3万円のディナー帰りに「どうだった?」と聞かれて、うまく答えられなかった話
3万円のディナー帰りに「どうだった?」と聞かれて、うまく答えられなかった話
先日、知人と銀座のあるお店に行きました。
コースで3万円ちょっと。
雰囲気もよく、何皿かは確かに記憶に残るものでした。
店を出て駅まで歩いている途中、別の友達からLINEで「どうだった?」と聞かれて、気がついたんですが、自分はその店をうまく説明できなかった。
返したのは「美味しかったよ」でした。
でもこれって、相手にとって何の判断材料にもならない。
3万円は、「美味しかった」で済ませる金額じゃない。
そう思って、このアカウントを始めることにしました。
東京3万円委員会、始めます
東京の高級ディナーを、覆面で、ちゃんと言葉にしていく個人プロジェクトです。
「覆面」と書くとミステリアスな響きですが、実態はただの会社員です。
ランチが好きで毎日のように外食していて、月に2〜3回は奮発した夜を過ごす。
そこで得た経験を、ちゃんと言語化していきたい、という個人的な動機から始めています。
なぜ覆面なのか
これは、ずっと感じていたことなんですが、グルメ系の発信は、顔を出してお店と関係を作るほど「ハズれた」と書きにくくなる構造があると思います。
3万円払って残念だった夜に、誰かに「どこか良いお店ない?」と聞かれて、忖度入りのレビューだけを参考にして、また3万円を払うことになる。
これは、お金を出す側にとってフェアじゃない。
だったら、関係を持たない立場の人間が、自費で行って、正直に書く役回りがあってもいい。
そう考えてこのスタンスにしました。
5つの軸で100点満点
書くたびに評価がブレるのが嫌だったので、最初に自分なりの軸を決めました。
🍽 料理の出来 ── 30点
✨ ここにしかない感 ── 20点
🪑 雰囲気と接客 ── 20点
💴 コスパ ── 20点
🔁 また行きたい度 ── 10点
─────────
合計:100点
それぞれ、もう少しだけ補足します。
料理の出来(30点)
食材の質、調理の腕、コース全体の流れ。
要は「ちゃんと美味しいか」を見ます。
配点が一番大きいのは、当然ですがメインは料理だからです。
ただ、ここだけ高くても他が崩れたら「総合的にこの値段か?」となるので、30点に抑えました。
ここにしかない感(20点)
個人的には、この軸が一番大事だと思っています。
東京には3万円で食べられる「美味しい店」は山ほどあります。
そのうえで「ここでしか食べられない」ものを出してくれる店だけが、3万円の価値があると思っていて。
技術が高くても、他の店でも食べられそうな料理だと、ここの点は伸びません。
逆に、技術がそこそこでも、独自の世界観で勝負する店は高得点が出ます。
雰囲気と接客(20点)
席の距離感、店員さんの間合い、店の音、光、温度。
食事の体験は皿の上だけじゃないという、当たり前といえば当たり前の話です。
ただ、特に接待や記念日のような場では、料理が同点だったときに、雰囲気と接客で勝負が決まることがほとんどだと感じています。
コスパ(20点)
払った3万円に対して、何が見合っていて、何が足りなかったか。
そして、同じ3万円で他にどんな選択肢があったか。
この「比較」ができることが、覆面で食べ歩く人間の最大の強みだと思っています。
また行きたい度(10点)
最後の軸は、もっとも主観的なので、配点は10点に絞っています。
自費でもう一度予約するか。
大切な人を連れて行きたいか。
ここが両方マルだったら、その店は本当に良い店なんだと思います。
点数の目安
90点〜:殿堂入り。迷わず予約してほしい
80点〜:自信を持っておすすめ
70点〜:機会があれば
60点〜:目的が合えば
50点〜:正直、他を選んだ方がいいかも
50点未満:支出に対して後悔
90点以上は、年に数軒しか出ないと予想しています。
そして50点未満も、隠さずちゃんと書きます。
そのほうが、結局のところ誰かの役に立つはずなので。
これから書くこと
このNoteと、X(@tokyo30k_review)、Instagram(@tokyo_30k_review)の3チャネルで以下を発信していきます。
接待や記念日で「ここだけは外したくない」ときに、ふらっと参考にしてもらえる場所になれたらと思っています。
最後に
このアカウントは、お店を持ち上げる場所ではありません。
支払った額に見合った価値があったかを、自分なりにちゃんと判定する場所です。
ときどき、辛口になります。
それが、覆面で書く意味だと思うので。
──東京3万円委員会
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