七転び、やっと起き

俺は何かに躓きゆっくりと転んだ

ゆっくりだったから痛みなどは無い

だが何だか息苦しい

俺は立ち上がりまた歩き始める

足場が悪くて歩きにくい

また転ぶ

まあ、ダメージは無い

だが耳鳴りがし始めた

俺はヨロヨロと立ち上がる

息苦しさが増す

また歩き始める

あーダメだ、また転ぶ

着ている服のせいか

起き上がるのもやっとになってきた

大体この服、動きにく過ぎる

また転んだ

俺は立ち上がり周りを見回した

息苦しさは続いている

それに視界がぼやけてきた

転んでは立ち上がり

立ち上がってはまた転ぶ

息苦しさ、耳鳴り

それに激しい頭痛が襲う

七度目に転んだ時、俺は空を見上げた

天空には大きな惑星が浮かんでいる

幻覚か

いや、あれは本物

地球だ

俺はやっとの思いで立ち上がる

酸素切れの警告音が鳴り響く

着陸船は見えない

ここは月面

調子に乗って遠くまで来すぎてしまった

視界のすみに仲間の乗るモービルが見えた

俺はこれが幻覚でない事を祈った

モービルが止まり仲間のクルーが俺を支える

良かった、現実だ

それにしても宇宙服って

歩きにくいのね

こちらの企画に参加させて頂きました。よろしくお願いします。

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