【邦画】「226」

もうすぐ226ということで、YouTube松竹公式チャンネルで、五社英雄監督の、1989(平成元)年の作品「226」を鑑賞。

若い頃に観たと思うけど、公開当時は、ヒロヒト天皇の死去もあって、大喪の礼が終わるまで自粛となった作品。

226事件は、昭和維新と共に、ヒロヒト天皇の弟、秩父宮の擁立の動きもあったために、自己保身のヒロヒト天皇の人間的逆鱗に触れて、決起将校は逆賊となってしまった。

製作は、まだヒロヒト天皇が生きていた時なので、ヒロヒト天皇が関わる面に関しては、詳しくは描かれていない。

昭和維新のために決起して“君側の奸”を打つ→政府は混乱、ヒロヒト天皇激怒→日本国のために決起したのに逆賊!?→結局、自己保身と現体制に固執するために解散命令下る→兵は続々と部隊に還る→首謀者は逮捕→自決・処刑(シーンはなし、銃声のみ)…という流れで、決起将校やその家族の人間的苦悩に焦点を当て、悲劇ばかりを強調したドラマだ。

よって俺的にはあまり興味をそそられないし、メッチャつまらなかった。前に観た時もそうだったな。これじゃあ事件の内容もわからない。まだ、健さんと小百合さんの「動乱」の方が良かったと思う。

将校の妻役の、名取裕子、南果歩、賀来千香子、有森也実、安田成美、藤谷美和子はステキだけどね。古典映画の「叛乱」や佐分利信が監督した映画も観てみたい。

テロでもクーデターでも、目的が“純”過ぎると、いくら“正義”であろうとも現実離れしてしまう。基本的に政治は現実なのであり、右でも左でもない、中道・保守保身が一番強いのだ。日本は、外圧に流される傾向にあるから、突発的なテロが有効になることはあると思うけど。

226は三島由紀夫を心酔させ、数々の映画や小説にもなって来たけど、失敗して死んで悲劇となったからこそ、興味を惹くドラマとなったのだ。


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TOMOKI 脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。

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