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【⚾️】どれだけ暗黒が続こうと│2026/5/3 千葉ロッテマリーンズ2軍現地観戦記

2026年5月3日のファーム、オリックス・バファローズ対千葉ロッテマリーンズ戦(杉本商事Bsスタジアム舞洲)の観戦記録です。

この投稿は、日本プロ野球機構(NPB)の定める撮影・配信規定を一読、遵守の上作成しております。

3地区制の恩恵

 今年から、2軍公式戦は2地区制から3地区制に変更された。1地区あたりのチーム数が減ることでどんな日程が組まれるかと思っていたが、驚きの発表だった。マリーンズは東地区から移動はないが、中地区へ移動となった元東地区のチームとの対戦機会は存続。さらに、元西地区のチームとの対戦も組まれる様になり、2軍にも大幅な遠征が生まれることになった。遠征好きの私にとっては願ったり叶ったりである。当然、いつも1軍で戦っているバファローズの2軍本拠地である舞洲で戦うのははじめての機会なので、かなり新鮮だ。

 そんな本日のスタメン。若手や育成選手が中心のバファローズに対し、マリーンズは1軍でも実績のある選手が揃う。ただ、刻々と試合が続くプロ野球においては、すぐに過去の栄光となってしまう。ユニフォームを着続けるためには1軍の試合に出続けるしかない。そのために、みんなもがいている。

躍動する育成組、苦悩する中堅組

 先発のマウンドに上がったのは森遼大朗選手。育成選手として入団し、一度は支配下を掴むも再び怪我で育成選手となった。今は2桁背番号をもう1度取り戻すために力投する日々だ。

 今日の森選手はコントロールが冴え渡っていた。5回を投げて7つの三振を奪ったが、そのうちの4つが外角低めいっぱいに決まっていた。両軍無得点の時間が続いたり、相手バッターに粘られることも多く決して楽ではない展開だったが、ペースを乱すことなく投げ切れた。制球力の良い要因として、森選手は元々フォームが綺麗で、リリースポイントも安定している。それを利用し、ストレートとスライダーをうまく投げ分けさせた富山紘之進選手とはまさに阿吽の呼吸だった。富山選手は現在、独立リーグの千葉スカイセイラーズの試合にも出ており、二足のわらじを履いている。実践経験を積んで成長していくことだろう。他にも髙野選手はファウルゾーンぎりぎりの打球を2度好捕し、勝又選手はエラー直後に難しい打球を捌き即リベンジ。3桁背番号の選手達がチームを盛り立てた。
 一方で苦戦しているのが1軍でも名のある打者達。バファローズ側は2023年の侍ジャパンに選ばれた宇田川優希選手が怪我からの実践復帰登板した他、藤川敦也選手、森陽樹選手、佐藤龍月選手の高卒ルーキー投手3人が一挙に公式戦デビューを飾った。そんな彼らにプロの洗礼を浴びせるどころか、流れを渡してしまった。快音はなかなか生まれず、ストレートに差し込まれフライアウトとなってしまう。首をかしげて打席を去る選手達、特に安田尚憲選手の表情は暗かった。手ごたえを掴めるまでの期間は決められていない。ゴールの見えない道を歩くほど苦しいことはない。だからこそ、上も下も見ず目の前に集中するしかないんだ。

暗黒が晴れるその日まで

 今日は試合開始から雨が降っていた。強まったり弱まったりを繰り返しながら試合が進み、8回表に入る直前に試合中断。それから5分後、視界不良(暗黒)によるコールドゲームが宣告され試合終了。0対0のまま引き分けに終わった。勝ち切れず、1本が出ず、天気も悪いとなんとも消化不良な形で試合が終わってしまったが、次の試合はすぐにやってくる。今日、ここにいる選手達が1日でも早く1軍に戻ってくる日を信じて、引き続き声援を送っていきたい。

 さて、明日からは入れ替わる様に1軍が大阪にやってくる。先発は今年、遂に2軍落ちを経験した小島和哉選手。浦和での3週間の鍛錬が実ることを祈りたい。それにしても暗黒コールドって響きがちょいとかっこいいな。

同じ釜の飯

 そして、バファローズといえば本日4番に座っていた香月一也選手を忘れてはいけない。彼は列記とした元マリーンズ戦士で、中村奨吾選手と同じ2015年入団組の1人。私もマリーンズを応援し始めたのがこの年なので、奨吾選手共々勝手ながら同期の様な親近感があった。マリーンズでは打てるサードとして期待されていたが、1軍での出場は少なかった。安田選手の台頭もあり、2020年に昨年引退した澤村拓一選手とのトレードでジャイアンツへ移籍した。

しかし、そのジャイアンツのサードにはメジャーリーガーとなった岡本和真選手がおり、その壁はあまりにも厚すぎた。ジャイアンツでも出番を得られず2023年限りで退団し、育成選手としてバファローズに加入。今年で3年目を迎えている。ちなみに、香月選手はサブロー監督と共にプレーしたこともあり、バットを譲ってもらったエピソードは今も印象に残っている。

3球団を渡り歩くもいずれも2軍にいる時間の方が長かった。それでもストイックに試合に出続けるプロ野球選手としての振る舞いと意地にはただただ頭が下がるばかり。そんな香月選手を浦和やジャイアンツ時代に続いて、バファローズでもプレーする姿を見ることができたのは嬉しかった。どうか今シーズン、少しでも多くのチャンスが訪れることを願ってやまない。

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