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「鎌倉駅徒歩8分、空室あり」

文庫を待ってたシリーズ。
あらすじも知らず、ただただ装丁が好みだった本。
でも改めて内容を見て、読みたいなと思った。
そして昨日3/5に続編の文庫も発売。
今回はね、当日に買いに行けたんだよね。
楽しみ。

コミュニケーションが苦手という香良。
父が亡くなってひとりになり
父のカフェ「おうちカフェ」を継ぐもお客さんはまばら。
そこに親友の三樹子が来てシェアハウスを始めることにする。

コーヒー一杯600円という価格にちょっと後退りしつつ
読んでいくとこれはスペシャルティコーヒーなのかなと感じてちょっと近付けた。
自分もスペシャルティコーヒーのお店では5〜600円出すもんなぁ。
(これを書いてから半月ほど過ぎた今、
スペシャルティコーヒーじゃなくとも
カフェで5〜600円のコーヒーを飲んでることに気づいた)
毎日は行けないけど、ゆっくりと味わいたくなる。
「おうちカフェ」は正にそういう場所。

ちなみに香良はコミュニケーションが苦手というけど聞き上手だし
やっぱりこの家は香良が重心だなと思った。
香良の家だからそれはそうかもしれないけど
ぐいぐい出てくる三樹子がいても香良の存在が大きい。

あとはカレーが食べたくなる。
巻末にはカレーレシピも載ってるので
間違いなく食わせに来てる。
イカスミはカレーじゃなくても食べたことないし
しじみカレーはどんな出汁が出るのか食べてみたい。

スペシャルティコーヒーにも触れたけれど
ゲイシャが芸者と変換されている自分に
またひとつ知識が増えて嬉しかった。
勝手に日本の豆かと思っていたけど
エチオピアの村の名前だと知った。

ストーリーはおうちカフェに住んでいるひとりひとりにフォーカスされて進んでいく。
三樹子と里子の言い合いとか
里子と礼子の喧嘩とか
(里子ばっかり)
バーッと言葉が飛んでる描写って
スピード感があって読むのが楽しかった。

最後に、
この本の登場人物により共感できたのは
住居者条件が昭和生まれというところ。
勝手に私もおうちカフェに飛び込んでる気分。

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