現代詩『マシンガン電池』 #消費財
いつも立ち寄るホームセンターの
特売ワゴンに
放り込まれた新商品は
単1形のアルカリ乾電池と同形で
名前を“マシンガン電池“と言っている
アルバイトと思われる店員の
説明によれば
その電池を左右同時に
2つ、耳の付け根に装着すれば
“粗い3秒間の沈黙のあとに
乾いた唇が独り言を連射する“
こぼれだしたのは
Recommendで提案された いつもの例の歌
聖人気取り ありふれた戯言も
“君は君だよ“だなんて 馬鹿高い音程も
くだらない、
くだらないって 思いはするけど
でも、整備不良で接触が悪いのか
僕はいつまでたっても僕を射た無垢な言葉は発せないでいる
一緒に買った拡声器も
気付けば、マシンガン電池が死ぬほど必要らしい
次の週には
ミサイル電池に付け替えた
これはとても大きな丸型の
決して値引きされない高価な代物
自動追尾の本音がこぼれる
愛のエネルギー先 ⋯
それは、
きっと君
僕は君だよ
そして、
僕
“ーーーーーーーーーーーーーーーーー
生きる為にはエネルギーが必要です!
売り切れ御免! 1人2個まで!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー“
しなびた風にポップが揺れる
僕は機械か、ロボットなのか、
もう要らない
全部、壊れてしまえばいい
僕が思いついた
(参考)
現代詩の音響的観測実験として、SUNO AI (v4.5-all) で作成した楽曲データを添付します。
あくまで、「歌詞」ではなく「現代詩」に対して、曲をつけるという実験です。参考結果として扱っていただけると幸いです。
Lyrics : トモyuワ / Music : SUNO AI (v4.5-all)
