「ああ、めんどくさい・・」を味方につけて人生を変える「20秒の法則」
こんにちは、たけしです。
新しいことをやろうとして3日坊主になった経験、あなたもお持ちですよね?
実は、新しいことを始めるのを邪魔しているのは「準備のめんどくささ」です。でも、その準備時間をほんの20秒短くできれば、習慣化はおどろくほど簡単になるといいます。
今日は、アメリカのポジティブ心理学の第一人者のひとり、いくつかの著書のベストセラー作家でもあるショーン・エイカー氏の研究の一部を紹介します。
ある時期、エイカー氏は毎日早朝に起きてジムに行くことを目標にしていました。しかし、目覚まし時計のアラームが鳴っても、着がえて靴をはくという「準備」がめんどくさく、結局二度寝してしまう日々が続いていたといいます。
彼はある晩、ふとした思いつきで寝る前にスポーツウェアを着て、スニーカーもベッドサイドに置いて寝ることにしました。すると、結果はおどろくもので、翌朝、目覚めてすぐにジムに向かえたのだそうです。
起きてから出かけるまでの準備時間を「20秒以上短縮した」からです。
思えば私は社会人になりたてのころ、朝スーツを着てネクタイをしめて出勤するのがイヤでイヤで、「スーツ着てネクタイして寝たら楽なんだけど、ぐちゃぐちゃになっちゃうからなぁ、、」なんて思っていたほどです。
さすがに出勤をあきらめるわけにもいかず、スーツ+ネクタイはイヤイヤ習慣化してしまいましたが、図らずもこの考えは「20秒の法則」、当時のたけし、発想はイイぞ!(笑)
さて、この研究のさらにおもしろいところは、この「20秒の法則」が、身につけたい習慣をジャマする別の習慣をやめるのにも効果があるという事です。
ある時期、エイカー氏は毎晩のギター練習を習慣づけたいと考えていました。ギターをケースにしまわずにリビングのスタンドに立てかけることで練習を始めるまでの準備を短縮。しかし、それだけでは充分な効果がありませんでした。
なぜなら、彼には他に「帰宅後すぐにテレビを見てしまう」というやめたい習慣があったからです。ギター練習の準備時間を短くしても、テレビをつけるのはさらに簡単でした。ソファに座ってリモコンのボタンをポチっと押すだけだからです。
そこで彼は、もう一つの工夫を加えます。リモコンから電池を抜き、別の部屋の引き出しにしまったのです。
テレビをつけるまでの時間が「20秒以上増えた」ことになります。
すると、ソファに座ってリモコンのボタンを押しても何も起こらないので、すぐ近くに置いてあるギターをパッと手に取るようになったそうです。
この実験から、新しい習慣をつくるには、やりたい行動のハードルを下げるだけでなく、(競合する)やめたい習慣のハードルを上げることも重要だとエイカー氏は言います。
ニンゲンは「より簡単な方」を選びやすい生き物なので、この性質をうまく使うことで、よい習慣は身につけ、悪い習慣はやめられるようになるということです。
あなたの行動を左右するのは、行動自体の難しさではなく、「始めるまで」のめんどくささ(=心理的なハードルの高さ)だったのです。
人間の行動を変えるのに必要なのは、大きな決意や強い意志とはかぎりません。むしろ、始めるまでの「たった20秒」という時間が、実は私たちの人生を大きく変える力を持っているというわけです。
あなたも身につけたい習慣や、逆にやめたい習慣の「めんどくささ」に注目して、たったの20秒、短くしたり長くしたり出来ないか工夫してみてください。
朝の運動習慣をつけたいなら、前夜にトレーニングウェアを着て、スニーカーを玄関にだして寝る。家の掃除をこまめにしたいなら、ハンディクリーナーやクイックルワイパーを各部屋においておく。
寝る前のスマホをやめたいなら、スマホと充電器はリビングにセットし、目覚まし時計を使う。ネットショッピングの衝動買いをさけたいなら、クレジットカード情報を保存せずに毎回入力する・・・いずれも効果がありそうですね。
私はこの研究のことを知った時、なかなか毎日入力できていなかった家計簿アプリを、スマホのトップ画面、親指の真下の位置に移動させました。これでいつでもロックを解除した後に即アプリを押すことができます。
あなたも上のような小さな工夫をすることで、「ああ、めんどくさい・・」を味方につけて色々な習慣改善ができるはずです。まずはあなたがいちばん身につけたい習慣について、どうしたら「始めるまで」の時間を20秒短くできるか、考えてみてはいかがですか?
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