駐在経験から学んだ ― グローバルリーダーに不可欠な6つの資質
今日は、久しぶりにグローバルリーダーに必要な条件について書いてみたいと思います。
経営学、ロジカルシンキング、異文化コミュニケーションスキル、英語力など、最低限身につけておくべきものはもちろんあります。
しかし今回は、その先にある「グローバルリーダーとして本当に求められる力」について触れたいと思います。
私は10年間シンガポールに駐在し、東南アジア拠点のCEOを務めました。
業界は「人材育成」「リーダーシップ開発」。その中で数多くのリーダーに接する中で、グローバルで成果を出す人の共通点に気づきました。
それを6つに整理してみます。
駐在員に限らず、海外でリーダーシップを発揮したい方にも当てはまる部分があると思います。
① 自分の強みを認識し、徹底的に活かせる人
「強み」とは、自分にしかできない貢献の仕方を指します。
何かを成し遂げるには強みによってしかできません。弱みでは成し遂げられないのです。
平均的に何でもできるより、突出した強みを持ち、それを磨き上げている人こそ信頼され、頼られる存在になります。
② 同意を求めず、異論の中でサバイブできる人
海外では新しいことを果敢に進めて行く必要があります。
新しいことをやっていると、同意・賛同されることの方が少ないです。
周囲が同意(同調)してくれるようなことばかりをやっていてはなかなかことは進みません。
同意してくれる人が少ない環境を所与のものと捉え、その中でもサバイブできることが大事です。
③ 成功体験に執着せず、スキルを転用できる人
過去の成功体験をそのまま持ち込むことは、近道のようで遠回りになることが多いです。
ついつい自分の経験をそのまま転用してしまいがちですが、経験とスキルは別物と理解し、経験を転用するのではなく、スキルを転用してみることが重要です。
④ 未知の領域に迷いなく飛び込める人
今までに体験したことがないことは、何が起きるかわからず、これまでの慣れた環境や勤務条件とは大きく異なることが多いものです。むしろ、条件や環境が一層厳しくなる可能性も高いでしょう。
だからこそ、「条件が揃ったら」と待つのではなく、迷わず挑戦できる人こそ、どこであっても活躍できます。
⑤ 不利を有利に変える工夫ができる人
人はどうしても過去と比較してしまうものです。そのため、新しい環境に置かれると「足りないもの」に意識が向きがちです。
しかし、条件や環境の不利を嘆くのではなく、不利さえも有利に変える工夫をする人は強いです。
⑥ 自分たちの道を自ら作り出せる人
上記①〜⑤を踏まえたうえで、最終的に必要なのは、自分たちの道を自ら切り開ける力です。
その道のりは険しくても、少しでも前に進んだことを承認し、後退しても歩みを止めず、継続し続ける。
そのプロセスに没頭できる人は、仕事の中に大きな喜びを見出します。
まとめ
グローバルで活躍するリーダーの姿には共通点があります。
それは、強みに基づいて行動し、異論の中で進み、成功にしがみつかず、未知に挑み、不利を有利に変え、そして自分たちの道を切り拓くこと。
海外で活躍する仲間が、これからもっと増えていくことを願っています。
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