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大きいことはいいことだ

 「大きいことはいいことだ」。

 かつて、こんな言葉が流行しました。
 昭和の話です。

 ある菓子メーカーが使った広告コピーです。
 その響きの良さから、
 多くの場面で引用されるようになりました。

 大きな家、大きな車、大きな夢

 大盛り、デカ盛り、ビッグサイズ

 何かが大きいということは、
 それだけで価値があるように感じられます。

 この言葉を体現するような話があります。

 かつて、味の素がビンに空いた穴を大きくしました。
 これで売れ行きが大幅に増えたというのです。

 味の素は、うま味調味料。
 料理に少量ふりかけて使うものです。
 でも、ビンの穴が小さいと、使う量が限られます。

 あるとき、メーカーは思い切って
穴を大きくしました。
 一振りで出る量が増え、
 結果として消費量が増加。

 さらに、味の素のうま味が
より強く料理に加わることで、

  「美味しくなった」

 と感じる人が増え、
 売れ行きが向上したのです。

 この成功にあやかろうとした人がいました。

 その人もビンの穴を大きくしたのです。

 一振りで多く出るようにすれば、
 もっと美味しくなるはず!
 そう考えたのでしょう。

 結果、
 料理がしょっぱくなりすぎて、
 消費者からクレームが殺到。
 その商品はすぐに市場から姿を消しました。

 塩のビンでした。

 塩と味の素はまったく違います。
 味の素は多めに入ってもそこまで害はありません
 でも塩は、入れすぎると料理が台無しになってしまうのです。

 この話から学べることは、

 「何でも大きくすればいいわけではない」

 ということ。

 味の素の成功は、商品特性と消費者心理をよく理解していたからこそ生まれました。
 一方で、塩のビンの失敗は、「単に真似をすればうまくいく」という安易な考えが招いた結果だったのです。

 「大きいことはいいことだ」
という言葉には、たしかに力強い魅力があります。

 でもそれが本当に
 「いいこと」
 になるかどうかは、状況によるのです。

 ただ大きくすれば成功するわけではない

 それを忘れないことですね。

 どこかで聞いた、
 ちょっとはためになる話!?

  なんのはなしですか??

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