見出し画像

風の季節 【詩】


新しい風を
肌で感じはじめた
風の季節が
来たのだろう


 
季節の移り変わる時
風の季節が訪れる


 
季節と呼ぶには短いけれど
その真っ只中では
長く感じられる


 
不思議な
時の すき間がある


嵐が吹いたり
底冷えが続いたり

 
ある時は
風向きが日々変化する
天気予報のひとコマに
よく出てくる


 
これらの景色は
不安定であるがゆえに
少し不安気に
目に映る


 
肌で感じた風は
次の季節を
教えてくれる

 

経験の上に 感じる風は
次の季節の
厳しさや優しさを予感させ

 
人 それぞれに
心の準備を促す


 
未経験の風は
戸惑いを覚える
温かくなるのか 寒くなるのか

 
どの季節に移り変わるのか
身支度のしようがない


 
でも
風の季節は短い
次の季節は 約束事のように
ちゃんと やって来る


 
不安は 経験の一つに形をかえて
肌にしみこんでゆく


 
誰もがざわざわしはじめた
天変地異の前に
小動物が走り回るかのように


 
新しい風を肌で感じはじめた
風の季節が来たのだろう



©ときやゆきべい
マガジン登録頂きありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!

ときやゆきべい この詩・文章が少しでもお役に立てれば幸いです。 今後の活動を応援していただけると励みになります。