うつ病患者にとって将来のキャリアへの迷いは、わがままなのか?抗いなのか?
昨日の続きのような話になるが、ご容赦いただきたい。
今朝、体調不良で通勤できず有休を選んだ。
どんな症状であっても、体調不良よる突発有休を2回経た時点で産業医面談となり、再休職を言い渡されるリスクがある。それを早くも1枚切ってしまった。
振り返れば、無理をしちゃいけないところで無理をしたら身体が悲鳴を上げた。至極真っ当な現象だ。残念なのはうつ病になることで療養や回復に多くの時間を費やし、様々な機会を損失したことだ。

もちろん、こうして自分の考えを表明する場を持ち、リアクションを得られる世界に足を突っ込むきっかけになったのは人生経験にとって間違いなくプラスだ。
では、『機会損失』と『新たに得られた環境』は、僕の人生をどのように導いていくのか?
昨日を含め、復職を意識してからうるさいほどキャリアの選択肢に迷う話を綴ってきた。なぜここまで執拗に、読者が呆れるであろうほどに迷いを吐露しているのか?
復職10日も経たないうちに、早くも不調による突発有休を消費した。本来は未来に焦点を当て続けている余裕はないはずなのだ。体調次第では『解雇』という名のキャリアのシャットダウンだって考えうるのだから。
先立つものが断たれれば、当然生活はおろか家族が成り立たなくなることもあり得る。妻の性格上、よほど僕がやましい行為に走らない限り、向こうから切り出すことはないだろう。
それでも、今まで何不自由なく生活してきた娘のことを考えると、『最後の手段』としてこちらから切り出す可能性はなくはない。
その、前例も目にしているのだ。
昨年末、とあるフォロワーさんに突然SNSをブロックされた。当時は訳もわからずひとりで困惑した。なぜかを知りたい気持ちもあり、しばらく前からこっそり元フォロワーさんの記事を読んでいる。

体調を崩しながら何とかして生計を立てようと職を転々とし、もがき苦しんだ末に無職に陥り、この先が見えなくなった。そんな人が、同じような病気に苦しみながらも会社の庇護を受け、家族に恵まれて、復職を目指して歩んでいく人の記事を読まされれば、どんな気持ちになるか。目の前が真っ暗になって衝動的に離縁されたことは想像できた。
実際、今も日々綴られる記事には、キャリア以前の壮絶な葛藤が綴られている。元フォロワーさんは同年代ながら独り身であり、家族に悩むことはない。いや、むしろ『完全にひとり』という状況下で悩みの相談のひとつもできないのは、より苦しい状況なのかもしれない。
この状況が、現実として起こり得る恐怖として脳裏に焼き付いている。
僕の場合は、周りに恵まれた。
家族、友人、職場、note路地裏や解放区を始めとするフォロワーの皆さん。たくさんの方のこころの支えを受けて、『社会復帰』できたのだ。
しかし、奇蹟であり幸せなはずの、この状況をどこか当たり前と考え、『僕が想像していた未来に近い状況』を取り戻しにかかっている。
もちろん病気のことは、一瞬たりとも忘れることはない。しかし、その中で自分の描いていた未来に挽回可能なラインはどこか、探っているのだ。
図面を描いて、いいものを作って喜ばれたい。
いろんなモノの仕組みを知りたい。
昇進して、今より上の世界を見ながら『何か新しい価値』を見出したい。
現実は厳しい。
最後に残した成果は、皮肉にもうつ病発症のきっかけとなった仕事の出図だ。そこから僕は、会社の売上につながる成果を1円たりとも出していない。
とはいえ、だ。
世に出て一度も黒字を出したことのない事業もある。その中で黒字事業と同様の評価基準で昇進し、早期退職していく先輩方がいるのも事実だ。
何かが、おかしい。
おかしいと思いながら、お客様の要望で続けざるをえない事業もあるのは理解している。でも、携わる人間に覇気がない。
そういう重苦しい空気感を感じながら仕事をするのは、やっぱり辛い。逃げ出したい。
きっと、それが僕の本音であり、ずるさであり、汚さなのだろう。だが、そこから逃げずにペルソナを被り『正論』を受け止めてきたからこそ今があるのは間違いない。
こうして書き出してみると、なぜ僕がリスクを冒してでも、恩に仇を返す形になっても、『外へ』の気持ちが消えないのか、わかってきた気がする。
これもまた、自分の身を守ろうとする防御行動なのだ。夢や希望、昔描いた未来は建前でしかない。予期不安を少しでも、少しでも減らすにはどうすべきかを無意識に考えていたのだ。
となればやはり、『離れる』という選択肢が妥当だ。
この週末で44を迎える中年社会人として、残り20年もしくはそれ以上の期間コミットしたいものは何か?気づけばボロボロの現状でも『過去の実績』で『未来の成果』を約束できるものは何か?
やっとスッキリした。
今はできることをやって、少しでも社会人に戻りながら『その時』に備えたい。
来年には、恐らく形となって報告できることになるだろう。
