今日のワイン|#001|おたる醸造ナイヤガラ(再)|ブルゴーニュの後に、ジュースが飲みたくなった夜
ブルゴーニュが続いていた。
ピノ・ノワール(#012)、シャルドネ(#013)と、フランスの「伝統の重さ」のようなものを立て続けに味わって、なんとなく脳が少し疲れていた気がする。
「今日はちょっと、ちゃんとしたワインじゃなくていい。」
そう思った夜に手が伸びたのが、このワインだった。
このnoteを始めた、記念すべき最初の一本。おたる醸造のナイヤガラ(#001)。
もともと結婚前によく飲んでいた、思い出のワインでもある。
一口飲んで、思わず笑ってしまった。
そうそう、これこれ。
ブルゴーニュのピノ・ノワールが「伝統の物語を全身で味わう」感覚だとすれば、このナイヤガラは「何も考えずに飲める」感覚だ。
ジュースに近い。本当にジュースに近い。笑
甘くて、軽くて、難しいことが何もない。
「旧世界」とか「テロワール」とか「余韻の複雑さ」とか、そういう言葉が一切似合わないワインだ。でも、それがいい。
ワインを記録するようになって気づいたことがある。
「今日はこれでよかった」には、二種類ある。
一つは「このワインは本当に美味しかった」という満足感。
もう一つは「今日の自分には、これがちょうどよかった」という、ある種の安堵感。
このナイヤガラは、どちらかというと後者だ。
重いものを下ろして、ふうっと息をついたような夜に飲む一本。
スーパーで見かけるたびに「またいつか」と思いながら棚に戻してしまうのに、ブルゴーニュを飲み続けた後の夜には、迷いなく手が伸びた。
スコアは前回と同じ67点。
変わらない。
でも、変わらないことが、このワインの強さなのかもしれない。
【ワインメモ】
価格:1,479円(税込)
産地:日本・北海道
品種:ナイヤガラ
① 味・飲みやすさ(/40):34
② 気分との相性(/30):25
③ 食事との相性(/20):2
④ 値段への納得感(/10):6
合計点(/100):67
ひとこと:重めのワインが続いたあとの「解放感」として飲むのが正解かもしれない。デザートワインとして、または何も考えたくない夜のお供として。常備したい一本。

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