痛みに何度も心が折れそうになった。

それでも、逃げ出さなかった。
当時は「これを乗り越えれば大丈夫」なんて思えなかったけれど、今振り返れば、あの時間があったからこそ今の自分があると、胸を張って言える。

そんな思い出が詰まった球場、小屋。
毎年オフになると訪れて、監督やコーチと昔話に花を咲かせ、また自分を頑張らせてくれる場所だ。
そんな場所にこれからも笑って帰りたい。

柿沼友哉

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