おじさんは私服を持っていない?化石となった「社内旅行」の集合写真で見つけた、愛すべき法則
新入社員にとっての最初の大仕事、それがいまや化石となりつつある「社内旅行の幹事」でした。
当時は毎月2,000円ほどの積み立てをして、旅行費用に充てていたものです。
幹事の腕の見せ所といえば、何といっても行き先、食事、宿、そして宴会を盛り上げる「余興の企画」でした。
余興といえば、わたしの出番です。
プロデューサー気取りで全力で企画を練り上げました。 今回仕掛けたのは、営業所員全員の「子供時代や若い頃のポートレート(写真)」を1枚ずつ持ってきてもらい、それが誰かを当てるクイズです。
普段はろくに話したこともないような、強面のベテラン営業マンのところへ行き、「昔の写真を貸していただけませんか?」とお願いして回りました。最初は「そんな暇ないわ!」と無下に断られることもありました。
しかし、そんな方に限って、数日後に「トミセンス、これ持ってきたよ」と、照れくさそうに写真を出してくれるのです。そのツンデレな優しさが、新人のわたしにはたまらなく嬉しかったです。
この企画は狙い通り爆発的なヒットとなり、新入社員の幹事として高い評価を得ることができました。
さて、社内旅行の締めくくりといえば、全員での集合写真がつきものです。 後日、過去の旅行写真をずらりと並べて眺めていたとき、わたしはある「おじさんの法則」に気がついてしまいました。
おじさん、私服を持っていない。
驚くべきことに、大多数のおじさんが毎年まったく同じ服を着て写っていたのです。
かく言うわたしも、写真を見返してみたら毎年、同じパーカーを着て写っていました。
人のことは全く言えない、微笑ましき昭和・平成の思い出です。
