柿酢。発酵を見守る時間
柿酢作り。
この時期の恒例行事になっている。
その年ごとに、ほんのり味が違うのも魅力のひとつ。
10月の終わりにいただいた柿。
今年は暖かさが続いたせいか、思ったより早く発酵が進んでくれた。
熟した柿を潰し、瓶に入れる。
柿のまわりにいる酵母は大切なので、洗わずに軽く拭いただけ。
あとは、たまにかき混ぜるくらいで、「てまひま日記」に書くには申し訳ないほどほったらかし。
かき混ぜると、そのときどきで香りが違う。
大切に見守ってきた発酵の変化。

濾してみると、淡い黄色の液体になっていた。
光に透けて、柿の名残がやわらかく残っている。
少しだけ味をみる。
酸味と、ほんのりした甘み。
秋の果実が、静かに形を変えた。
発酵のあいだには、アルコールが生まれる工程を経ています。 自家製の酢づくりは、酒税法にも配慮し、お酢に変わるまで飲用や譲渡は控える必要があります。
これはただ、柿の変化を見届けるための記録。
台所の片隅で、そっと育つ柿酢。
思ったより早く、やさしい色になった。
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