【作詞】春を編む

旅立ちから幾分経ちました
高鳴る鼓動は忘れました
絶望に浸る若人にあの頃の自分を重ねて
何より諦めを覚えること
好きを掴まえに出掛けること
それさえあれば形はそれっぽく、なんて言ってみて

正解がない 逃げ道もない
探し物は苦手です 
未だ手探り 時に手すさび
そうして春を編む 

節目などないと知ってまた
何度でも巡り巡る性
どこか悲しみを遺して 後ろ髪引かれて
まるで未来が怖いような顔して
標を失くして今もまだ
ここから動けないでいる体
安泰の意味を履き違え 掻き集めた言い訳
嫌ね 世間が怖いような顔して

旅立ちから幾分経ちました
古語も数式も忘れました
育んだはずの考え方 いつかどこかで捻れて
何より狡さを身に付けること
好きを掴まえて離さぬこと
そんな単純で複雑なもの、全てを賭けてみて

上限がない 卒業もない
果てない靄に見かねて
未だ手探り きっと序の口
見真似で舟を編む

具体性の欠片もないまま
逃げ道探して彼方此方
いつか悲しみも越えて 優しささえ切り捨てて
まるで未来が怖くない振りして
次の春が来た暁は
永らえたとまた笑うのか
潜んだ影を見落として 目先に縋ったまで
嫌ね 世間は怖いような顔して

新しい環境が 波瀾万丈な明日が
またやって来る 私の覚悟を待たずしてやって来る
アイツと別れた春が あなたと出会えた春が
またやって来る 私の覚悟を待たずして散っていく

節目などないと知ってまた
何度でも巡り巡る性
どこか悲しみを遺して 後ろ髪引かれて
まるで未来が怖いような顔して
次の春が来た暁は
永らえたとまた笑うのか
潜んだ影を見落として 目先に縋ったまで
嫌ね 世間は怖いような顔して

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