蠅とんでくるや簞笥の角よけて

蠅とんでくるや簞笥の角よけて 杞陽

京極杞陽句集『六の花』より

虚子門の多士済々なること、学ぶべき人には事欠かない。そうは言っても、杞陽との出遇いはその中でも随分と遅い。だが、出遇ってしまえばそれまで。上掲書は座右にいつもある。蛇足だが、この句集で、この句集を編んだ山田弘子とも出遇ったのではなかったか。

 ブラウスをつまんで涼を入れてをり 杞陽

こっちを取り上げるべきだったか。表現は上品だが、映像的には・・・たぶん、目の遣り場には困る。

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