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ルイジアナ美術館近辺のAirbnb

ルイジアナ美術館から7分ほど歩いたところに、その宿はあった。

周辺は静かな住宅街。
どこの家の芝も綺麗に整えられている。

ちょうど雨が降ってきて、わたしは急いで宿へ逃げ込んだ。

部屋は窓が多くて明るい。

窓の向こうには、小さな小屋と気持ちの良さそうな庭が見える。

窓辺にはキャンドル。
あとで灯してみようと思った。


部屋にはポテトチップスと、紅茶とコーヒーが用意されていた。

可愛い椅子がところどころに置かれ、絵画もリズミカルに飾られている。



アートのある部屋は、心に余白をつくってくれる。

この旅を通して、わたしは自分の好きな空間を少しずつ言語化できるようになってきた。

どの宿も、ベッドを壁にぴったりくっつけてはいない。

サイドには小さなテーブルか、低めのシェルフ。



くつろげる椅子があり、コーナーごとの意図が明確。

色にまとまりがあって、必要なものは過不足ない。

雰囲気の良い照明があり、生活感は徹底的に隠されている。

ノイズが少ない。

ホッとできる飲み物が置いてある。

壁にはアート。

そして、レトロでミニマル。

そんなところだろうか。

紅茶を淹れて、ぼんやり庭を眺める。

ガラス越しに庭を歩いていたホストと目が合い、軽く会釈した。

とりあえずベッドへゴロンと横になる。

もう今日は動けないかもしれない。

しばらく天井を眺めていたけれど、ふと「ビタミンを摂取しよう」と思い立った。

駅までは徒歩7分ほど。
スーパーは駅の反対側にある。

海外のスーパー好きとしては、最後にもう一度見ておきたい。

家族へのお土産と、オレンジ100%ジュースを買った。



850ml。

ひとりには完全に大容量だ。

だけどこれが、驚くほど美味しかった。

つぶつぶ入りで、ほとんど果実。

わたしは一気に二杯飲んだ。

今日はもう、シャワーを浴びて寝よう。

母屋の一角に、ゲスト専用のバスルームがあった。

なんだか「お邪魔します」という気分になりながらシャワーを浴びる。

そして浴び終わった後で気づく。

……タオルがない。

どうやらベッドのある離れに置いてきたらしい。

もう全身びしょびしょだ。

仕方がないので、引き出しを開けて何かないか探す。

ハンドタオルのようなものを二枚発見した。

お借りして全身を拭く。

これが意外と吸収力がいい。

もしかしたら、台拭きだったのかもしれない。

でも、もう確認する気力は残っていなかった。

夜8時半。

デンマークはまだ明るい。

だけど、わたしはもうベッドに潜り込むことにした。

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