見出し画像

指導の順番は「叱る」より先に「伝える」

こんにちは 
教育の意図を届ける「伝え方×仕組みづくり」アドバイザーのよしです。

叱る前に、まず伝える

私は、「伝えたこと以外で叱ってはいけない」ということを基本にしています。
例えば、土日祝日に中学校へ来るのは、部活動や忘れ物を取りに来るときなど、理由があるときだけ、というルールがあったとします。
でも、それを中学1年生に伝えていなかった場合はどうでしょうか。
小学校では、土日でもグラウンドに遊びに来てよいというルールだったとします。
そうすると、子どもたちは土日に普通に学校へ来ます。
それに対して、
「用事があるとき以外に中学校に来たらダメじゃないか」
と叱ったとします。
これは、子どもたちにとってはあまりにも理不尽です。
教わっていない。
知らなかった。
それなのに叱られている、ということになるからです。

これで叱るのが理不尽だということは、ご理解いただけると思います。
では、それ以外の普段の日常生活の中で、同じようなことをしていないでしょうか。
つまり、指導していない。
伝えていない。
それなのに叱ってしまう、ということです。
例えば、こんな場面です。

・掃除の進め方を具体的に教えていないのに、「なんでちゃんとできないの」と叱る
・ノートの書き方を示していないのに、「見にくい」「雑だ」と叱る
・提出物の出し方を確認していないのに、「出し方が違う」と叱る
・話を聞く姿勢を共有していないのに、「聞く態度が悪い」と叱る
・休み時間の過ごし方を伝えていないのに、「そんなことをしてはいけない」と叱る

こうしたことは、気をつけていないと起こりがちです。
こちらは勝手に「もう知っていること」「当然わかっていること」として認識してしまいます。
そして、簡単に叱ってしまうことがあります。

でも、子どもたちにとっては違います。
知らされていないのに叱られた。
教わっていないことで責められた。
そう感じてしまうのです。
もちろん、教師側にも意図はあります。
安全のため、集団生活のため、学びのために必要な指導だったのかもしれません。
それでも、子どもに伝わっていなければ、子どもから見える景色は変わります。
「なんで急に怒られたんだろう」
「そんなルール、聞いていない」
「先生は自分たちのことをわかってくれない」
そういう思いが積み重なると、教師への不信感につながっていきます。

だからこそ、叱る前にまず伝える。
これは、指導の基礎基本だと思います。
ルールを共有する。
理由を伝える。
具体的な行動を示す。
必要なら、何度でも確認する。
そのうえで、伝えたことから外れたときに指導する。
順番としては、やはりここを大切にしたいですよね。
叱る前に、まず伝える。
この基礎基本を、忘れてはいけません。

いいなと思ったら応援しよう!