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就職氷河期世代素描②_2000年

【人物紹介】
私:昭和54年(1979)生まれ。職業は塾の先生。就職氷河期世代ど真ん中。
S:平成6年(1994)生まれ。もともと私の下でアルバイトをしていた。今は会社員。


私「2000年、いうとミレニアムやミレニアム。ミレニアムって知ってるか?」
S「その前の1999年のノストラダムスの大予言なら知ってますが、ミレニアムは知らないです」
「あんた古い話知ってんなあ。恐怖の大魔王がふってきて世界が滅びるのじゃ~ってやつやな。あれ今の子どもでも知ってるよな、なぜか。で、ミレニアムは知らんよな…。俺も何かは知らん(笑)(キリスト教に関係する用語みたいですね)。けど盛んに言われてた。あと2000年問題もよく出てきたな」
「2000年問題ってなんすか」
「システムってさ、日付を扱う際に西暦の下2桁だけを表示してたから、99年のあとに00年になってしまう問題。この他に、うるう年に対する誤解で、西暦2000年を「平年」として扱ったことが原因で、西暦2000年2月29日に誤動作するといわれていたのよ」
「え、2000年って4で割れるからうるう年じゃないんですか?オリンピックもありましたよね、きっと」
「そんな古いオリンピック覚えとらん。……シドニーやシドニー五輪。高橋尚子が金、ヤワラちゃんが金」
「高橋尚子って確かマラソンですよね。サンデーモーニングで見たことあります。ヤワラちゃんって…?」
「田村亮子=猪熊柔なんやけど、この文脈で説明するのも物憂いわ」

「……?何の話でしたっけ」
「2000年問題や。うるう年って4で割れる年やけど、100で割れる年はうるうではない。しかし400で割れる年はうるうになる。これを題材にする中学受験問題があるなんて鬼畜やと思わんか?全く…。せ、せやから2000年2月は29日まで存在するということを皆認知していなかったんちゃうか、という話やね」
「結局どうなったんですか」
「生活に直結するほどの大きな混乱は一切起きずに終わった。企業も政府も結構努力したんちゃうかな。そう思ってる」
「でも実際政府や企業はドキドキしたでしょうね。見えないところでシステム担当が必死こいた可能性もありますね」
「まあな。何もなかったからさらっと過ぎて終わっているけど、システム担当って何もないことが当たり前扱いされるから、結構大変よね」
「その通りですね」
「あとこの年の流行語大賞は、IT革命なんだけど、総理が”21世紀はIT革命の時代である”と繰り返し発言したことがきっかけ。内閣は”e-Japan戦略”を打ち出して、日本をIT先進国に押し上げ、経済の活性化を図ることを目指した。1990年代を”失われた10年”として、国民はITこそが”新たな成長エンジン"として注目し、"IT革命"を再生のキーワードとしたわけよ。ちなみにもう1個の流行語は”おっはー”だ」
「……?なんすかそれ?」
「知らんでええ」
「失われた10年…。今も失われたままですよね…。2000年の時の総理は…」
「2000年問題は小渕恵三、途中で亡くなって、IT革命は森喜朗やね」
「支持率は高かったんですか?」
「支持率?森内閣は2021年だったか支持率たしか、8.6%…」
「ひえっ。何があったんですか?」
「いや私からしたら別に悪い内閣ではなかった思うよ。実際ITにシフトしていったのはこの森内閣の業績だと思うしね。ただこの内閣
は…」

次回へは本日2000です。ありがとうございました。

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