【古典洋画】「レ・ミゼラブル」
例え自分は食えなくとも、慈悲の心で、貧困にあえぐ不幸な人にパンをほどこす。すると不幸な人は感謝して涙を流すか?いや、さらにパンが欲しいがために、一時でも詐欺師と化す…。
そういう人間を見つめた19世紀フランスの文豪、ヴィクトル・ユゴーの代表作「レ・ミゼラブル(あゝ無情)」。
一回でも犯した罪は一生消えないものなのか?
幼い頃に、教科書か抄訳で読んだと思うけど、とにかくロシア文学にも負けない程の重さと暗さを備えた重厚な作品であった。
186分と長尺だが、最も原作に忠実と評価される、ジャン・ギャバン主演の、1958年のジャン=ポール・ル・シャノワ監督作品。図書館のDVDにて。
人間同士を反目させた19世紀のフランス社会において、ジャン・バルジャンを中心に、正義、悪徳、罪、革命、恋愛…様々な顔を見せる人間たちを描く。
これほどの重厚な人間ドラマは、なかなかお目にかかれないだろう。ジャン・ギャバンの演技力、堂に入ってるね。
人はどう生きるべきか、慈悲とは何か、人間とは、という基本的命題を突き付けた大作だ。
罪を背負ったジャン・バルジャンが最期に言う。「世の中には大事な事が一つある。愛する事だ」。確かに。
「無知と悲惨のある限り、本書も無益ではあるまい」byユゴー












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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。