「息子の長い夏休み。車で6時間、ペナン島のサマースクールへ」
マレーシアに移住して、4ヶ月が経ちました。
日本とは学校のスケジュールも違い、息子には長い長い夏休みがあります。
せっかくマレーシアにいるんだから、この時間を使って何か新しい経験をさせてあげたい。
そんなことを考えて、今回はペナン島のサマースクールに1週間参加することにしました。
私たちが住んでいる街からペナン島までは、車で約6時間。
「6時間も車で?」
と思う人もいるかもしれませんが、実は私たち家族にとって、車での長距離移動はそこまで珍しいことではありません。
日本に住んでいた頃から、車にキャンプ道具を積んで出かけたり、大阪や滋賀、名古屋まで走ったり。
時には、親戚のいる青森まで家族でドライブしたこともありました。
飛行機なら早いけれど、車で移動すると、その途中も全部旅になる。
これは昔から、私たち家族が結構好きな旅のスタイルです。
ペナンへ直行せず、まずはイポーへ
今回はせっかく車で行くので、ペナン島へそのまま向かわず、途中のイポーに2泊することにしました。
イポーでは旧市街を歩いたり、街をブラブラしたり、名物を食べたり。
観光地を詰め込むというより、その街の雰囲気を感じながらのんびり過ごしました。
そして、そんなイポーで早速やらかしました。
「ここ、車停めて大丈夫そうだね」
と思って停めていた駐車スペース。
街歩きを終えて車に戻ってみると……
駐車違反を取られていました(笑)。
海外で駐車違反。
一瞬、
「これ、どうすればいいの?」
と焦りましたが、調べてみるとアプリから支払うことができました。
しかも反則金を見て、
「あれ……思っていたより安い」
と、ちょっと安堵(笑)。
もちろん違反しないのが一番ですが、こういう小さな失敗も含めて、少しずつマレーシアで生活することに慣れてきたのかもしれません。
4ヶ月前だったら、もっと慌てていた気がします。
長い橋を渡って、初めてのペナン島へ
イポーで2泊した後、いよいよペナン島へ。
本土から島へ向かう大きな橋が、とても印象に残っています。
海の上をどこまでも続いていくような長い橋。
「こんなに離れた島まで橋で繋がっているんだ」
と、実際に車で走ってみると、そのスケールに驚きました。
こういう景色も、車で旅をしたからこそ感じられたものかもしれません。
なぜペナン島のサマースクールを選んだのか
今回、ペナン島のサマースクールを選んだのには、もう一つ理由がありました。
実はマレーシアへの教育移住を考えていた時、ペナン島も移住先の候補の一つだったんです。
ペナンには評判の良いインターナショナルスクールがいくつもあり、日本から教育移住している家族も多いと聞いていました。
治安も比較的良く、街と自然が近い。
そして何より、
「ビーチがすぐ近くにある暮らし」
というのが、すごく魅力的に感じていました。
だから今回、
「実際に1週間くらい生活してみたら、ペナンってどんな場所なんだろう?」
という興味もありました。
実際に暮らすように滞在してみたペナン
実際に行ってみると、ペナン島は確かに過ごしやすい場所でした。
街自体も比較的コンパクトで、少し車を走らせれば海がある。
飲食店も多いし、生活に困る感じもありません。
ただ、これは完全に私たち家族の感想ですが、
「想像していたペナンとは少し違った」
という部分もありました。
まず、楽しみにしていた海。
ビーチはたくさんあります。
ただ、私たちが勝手に想像していたような「南国の透き通った海」という感じではありませんでした。
もちろん海が近くにあるだけでも気持ちはいい。
でも、ビーチリゾートのような海を期待していた私たちにとっては、少しイメージとの違いがありました。
そして1週間滞在してみて感じたのが、
「旅行で来るには楽しい。でも、私たちが年単位で暮らすとなると、少し退屈するかもしれない」
ということ。
これは良い・悪いではなく、完全に家族との相性だと思います。
実際、ペナンの落ち着いた環境が好きで移住している人がたくさんいるのも、とてもよく分かりました。
だからこそ、移住先って「評判が良い場所=自分たちにも良い場所」ではないんですよね。
実際にそこに行って、スーパーに行って、車を走らせて、何日か生活してみないと分からないことがある。
今回の滞在で、それを改めて感じました。
そして肝心のサマースクール
親はそんなことを色々考えていましたが、当の本人はというと……
めちゃくちゃ楽しんでいました(笑)。
今回参加したサマースクールは、勉強だけではなくアクティビティも多く、毎日いろいろなことを経験させてもらいました。
知らない学校。
知らない先生。
知らない子どもたち。
それでも息子は、思っていた以上に普通にその環境に入っていきました。
マレーシアに来たばかりの頃は、学校が変わるだけでも親の方が色々心配していました。
英語は大丈夫かな。
友達はできるかな。
知らない環境でやっていけるかな。
でも今回、楽しそうにサマースクールへ向かう息子を見ていて、
「ああ、この子も少しずつ海外で生活することが普通になってきたんだな」
と思いました。
マレーシアに来て4ヶ月
考えてみれば、まだ4ヶ月です。
日本でずっと生活していた私たち家族が、突然マレーシアにやってきて、家を借り、車に乗り、息子はインターナショナルスクールに通い始めました。
最初は分からないことだらけでした。
英語も分からない。
ルールも分からない。
何かあるたびに、
「これ、どうするの?」
の連続。
それが今では、車でイポーへ行き、駐車違反まで取られて(笑)、アプリで反則金を払い、そのままペナンまで走って、息子を現地のサマースクールに送り出している。
そう考えると、私たちもそれなりに逞しくなったのかもしれません。
海外移住というと、大きな決断をして、一気に人生が変わるようなイメージがあります。
でも実際に暮らしてみると、そんな劇的なものではありませんでした。
分からないことを一つずつ経験して、
失敗して、
調べて、
「なんだ、意外と大丈夫だった」
を繰り返していく。
そうやって気づかないうちに、少しずつその国で暮らせるようになっていくんだと思います。
息子の夏休みは、まだ続く
今回の旅で、ペナンが私たち家族の移住先になることは、たぶんなさそうです。
でも、それが分かったことも一つの収穫でした。
そして何より、息子が知らない環境に飛び込んで、楽しそうに過ごしている姿を見ることができた。
それだけでも、車で6時間かけて来た意味は十分にあったと思います。
日本にいたら、きっと過ごしていた夏休みとは全然違う夏。
海外に住んだからといって、毎日が特別なわけではありません。
でも、少し車を走らせれば、まだ知らない街があって、知らない文化があって、息子にとっても私たちにとっても、新しい経験が待っている。
マレーシアに来て4ヶ月。
まだ「マレーシア生活に慣れました!」と言い切れるほどではないけれど、
最近なんとなく、
「ここで生活している」
という感覚になってきました。
旅行者ではなく、少しずつ暮らしている人になってきた。
そんなことを感じた、息子の長い夏休みの1週間でした。
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