Blenderでルービックキューブを動かす動画を作ってみた
はじめに
Blenderでルービックキューブを動かす動画を作成してみました。
作成にあたってのポイントとなる部分を中心に、簡単に紹介したいと思います。
なお、使用したBlenderのバージョンは”5.1.2”です。
0.作成の全体像
Blenderでルービックキューブを動かす動画を作るには、
・モデリング
・アニメーション
・レンダリング
の3つのステップを踏みます。
各パーツの回転のアニメーションを設定し、最後に動画ファイル(MP4など)として書き出すことで完成となります。
それでは、順を追って解説します。
1.基本のキューブを作る
まずは、ベースとなるキューブを、以下の手順で作成します。
(1)立方体を1つ作成する。
例:辺の長さ = 1cm
(2)オブジェクト(立方体)の基本設定
以下の操作でサイズなどを基本値とする
→オブジェクト/適用/全トランスフォーム

(2)各辺(12)に対して面取りをする。
→ベベルをかける
(3)マテリアルを設定する。
→編集モードで、
・全体を(例えば)黒とする
・各面(6つ)の色を図のような6色に設定する
→赤、青、緑、黄、オレンジ、白


2.27個のキューブを作る
(1)モディファイアーの配列を3つ使う。
A.X方向に1個→3個とする

B.Y方向に3個→9個とする

C.Z方向に9個→27個とする

(2)1つのオブジェクトに変換する。
以下の操作により、1つのオブジェクトとする。
(オブジェクトモードで)キューブを選択して
→オブジェクト/適用/表示の形状をオブジェクト化

(3)オブジェクト(立方体)の基本設定
→トランスフォーム画面にて
「(回転の)モードを」「クオータニオン(WXYZ)」とする

(4)27個のキューブに分割する
(オブジェクトモードで)キューブを選択して、「編集モード」で
→P キーを押して分離メニューを開き、[パーツで分離 (By Loose Parts)] を選択

これで、ルービックキューブの基本形が完成しました。
3.アニメーションのための設定
アニメーションで、各キューブをいろいろな方向に回転させるための、基本的な設定を行います。
(1)各キューブの原点を設定します。
全てのキューブ(27個)を選択して、
→オブジェクト/原点を設定/原点を重心に移動(ボリューム)

(2)各キューブの回転方法を確認します。
トランスフォーム画面にて「(回転の)モードが」「クオータニオン(WXYZ)」となっているか
→「2.(3)」で実施済み

4.アニメーションを作る
キューブの各面が回転するアニメーションを設定します。
(詳細の操作説明は省略します)
タイムラインの適切なフレームで以下を繰り返して実施。
(1)回転させたい面(9つのパーツ)をまとめて選択する
(2)タイムラインで「R」キーと軸指定(X, Y, Z)を入力して90度回転させる。

(3)「I」キーを押し、「回転」のキーフレームを打つ

5.アニメーションをレンダリングする
設定したアニメーションを動画ファイルとして書き出します。
(1)動画の設定
プロパティパネルの「出力(Output)」タブで、動画の保存先とファイル形式を設定する
→ファイルフォーマットを「FFmpeg動画
→エンコーディングを「MPEG-4」
(2)レンダリングの実施
上部メニューの「レンダー」から「アニメーションレンダリング」を選択
以上で、(レンダリング時間はそれなりにかかりますが)動画が完成します。
なお、添付の例では、ルービックキューブが回転していますが、これは以下のようにしています。
・オブジェクトとして「エンプティ」を追加
・27個のキューブを「エンプティ」の子供とする
→ペアレントの設定にて
・親(エンプティ)を指定して、アニメーションする
おわりに
基本的な部分は理解していただけたでしょうか。
これをベースにして、いろいろと挑戦してみるのも面白いかもしれませんね。
おまけ
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