14歳にもわかる「論理的思考」と「ロジカルシンキング」
みなさんは「論理的思考」とか「ロジカルシンキング」って言葉を聞いたことありますか?
「なんだか難しそう・・・」
「頭の良い人が使うやつでしょ?」
そう思ったそこのあなた! 大正解!!・・・
と言いたいところですが、実は全然違うんです。
だって、この思考法、未来の社長さんや科学者さんだけじゃなくて、もしかしたらあなた自身も知らないうちに毎日使ってるかもしれないんですから。
「論理的思考」と「ロジカルシンキング」の不思議な関係
「論理的思考」と「ロジカルシンキング」。この二つの言葉、なんだか似てますよね? そう、まるでそっくりな双子みたいに。
でも、ちょっと性格が違うんです。
例えるなら、「論理的思考」が「料理をする時の頭の回転」だとしたら、「ロジカルシンキング」は「料理のレシピ本」みたいなもの。
「は? 何言ってるかわかんない!」って声が聞こえてきそうですね。
もうちょっと詳しく説明してみましょう。
「論理的思考」は、例えるなら、探偵が事件の真相を突き止める時の頭の中です。
「Aという証拠がある。Bという証言もある。これらを組み合わせると、犯人はCだ!」って、筋道を立てて考える、その「考える力」そのものなんです。
目の前にあるバラバラの情報を、点と点とをつないで線にして、最終的に「なるほど!」という結論にたどり着く、そんな思考のプロセス全般を指します。
一方で、「ロジカルシンキング」は、その「考える力」をもっと「うまく、効率的に」使うための「テクニック集」みたいなものです。
「この事件の犯人を見つけるには、まず容疑者をリストアップして、アリバイをチェックして、物的証拠を探そう!」というように、問題を解決するためにどういう手順で考えを進めるか、どんなツールを使うと効率的か、といった「型」や「方法論」を指します。
もっと分かりやすく言うと、「論理的思考」は「よし、犯人を捕まえるぞ!」という強い意志と、それを実行する頭脳。「ロジカルシンキング」は、その頭脳を使って「犯人を捕まえるための捜査マニュアル」なんです。
だから、「論理的思考」ができないと、どんなに良い「ロジカルシンキング」のツールがあってもただの紙切れになっちゃうし、「ロジカルシンキング」を知らないと、せっかくの「論理的思考」が遠回りばかりしちゃう、なんてことにもなりかねません。
いつ、どこで使うの? 意外と身近な活用術
じゃあ、この二つ、私たちの日々の生活でいつ使うんでしょう?
例えば、お母さんに「ねぇ、なんで部屋片付けないの!?」って怒られたとしますよね。
そんな時、「だって、マンガ読んでたんだもん」って答えるだけじゃ、さらに怒られるだけです。
そこで「論理的思考」と「ロジカルシンキング」の出番!
あなたはこう考えます。
「お母さんが怒ってるのは、部屋が散らかってるからだ。部屋を片付ければ怒られないはず。でも、今すぐ全部は無理。じゃあ、まず何から片付ければいいかな?」
ここで「ロジカルシンキング」が活躍します。
「よし! まずは床に散らばってる服を畳んで、次に机の上のプリントを整理して、最後に本棚を綺麗にしよう! それから、片付けた理由を『急に友達から連絡があって、ゲームしなきゃいけなかったから、後でまとめてやろうと思ってたんだ!』って言ってみよう!」
どうです? 最後の言い訳はちょっと怪しいですが、これも立派な思考プロセスですよね。
どんなツールがあるの? 必殺技と秘密道具
ロジカルシンキングには、いろんな「必殺技」や「秘密道具」があるんです。
いくつか紹介しましょう。
(1)MECE(ミーシー):漏れなく、ダブりなく!
まるでスーパーヒーローの変身ポーズみたいですが、「MECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)」と読みます。
これは、「考える対象を、漏れがないように、そして重複がないように分類する」という考え方です。
例えば、「クラスの人気者になるには?」という問題をMECEで考えてみましょう。
・性格面:いつも笑顔、困っている人を助ける、面白い話ができる
・外見面:清潔感がある、おしゃれ、姿勢が良い
・行動面:みんなに公平に接する、積極的にイベントに参加する、勉強を教える
どうですか? これで「人気者」の要素を漏れなく、ダブりなく考えることができますよね。
まさに、宝の地図を正確に作るようなものです。
(2)ロジックツリー:原因と結果の木を育てる!
これは、ある問題の原因や解決策を、まるで木の枝のようにどんどん分解していくツールです。
例:「今日のテストで赤点を取ってしまった!」という問題のロジックツリーを考えてみましょう。
・赤点だった
・勉強不足
・授業を真面目に聞いていなかった
・宿題をやらなかった
・テスト勉強をしなかった
・ゲームばかりしていた
・マンガばかり読んでいた
・問題が難しかった
・先生の説明が不十分だった
・教科書の内容が理解できなかった
こんな風に原因をどんどん掘り下げていくと、「あ、原因はゲームのしすぎだったんだ!」とか、「先生に質問すればよかったな」といったように、本当の問題点が見えてくるんです。
これは、まるで謎解きゲームの攻略ルートを見つけるようなものですね。
(3)フレームワーク:思考のテンプレート!
「フレームワーク」は、あらかじめ用意された思考の枠組みのことです。
パズルで言うと、最初からピースの形が決まっている台紙みたいなもの。これに沿って情報を埋めていけば、自然と論理的な考えがまとまる、という便利なものです。
例えば、「SWOT分析」なんていうものがあります。
これは、自分の強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)を整理するツール。
例:「部活でレギュラーになるには?」で考えてみましょう。
・強み(S):足が速い、集中力がある
・弱み(W):シュートが苦手、体力が続かない
・機会(O):新しいコーチが来た、ライバルが怪我をした
・脅威(T):新入部員が上手い、練習時間が短い
これらを書き出してみると、「シュート練習を重点的にやって、体力アップのために毎日ランニングしよう!」といった具体的な作戦が立てやすくなりますよね。
まるでゲームで自分のキャラクターのステータスを分析して、レベルアップ計画を立てるようなものです。
最後に、もう一つ伝えたいこと
さて、ここまで「論理的思考」と「ロジカルシンキング」について、なんだかんだと語ってきましたが、最後にもう一つだけ伝えたいことがあります。
この二つの思考法、確かに便利です。まるで魔法の杖のように、どんな問題も解決してくれる!・・・かのように見えるかもしれません。
でもね、忘れてはいけないのが、「論理的思考」も「ロジカルシンキング」も、あくまで「ツール」だということです。
どんなに素晴らしい包丁を持っていても、料理人の腕が悪ければ美味しい料理は作れません。どんなに高性能な計算機があっても、数字を間違って入力すれば、変な答えしか出てきません。
本当に大切なのは、そのツールを「何のために使うのか?」という目的意識と、それを使う「あなた自身の心」なんです。
論理的に考えた結果が、誰かを傷つけるような結論だったとしたら、それは本当に「正しい」と言えるのでしょうか?
論理だけでは割り切れない、人の気持ちや感情だって、この世界にはたくさんあります。
だから、ロジカルに考えることは大事。でも、それと同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に、「人としての心」を磨くことも忘れないでくださいね。
これからも日々の生活の中で、ちょっぴり意識して「論理的思考」と「ロジカルシンキング」を使ってみてください。
あなたの未来は、もっともっと豊かになるかもしれませんよ。
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