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雨ならきっと泣けてた。

ふと亡くなった父方の祖父のことを思い出した。
私は初孫で、しかも女の子だったので蝶よ花よと育てられた。
父と行くよりも祖父と遊びに行くほう方が圧倒的に多くて、植物園やサーカスなんでも連れて行ってくれた。

祖父は某ホテルの理事を務めあげ、それから社会保険労務士として活躍していた。とても穏やかな人で怒ることなんんて私にはなかった。自治会長もやったり、責任感がある人だった。

昔肺炎を患っていた祖父が熱が続き、母にどうしても今日納めなければならないと頼んで行ってもらってから病院へ行ったらそのまま即入院となった。ただの風邪だとうと思っていたが、肺に水が溜まり呼吸不全となってしまった。
私は働いていたので、店に母からもう危篤だと電話があった。指名のお客様を終えて早々に帰って弟とも合流し病院へ向かうと管に繋がれ、意思疎通もできない祖父がいた。その明け方に亡くなった。

私と弟でご遺体を見ることに勤しんで、絶えずお香をあげていた。

とても晴れた春に日に式は行われた。こんな晴れやかな日でも神様はうばっていくのかと空に投げかけた。

参拝の受付を任された私は、理事の方、社会保険労務士の方、自治の方と3形態でした。
驚くほどに沢山の方が来て、「お孫様ですか?お祖父様には大変お世話になりまして」と何回言われただろうか。亡くなってからその人の栄光を知るとはこのことかとばかりの声だった。

Coccoさんのrainingを聴くたびに思い出す。
あの晴れていた空で、でも雨だったら泣いていただろうと。

そちらで好きだった本は読めていますか?お歌は歌えていますか?
あなたと行ったところは鮮明に思い出されます。
私を育ててくれてありがとう。色んなことに触れさせてくれてありがとう。

では、敬意あるあなたに向けて乾杯。

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