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美男美女のCMに憧れた僕が、工事現場のプレハブで職人さんとコーラを飲んだ青春の記憶。

〽はじめてじゃないのさ、いつでも一緒なら
いま何か感じているこのフィーリング
さわやか君に I feel Coke


学生時代、わたしが思い描いていた「格好いい社会人」のイメージは、まさにコカ・コーラのCMに登場するお兄さんやお姉さんたちそのものだった。誰もが眩しい笑顔を浮かべ、都会の風に吹かれながら、さわやかにコークを飲み干す、そんな世界だ。

しかし、現実は甘くなかった。
社会人になったわたしも、確かにコカ・コーラを飲むには飲んだ。

ただし、そのシチュエーションはCMとは180度違っていた。
四方を囲むのは、洗練されたオフィス街ではなく、無骨な工事現場。
きらきらした美男美女の代わりに、年配の職人さんたちと並び、煙草の煙をくゆらせながら自販機のコーラを喉に流し込む日々。
それがわたしのリアルな日常だった。

思い描いていたスマートな社会人生活とは程遠かったけれど、あの場所には本物の温かさがあった。
右も左もわからない青二才だったわたしに、仕事のイロハ、そして社会の厳しさと優しさを叩き込んでくれたのは、現場の職人さんたちだった。

今振り返れば、あの泥臭い時間にこそ、わたしは本当の「I feel Coke」を感じていたのだと思う。

そして、この夏。

マクドナルドとコカ・コーラが、あの懐かしの『I feel Coke』のCMを復活させた。
りくりゅうペア、細田守監督による名作アニメのオマージュ、そして櫻坂46の森田ひかるさん。
画面の向こうで、学生時代に憧れ続けたあの眩しい世界が、現代の映像として鮮やかによみがえった。
この最高のリバイバルを企画した人は、きっとわたしと同じ時代を生き、同じようにあのCMに心を躍らせていたに違いない。
「本当にありがとう」

かつて、テレビCMは単なる広告ではなかった。
そこから新しいトレンドが生まれ、スターが誕生し、名曲が流行し、私たちの生活の一部、あるいは文化そのものだった。
皆さんにも、今でも胸の奥に鮮烈に残っている記憶のCMがあるのではないだろうか。

そうそう、思い出した。
当時のコカ・コーラのCMに出ていた、モデルの松本孝美さんに憧れていました。




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