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のぼり旗が車に飛んできて、少額訴訟をした話

― やってみて思った「正直、割に合わない」という現実 ―

以前、走行中に
お店の宣伝用のぼり旗が車に飛んできて、
車に傷がつく事故に遭ったことがあります。

幸いケガはありませんでしたが、
修理が必要な状態でした。


事故直後に「やっておけばよかったこと」

今振り返って、
一番強く思うのはこれです。

  • 事故直後に、もっと早く写真を撮ればよかった

  • 現場全体や物の位置を、角度を変えて残せばよかった

  • 360度のドライブレコーダーを付けていればよかった

事故のショックと、
小さな子どもを車に乗せていたこともあり、
冷静に証拠を残す余裕がありませんでした。


保険会社が「関与できない」と言ったとき

相手側の管理不十分が原因の場合、
自分の保険は使えず、
保険会社も交渉に入れないケースがあります。

私はこのとき、
「当事者同士で話し合ってください」
と言われました。

正直、とても心細かったです。


話し合いは長引き、少額訴訟へ

最初は、
「修理してくれるならそれでいい」
と思っていました。

相手にも悪気はなさそうに感じたし、
車が元の状態に戻るなら、それで十分だと思ったからです。

警察に相談し、
交通事故の相談窓口を紹介してもらった結果、
少額訴訟という方法があることも知りました。

相手に
「少額訴訟を考えている」
と伝えると、
「要望は何ですか?」と聞かれました。

私は
「車が元の状態に戻れば問題ありません」
と答えました。

相手から
「知り合いの修理工場で直してもいいか」
と聞かれ、
「きれいに直るなら大丈夫です」
と電話で話し合いました。


話し合いが長引いた理由を、今ならこう思う

そこから、
修理工場の空き待ち、
連絡待ち、
また連絡待ち……
という状態が続きました。

こちらから連絡をしても、
「まだ連絡が来ていない」
「また来月連絡する」
と言われ、
修理工場の連絡先も教えてもらえませんでした。

事故から数か月が経ち、
不安になって連絡をしても返事はなく、
示談書を送っても状況は変わりませんでした。

最終的に、
「修理費用は払わない。訴訟を起こしてもかまわない」
と言われ、
少額訴訟を起こすことになりました。

今になって思うのは、
最初から
「いつもお願いしている修理工場で修理するので、修理費用を支払ってください」
と、はっきり伝えればよかったということです。

相手を思って曖昧にしたことが、
結果的に、
長くて苦しいやり取りにつながってしまったのだと思います。


それでも、怖かったこと

一番怖かったのは、
お金を自分で受け取りに行かなければならなかったことです。

相手が逆恨みしている可能性を考えると、
正直、とても怖かった。

「勝ったから安心」
とは、まったく思えませんでした。


正直な感想:少額訴訟は割に合わない

手続きにかかった時間、
書類作成、
精神的な消耗。

金額だけ見れば回収できても、
心の負担は想像以上でした。

「泣き寝入りはしたくない」
でも
「また同じことをしたいか」と聞かれたら、
答えは NO です。


あとから振り返って思うこと

もし似たような場面に出くわしたら、

  • できるだけ早い段階で条件をはっきりさせる

  • 優しさだけで判断しない

  • 「正しいか」だけでなく
    **「自分が耐えられるか」**も含めて考える

これは、
実際に少額訴訟を経験してから感じた、
私なりの実感です。


最後に

少額訴訟は、
「簡単」「気軽」なものではありません。

正しさを通すことと、
自分の心を守ることは、
必ずしも同じではない。

この経験を、
忘れないためのメモとして、
ここに残しておこうと思います。

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