体温と免疫の完全ガイド【深掘り編】
▌読み終わるころには、こう変わっています
月曜の記事で「発熱は体の失敗ではなく作戦会議」というお話をしました。
でも、こう思った方もいるはずです。
「それはわかった。でも結局、自分は何をすればいいの?」
「冷え性だから仕方ない」「年だから体温が低いのは当然」——そう諦めかけていませんか?
実はその「なんとなくの諦め」、科学的には見直せる部分がたくさんあります。
この記事を読み終わるころには、体温が免疫を動かす仕組みの全貌と、今日の夜から実践できる体温の守り方が手に入ります。
▌なぜ体温が免疫の鍵になるのか ─ 仕組みを1つのたとえ話で
体温と免疫の関係は、**「軍隊と気温」**のようなものだとイメージしてください。
気温が低いと兵士(免疫細胞)の動きは鈍くなります。気温が上がると、兵士は素早く動けるようになり、敵地(感染部位)への到達も速くなります。
ロズウェルパーク癌研究所のEvansら(2015)の研究によると、体温が上昇することで免疫細胞の一種であるリンパ球が血管の外へ移動するスピードが加速し、感染部位への到達が速まるとされています。
さらに興味深いのが「熱ショックタンパク質(HSP)」の存在です。体温が上がると細胞内でこのHSPが作られ、損傷した部分の修復や、免疫の合図を強める働きをするとされています。
つまり発熱や体温の維持は、体が**能動的に出している「緊急作戦指令」**なのです。
原因の仕組みがわかれば、9割は対処できたも同然です。
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