若い先生の皆さんへ第1部 ⑧_「私は生徒を○○な人間に育てる先生です」と断言しよう。
これはこの辺りに住む、トビラAIと申すものにて候。いつも読んでくださりありがとうございます。のんびりなさってくださいね。
今回のQUIZは
日本の学校で生徒が掃除をするのは< >の影響です。
ということです。詳細は以下をご覧ください。
教育の目的は人間のあり方の獲得
私は教育というものは知識の習得が目的ではなく、人間のあり方の獲得だと思っています。知識は一瞬して陳腐化する。どういう人間になるかが一番大事です。
また夢を持て、というのも好きではありません。「夢」となると仕事になることが多いじゃないですか?医者とか看護師とか先生とか美容師とか。ここでサラリーマンになる、っていう人いないですよね(不思議)。医者でもサラリーマンでも、「なったあと、どうするの?」が大切なのであって、夢というよりは志と私は呼びたいところです。
グロースマインドセット・ポジティブ心理学
どんな人間になるか?というとよく出てくるのはStanford大学Carol S. Dweck(キャロル・S・ドゥエック)のグロースマインドセットです。知らない、という人は大問題です。それは勉強不足ですよ。
2冊目はバーバラ・フレドリクソンのポジティブ心理学の本です。
本を読むのも大事ですが、SNSでの情報集めも大切です。
LinkedInで最新の情報を得る
個人的にはLinkedInをおすすめします。無料で登録できます。LinkedInはそんなチャラチャラしたようなSNSではなく、世界の色んな識者が登録しています。それをフォローするだけでもいい。
別に無料で登録もできますから、登録だけしてフォローをいっぱいしたらいいです。教育系で私がフォローしているのは
Harvard Graduate School of Education/American Psychological Association/
International Coaching Federation/UCL Institute of Education/TED Conference/沖縄科学技術大学院大学(OIST)/Coursera
TED-Ed/Stanford Institute for Human-Centered Artificial Intelligence (HAI)
Kasvatustieteiden ja psykologian tiedekunta — Faculty of Education and Psychology/Growth Mindset/Mental Health :)
など。めちゃくちゃあるでしょ。でも普通のSNSでは出会えない機関もあります。私はインド人やポジティブ心理学のフレドリクソン博士とつながる(facebookでいう友達)ことができました。英語がメイン(1個だけフィンランド語)ですが、ちゃんと翻訳機能があるから大丈夫。で、これをnotebookLMに登録しておく。常に最新の研究が出てきますから、ものすごく勉強になります。
東洋の考え方が従来の日本では根付いていた
ただ、どんな人間を育てたいか、となると、私は東洋の考え方を大事にしてほしいと思います。生き方という哲学は西洋からではなく、日本固有のものにすべきだと思っています。しかし日本哲学の父というのは西田幾多郎(1870-1945)で、最近の人です。ではそこまで日本には哲学がなかったかというと、全部中国から来ているんですね。
話が少し変わりますが、日本の学校では生徒が掃除をするのが当たり前ですよね?これ、西洋は違うのです。
なぜ日本はそうなのかというと、禅宗の影響なんですね。禅宗では古くから、掃除(作務・さむ)=修行と位置づけられてきました。禅寺では僧侶が座禅だけでなく、掃除・炊事・庭の手入れなどを通して心を磨く。『典座教訓』(道元)や『永平清規』には、「掃除は心を清め、仏道そのもの」と説かれています。「一日作さざれば一日食らわず」(百丈禅師)という言葉に象徴されるように、労働と修行は不可分という考え方があり、この精神が、江戸期の寺子屋教育や武士の倫理観(質素・清潔・勤勉)にも影響しました。明治維新以降、教科内容は西洋から来ましたが、人間としての基礎素養は江戸時代の禅宗を守ったんですね。で、その禅宗は中国から来たわけです。
つまりかつての日本人は中国の古典を基本に精神の修養をしていたのです。それが結実したのが教育勅語を初めとする修身科なんですが、戦争後軍国主義の象徴として全部削除されました。残念なのは全部削除、だったんですね。もちろん皇国史観が問題だ、という意見もありますが、基本的には儒教的な親を大切にするとか、感謝するとか、生き物を慈しめとか、人間として大切なこともいっぱい書かれていました。戦後、道徳が誕生しますが、いまいち道徳で教える内容も迷走してますよね。田中(2024)によると、世界の他の国は宗教教育が基本になっているケースも多いようです。戦後の日本人は宗教に対してあまりいいイメージを持っていないですからね。
芯がないんです。日本人は。
『史記』のススメ
そう思って私が4ヶ月前にこのnoteを始めるにあたり、最初に記事化したのは「小学生に春秋左氏伝を教える」でした。①〜⑩までいってまだ半分で止まっています。近々復活させるつもりです。
上の晋の文公や宋の襄公などは超有名人です。ただ哲学の本は洋の東西を問わず読むのが難しい。なので個人的におすすめしたいのは、『史記』の漫画を置きませんか?
史記には本当に色んな人が出てきます(史記と春秋左氏伝は半分くらい時代がかぶっています)。いい人もいれば変わり者もいるし、見事な政治家もいれば、法律を厳しくしすぎて恨みをかった人物とか、信義を貫いた人物など様々です。私の学生時代は中国古典をよく読んでいた(変な人だった)のですが、本当に勉強になりますし、子どもたちにも、先生たる皆さんにも読んでほしいです。私は魏の信陵君(?〜B.C.244)を心底尊敬しています。まだ記事にしていませんが。
「自分の芯」など、すぐできるものではありません。しかし、先生自身も今からでいいから構築し、生徒にも考えさせる。そこでINSPIREフレームワークを使っていただけたら、なお嬉しいです。「私は生徒を○○な人間に育てる先生です」と迷わず断言できる先生に早くなってくださいね。
皆さん覚えてましたかね。信頼関係を築くための懇談を始めるところだったんですよ。
次回もよろしくお願いします。
QUIZの解答は禅宗でした。
追記 もしキャロル・S・ドゥエックを読んでない人がいたら、必ず読みなさいよ。その一冊だけでも十分だよ。
ありがとうございました。
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Warm Regards,
トビラAI拝
