【サンとアシタカのその後】認知科学と心理学で読み解くもののけ姫
サクッと見るなら👆🏻25秒
『もののけ姫』のラスト手前で、サンは「アシタカは好きだ。でも人間を許すことはできない」と言い、

アシタカは「それでもいい。サンは森でわたしはタタラ場で暮らそう。共に生きよう」と答える。

物語の最後はコダマの姿で幕を閉じ、

真っ黒なエンディングロールと歌。(はりつめたー)
もちろん、サンとアシタカの未来は描かれない。
ファンは「その後」を想像するけど、宮崎駿監督は少しだけヒントを残している。
物語の「隙間」
脳は物語の曖昧さを埋めようとする。
サンとアシタカの別れは、明確な結末を与えないことで未来を想像させるんだ。
サンの自然へ忠誠するしかない状態と、アシタカの人間社会への責任。(この責任については諸説あるが…)
この対立は、認知的な解決欲を刺激しますが、宮崎監督はあえて答えを避け、観客に考えさせます。

社会的には対立関係!
悩ましい状態だね。
宮崎監督はたまにみんなが引くようなことを平気で言う。「自然を守ることが良いとか、守らないことが悪いということじゃない」とか。
ただ、もののけ姫の構成は、単なる目で見る映画から個人的な考えに昇華してる。これは、ただ見るだけで考えさせるってすごいテクニックだと思う。
宮崎監督の語る「生きる覚悟」
宮崎監督は、サンとアシタカの未来をこう語る

要約「アシタカはタタラ場とサンの間で引き裂かれながら生きる。タタラ場が木を500本切りたいと言えば、サンは怒るかもしれない。で、250本ならどう?と交渉する。生きていくってそういうもの」
これは心理学的な認知的不協和と言える。
アシタカはこれから、自然と人間の対立の調整役で、相反する価値観の中で葛藤する。
これは、感情を抑えつつ折り合いをつける感情調整とも言える。現実の環境問題とか人間関係の複雑さも感じるよな。アシタカは、、まあつまり、妥協の人生になるってことだ。背負うもんが大きいってきついんだな。
サンの「トゲ」とアシタカの受容
サンの「アシタカは好き。でも人間は許せない」という言葉は、宮崎監督曰く「アシタカに刺さったトゲ」。

文字数は少ないけど
どちゃクソ重い言葉だぜな

思い出しちゃうよな…
心理学的に、これはサンの感情スキーマ(感情の枠組み)だ。でかいトラウマ。
サンは人だが、人に捨て(捧げ)られてオオカミに育てられ、さらに人間たちに自然(故郷)破壊をされた経験(恐怖や不安)は強力な信念になる。
この信念は、彼女のアイデンティティで、簡単には変わらない。おそらくサイズの変化はあったとしても一生ものだろう。

「哀れで醜い可愛い我が娘」と言っている。
人に捨てられ(哀れ)
人間にも山犬にもなりきれぬ(醜い)
可愛い我が娘♡
めちゃくちゃ深いよな。
アシタカはサンの葛藤を無理に解消せず、受け入れる姿勢を見せる。
これは感情的知性(EQ)が高いと言えるけど、こういう言い方すると、きっと宮崎監督に怒られる。そーゆーの嫌いだから。笑
でもさ、普通にサンのことを少しでも想ったら、もう二度と(特に人間の手で)無理矢理なことさせたくないよな!つーか無理矢理に解消すること自体がダメだしな!
それはEQが高いとか解決能力(IQ)が高いとか、そーゆーことじゃなく、あたりめぇのことじゃないかなと思った。
自分にとって都合がいいとか、儲かるとか、そーゆー事ばっか考えてると、そこら辺が麻痺するんだろーよ。

リアルなこの世界だけどな。
無言のプロポーズ
実は、サンの言葉はアシタカの「プロポーズ」への返答だったと宮崎監督は明かしている。
このプロポーズは、セリフのないシーンで示唆されてるだけ。非言語だからこそイメージしちゃうわけだ。

おそらく、、、
「一緒にタタラ場で暮らさないか?」
アシタカだからもっと軽くかな?
「タタラ場に戻ろう!」
とかかな?
んー、、なんて言ったのかなー…
一か八かの賭けすぎるぞアシタカ!
複雑さと共に生きる美しさ
『もののけ姫』はハッピーエンドでも悲劇でもなく、葛藤の継続(リアル)を描いてる。
サンとアシタカは、愛し合いながら異なる世界を選び、妥協と交渉を繰り返す未来へと進むのだろう。
認知科学には不確実性への耐性ってのがあって、「まあ色々あるけど上手くやってこう」ってやつだな。
うおー、でもすごくね?
ファンタジーみたいな『もののけ姫』の世界を見せてるのに、現実的な人生とか世界とか「生きる」ってことを考えさせちゃうのってさ。
みんなは『もののけ姫』を見てどう思ったかな。
それぞれの思うところがあって楽しいよな!
では、また明日!
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