見出し画像

【介護を考える】「事業所は変えられますよ」と言える介護職は、神である。



「なんだか、あのヘルパーさん、少し苦手で…」
「今のデイサービス、雰囲気が合わなくて、本当は行きたくないんです」
「ケアマネさんに相談しても、全然動いてくれなくて…」

もし、あなたが介護の当事者、あるいはそのご家族で、こんな不満を胸の内にしまい込んでいるとしたら?

あなたに、どうしても知っておいてほしい、大切な、大切なことがあります。

それは、

合わないサービスを、我慢し続ける必要は、一切ない。
事業所やケアマネージャーを変更することは、あなたに与えられた、正当な「権利」である。

ということです。

なんだか、大袈裟に聞こえますか?
でも、考えてみてください。
私たちは、レストランの味が合わなければ、次から別の店に行きますよね。美容師さんのカットが気に入らなければ、美容院を変えますよね。

それなのに、なぜ、こと「介護」になると、途端に私たちは「我慢」してしまうのでしょうか。
「一度決めたことだから」
「文句を言ったら、気まずくなる」
「どこも、きっと同じだろう」

そんな諦めが、あなたの、そしてあなたの大切な家族の、貴重な時間を、笑顔のないものに変えてしまっているとしたら。
それは、あまりにも悲しいことだと思いませんか。


ここで、私たち介護職の役割が問われます。
利用者さんが、今のサービスに満足していないサインを、私たちは敏感に察知しなければなりません。
そして、気づいたならば、たとえそれが同業他社のことであっても、勇気を持って、こう伝えるべきなのです。

「もし、今の事業所が合わないと感じたら、いつでも変更できますからね」「実は、ケアマネージャーさんだって、変えることができるんですよ」
「一番大切なのは、〇〇さんが気持ちよく過ごせることです。合わないと思ったら、遠慮なく私たちに教えてください」

この「神の一言」を言えるかどうか。
これが、単なる「お世話係」と、利用者さんの人生に寄り添う「プロフェッショナル」とを分ける、決定的な境界線だと、私は思っています。

実際に、この言葉を伝えた時、「え、そうなんですか!?」と、ご家族の顔が驚きと安堵でいっぱいになる。
そんな場面を、私は何度も経験してきました。
利用者さんからすれば、まさに「神の一言」。
暗闇の中に、一筋の光が差したような瞬間です。


もちろん、すべての事業所が完璧ではありません。
変更した先が、100%満足できるとは限らない。
合う合わないもあるでしょう。

でも、少なくとも、「自分で選べる」という選択肢があることを知っているだけで、人の心は、ずっと軽くなるはずです。

私たちは、利用者さんの代理人ではありません。
利用者さんが、自分らしい最期を迎えるために、自らの意思で、自らの環境を「選択」していく。
そのお手伝いをすることこそが、私たちの本当の仕事です。

どうか、我慢しないでください。
あなたの人生の主役は、あなた自身なのですから。
合わない靴を、無理に履き続ける必要なんて、どこにもないのです。

そして介護職の方も「神の一言」が言えるプロフェッショナルとしてご利用者様を見つめてください。



👇 🐕犬好きさんのためのオプチャはこちら
『うちの子と、お茶しよ?』

👇🐈‍⬛ 猫好きさんのためのオプチャはこちら
『全国ねこの下僕の会』

👇📖AmazonKindleにて販売中
『桂 いちこ著』


いいなと思ったら応援しよう!