これが仕事だったっけ?
もういい。
わかった。
天気に抗うのはやめるよ。
ということで、何とか起き上がれるレベルの頭痛に耐えながら家でPCのスイッチを入れた。出社が推奨されるなかで在宅勤務は気まずい。ではなく、仕事と家が切り替えられなくてあまり好きではない。
午前中は例のミニ口論チャットや頭痛もあり、怠惰気味に作業を進めるための資料確認に費やした。まともな仕事は、せいぜい依頼した仕事のフォローくらいである。フォローのおかげで前職場でお世話になった先輩から、手厚いサポート付きで回答をもらえた。これは非常に助かる。
しかしこれが数時間後、暗転する要因になるとは思わなかった。
午後からは少し回復し、作業を進める。
駄菓子菓子、ここからひとりボケ大会が始まる。
①1ヶ月前に僕が作りかけた資料を見て、先輩に「これ何ですか?」と言ってしまう(地味に恥ずかしいが自分で気づいて取り下げ)
②「今月中に〇〇やって」と上司からの指示に『また1ヶ月潰されるのかよ』とテンパり、後に「そんなに慌てなくていい」と諭される(昔からの悪い癖)
③見知らぬ社内の人から着信。出てみたら1ヶ月前に依頼し、明日希望納期にしている仕事の関係者だった。
「この仕事、うち関係ないんじゃないですか?」
と突っ込まれてまたテンパる。冷静に考えれば(この時点で冷静じゃない)、ここではなく別部署の内容に近いことに気づく。
④③の通話で平謝り(向こうは「ギリギリまで気づかずごめんなさいと平謝り)し、事なきを得る……が。それを上司に報告すると「そもそも論点ズレてね?」と残念な指摘を受けてしまい、「今目の前にいるから話しとくわ」とフォローされてしまった。
ここまでで2時間ちょっと。
不思議なもので、テンパってるときに限ってなぜか動けてしまうのだ。しかし、何とか丸く収まってひと息つく頃には頭のズキズキが帰ってきて、退勤時間になっていた。
復職して、まともに働けている気がしない。
しかしながら、「まずい、やらないと!」というときにはブーストがかかるのか、頭の霧が少しだけ晴れて回るようになる。当然その後はお約束のしっぺ返しが待っているものだけど。
この『頭が回っている』ときだけ、まともに仕事している実感が芽生える。このときなら管理職でもそこそこやれるまである。
現実は残酷なもので前職場でも頭が回った後のしっぺ返しがあまりに多く、音を上げてしまった。休職前はただのワーキングハイの状態だったはずが、オーバーヒートを簡単に起こしてしまう。
『仕事』ができない。
あくまで僕の納得できる水準で動けないという意味だけど、悲しいかな、これが今の僕だ。こんなリハビリ期間はいつまで続くのか。明日まで?はたまた定年まで?
だとしても、今日の残念な体調で失敗できるだけ動けたんだからヨシとしておかないと、これから保たない。ところが、僕の中の天邪鬼は辛口採点をにこやかにしてくるのである。
『うーん、30点!』
