数字の向こう側に、市場の動きが見えてきた ― 愛媛新聞「経済欄」を読む ―2026年8月8日(土)R8
今日も愛媛新聞の経済欄を、無理をしない範囲で読んだ。
以前は、為替や株価の数字がたくさん並んでいると、それだけで疲れてしまった。全部理解しようとすると、読むことそのものが負担になり、次の日に新聞を開くことさえしんどくなってしまう。
だから最近は、「全部わからなくてもいい」と思うようになった。
一日に少しずつでいい。
今日わかったことが一つあれば、それでいい。
今日、特に面白いと思ったのは、日経平均株価の一日の動きだった。
朝は65,800円前後から66,000円近くまで上がったあと、急に65,200円前後まで大きく下落した。その後も上がったり下がったりを繰り返しながら、午後には少しずつ値を戻し、最後は65,606.71円で終わった。
新聞には「平均株価は小幅続落」と書かれていた。
終値だけを見ると、前日比16.55円安で、「ほとんど変わらなかった」と感じる。
けれど、実際のチャートを見ると、途中で大きくガクンとへこんでいる。
そのへこみを見ていると、「株価は一日中同じように動いているわけではないんだ」と分かる。大きく売られる時間があり、そこから買い戻される時間があり、また下がり、最後には少しずつ戻っていく。
数字だけを読んでいたときには分からなかった市場の動きが、チャートを見ることで少し見えるようになってきた。
今日は、為替についても読んだ。
ドル円は158円台、今日の対顧客相場では米ドル159.64円、ニュージーランドドルは95.04円だった。
春にニュージーランドへ行ったころは、NZドルが100円を超えていた記憶がある。それと比べれば、今は円高・NZドル安になっている。
いつまでニュージーランドへ行けるのか、これからの体力や飛行機の負担、費用のことを考えると、先のことは分からない。
それでも、息子たちが住むニュージーランドへ行くことを考えると、為替の数字も以前とは少し違った意味を持って見えてくる。
株式欄では、ロート製薬の株価が大きく上昇していた。業績予想の上方修正や、オーストラリアの子会社による外用鎮痛剤ブランドの事業権取得など、好材料が重なったためだという。
レゾナック・ホールディングスも、AI向けの先端半導体材料が好調で、利益予想を大幅に上方修正したことで買われていた。
一方で、ゴールドウインは業績予想を下方修正し、株価が下落していた。ノースフェイスには夏物商品もあり、天候不順が販売に影響することも知った。
金の価格は1グラム24,112円。プラチナは9,954円だった。
さらに、大阪の枝肉価格や豚肉、鶏肉、そして松山市中央卸売市場の野菜や果物の価格も見た。
白菜や人参、ハウスみかんなどは、同じ品目でも高値と安値の差がとても大きかった。
なぜこんなに違うのだろうと考えてみると、産地、品質、等級、入荷量、その日の需要など、いろいろな要素が価格に影響しているのだと分かってくる。
今日の経済欄を読んで、全部を理解できたわけではない。
それでいいと思っている。
経済は、一度に全部分かるものではない。
昨日より今日、今日より明日、ほんの少しだけ分かることが増えればいい。
そして、毎日たくさん読んで疲れてしまうよりも、「今日はここまで」と切り上げて、また次の日に新聞を開くことのほうが大切なのだと思う。
今日、日経平均のチャートの真ん中に大きくできた「へこみ」を見て、「面白いな」と思えた。
それだけでも、以前の自分とは少し違う。
数字を覚えるだけではなく、その数字の向こうで人が売ったり買ったりし、企業のニュースや為替、天候、世界の動きによって市場が動いている。
少しずつではあるけれど、経済欄が「数字の羅列」から「世の中の動き」に見えてきた。
今日も、ここまでで十分。
無理をせず、少しずつ続けていこうと思う。
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