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14歳からのプログラミング入門 はじめに考えること

  「プログラミング」って聞くと、何だか難しそうな呪文の羅列に見えますよね?

 真っ暗な画面に意味不明な英単語がズラッと並んでいて、「うわ、無理!」ってなる気持ち、痛いほどわかります。

 でも、ちょっと考えてみてください。

 今、皆さんが手に持っているスマートフォン。これ、どうやって動いているんでしょう?
 あるいは、ゲームで友達とオンライン対戦しているあの瞬間。

 誰かが書いた「魔法の言葉」、つまりプログラムのおかげで、全てが動いているんです。


1. プログラミングは「最高のDIY」だ

 プログラミングは、何かを壊すための技術ではなく、何かを生み出すための技術です。

 「最高のDIY(Do It Yourself)」なのかもしれません。

 木材と金槌とで棚を作るのと同じように、プログラミング言語というツールを使って、論理(アルゴリズム)という設計図を描き、アプリやウェブサービスという作品を作り上げます。

 完成した時、「これは自分がゼロから生み出したものだ」という喜びは、他の何物にも代えがたい。

 例えば、単純な電卓アプリ。
 見た目は地味ですが、数字を入れると、きちんと「答え」を出してくれるのです。


2. なぜ「基礎」が超重要なのか?

 プログラミングを始める時、「いきなりゲームを作りたい!」と思うのが人情です。

 でも、ちょっと待ってください。

 ゲームを作るためには、まず「アルゴリズム」という考え方の骨組みを学ぶ必要があります。

 アルゴリズムは、例えるなら料理のレシピです。

 カレーを作るにしても、玉ねぎを炒める手順、水を加えるタイミング、ルーを入れる順番がありますよね?

 最適な手順を踏まなければ、美味しいカレーはできません。

 プログラミングも同じで、「この問題をどういう手順で解くか?」という論理的な思考こそが、バグ(間違い)の少ない、効率的なコードを作る鍵なんです。

 ちなみに、プログラマーがよく使う「ハッシュマップ(※1)」というデータの仕組みは、図書館で本を探す時の分類表の究極進化版だと思ってください。
 データを整理して、一瞬で見つけ出す。この地味な基礎の積み重ねが、GoogleやAmazonの爆速検索を支えているのです。

(※1) ハッシュマップ
  キー(Key)と値(Value)のペアを効率的に管理・検索するためのデータ構造。

3. エラーは「友達」であり、「師匠」だ

 プログラミングを始めたばかりの頃は、もう本当にエラーとの戦いです。
 たった一文字のスペルミス(「セミコロン」が抜けている、など)で、プログラムはピクリとも動きません。

 初めてプログラムを書いた人は、

  「またエラーだ・・・自分には才能がないのかも」

と落ち込むことでしょう。

 実はこのエラーこそが、あなたの最高の師匠となるのです。

 エラーメッセージは、「君のコードのこの行で、こういう間違いをしているよ」と、コンピュータからの丁寧な手紙なんです。
 この手紙を読み解き、原因を見つけ出す「デバッグ」の作業こそが、プログラミング能力を最も成長させてくれます。

 ある有名なプログラマーは言いました。

  「プログラマーの仕事の8割は、バグを探して直すことだ」

と。
 つまり、エラーは避けるべきものではなく、成長するための道しるべ。

 そう考えると、少し気が楽になりませんか?


4. 未来は、君の「ひらめき」を待っている

 プログラミング技術を身につけるということは、単に就職に有利になるという話だけではありません。

 これは、あなたの「ひらめき」を、現実の世界で動く「力」に変える能力を手に入れることなんです。

 「こんなアプリがあったら便利なのに」

 「このゲームの仕組み、もっとこうすれば面白いのに」

 誰でも持っているそんな小さなアイデアが、プログラミングという道具を使えば、明日にも現実のものとなる可能性があります。

 今や世界中のクリエイターたちが、プログラミングを使って芸術作品や新しい音楽を生み出しています。

 そうです、プログラミングは科学であると同時に、最高の芸術でもあるのです。

 14歳の今、世界を変える力は、すでに皆さんの手の届くところにあります。

 さあ、この「魔法の言葉」を覚えて、未来の自分をデザインしてみませんか。

 プログラミングの第一歩は、恐れずにコードを書いて、動かなかったらまた書く、それだけです。

 皆さんのプログラムがいつか世界を驚かせることを、楽しみにしています。



【参考】プログラミング技術を身につけるために必要なこと

(1)基礎知識・理論の習得
 プログラミングの土台となる概念と理論を理解する
 ・プログラミング言語の基本構文
 ・アルゴリズムとデータ構造
 ・計算機科学の基礎

(2)実践的なスキルと経験
 実際にコードを書き、動かすことで知識を定着させる
 ・実際に手を動かしてのコーディング
 ・デバッグとテスト
 ・バージョン管理
 ・フレームワークとライブラリの活用

(3)開発プロセスと連携能力
 個人だけではなく、チームや実際のプロジェクトで働くために必要なスキル
 ・問題解決能力
 ・ドキュメントを読む力とリサーチ能力
 ・継続的な学習
 ・コミュニケーション能力


書籍の紹介

アメリカの中学生が学んでいる 14歳からのプログラミング Kindle版
 ワークマンパブリッシング (著), 千葉 敏生 (翻訳)
 ダイヤモンド社; 第1版 (2022/3/8)
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 はじめてプログラミングを学ぶ人も
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( ※ 書籍の解説等は原則としてリンク先(Amazon)における解説をベースに記載しています。詳細内容はリンク先を参照願います。)

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プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業 Kindle版
 米田 昌悟 (著)
 SBクリエイティブ (2016/9/27)
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