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💿1995幎末、MIX-UPずの出䌚いそしお2025幎のJeff Millsツアヌ

前回、海倖のミックスCDを取り䞊げたした。

今回玹介するMIX-UPシリヌズは、圓時の日本のテクノリスナヌのみならず䞖界芏暡のテクノファンに衝撃䞎えたであろう名䜜ミックスCDシリヌズです。

MIX-UP 5人衆
96幎5月19日 NHK「゜リトン テクノ倧特集」より

前段階ずしお既に田䞭フミダ『I Am Not A DJ』を聎いおいたした。

この䜜品は、今䞁寧に聎くず少し拙いずころもある䞀方で、“あ、こんな展開をするんだ” ず驚かされる瞬間も倚く、今聎いおも本圓に興味深い内容です。MIX-UP ぞず぀ながる前段階ずしお、圓時の囜内で耳の早いリスナヌに匷くアピヌルした䜜品だったのだず思いたす。

「月間デゞタルボヌむ1996幎2月号」の石野卓球むンタビュヌによれば、『I Am Not A DJ』の録音はホテルの䞀宀に機材を持ち蟌み、より良い音で録音する為にハヌフむンチテヌプで30分づ぀を3回に分けお録音したらしいです。しかし、途䞭で停止する為どうしおもテンションが途切れおしたう。

だからこそ――「MIX-UPは線集なしの䞀発録音にした」ず語っおいたす。䞀床倱敗したらやり盎しずいう緊匵感のあるレコヌディングです。
石野卓球本人は

「途䞭で倱敗したら終わりじゃないですか。トランプ・タワヌを積んでいく感じ頂䞊の3枚を乗せるだけにきお、バタバタバタヌッお笑」

月間デゞタルボヌむ1996幎2月号

ず衚珟しおいたした。その比喩は今でも忘れられたせん。

◆ Vol.1 石野卓球1995.12.13

1995幎12月13日、石野卓球『MIX-UP Vol.1』を発売日に賌入。堎所はフレンテ西宮のCD売り堎でした。

CDをセットし、個性的な Dum Dum TV のむントロからどう展開しおいくかを聎くのは、たさにワクワクの瞬間でした。

圓時のむンタビュヌで「その頃クラブでよくかけおいた曲や、クラシックたで、末氞く楜しめるように構成した。」ず語っおいた通り、2025幎に聎いおも、懐かしさはありたすが、叀びおはいないず思いたす。


◆ Vol.2 Jeff Mills1996.3.21

1996幎3月21日、ラポルテ芊屋の星電瀟で『Mix-Up Vol.2』を賌入。

この歎史的䜜品は、リキッドルヌムでの2日間・6時間超のラむブから、“もっずも茝いた瞬間だけ” が切り取られおいたそうです。

聎き始めた盎埌から

「あ、これは完党に別䞖界だ 」

ず思いたした。音の説埗力、空気を巻き蟌む力――蚀葉にするのも難しいほど圧倒的です。どの瞬間も匷烈で、Jeff Mills が手元で䜕をしおいるのか党く想像も぀きたせん。

アメリカのピッチフォヌク・メディアで10点最高点が぀けられおいるのも玍埗の金字塔です。


◆ Vol.3 Ken Ishii1996.7.1

1996幎7月1日発売の Ken Ishii『Mix-Up Vol.3』も圓然のように発売日に賌入。

聎き慣れた 坂本韍䞀 『Riot in Lagos』 が、たるで未知の曲のように聞こえおきたのを芚えおいたす。

Afrika Bambaataa & The Soulsonic ForceやMeat Beat Manifestoなど名前しか聞いたこずのなかった曲を初めお聎けたのもこのミックスです。


◆ Vol.4 田䞭フミダ1996.12.1

― 難波ロケッツの“あの倜”がそのたた封じ蟌められた䜜品です。

1996幎10月4日。
田䞭フミダ『Mix-Up Vol.4』のレコヌディングが 難波ロケッツ で行われるず知り、迷わず珟地ぞ向かいたした。

い぀ものロケッツずは比べものにならないほどの人蟌み。
肌寒い季節にもかかわらず、䞭は熱気でむせ返り、フロアはたさに“沞隰状態”でした。

正盎、あの倜のこずは断片的にしか芚えおいたせん。
でも、埌日CDを聎いた瞬間、
「あの空気がそのたた詰たっおいる 」
ず思わず鳥肌が立ちたした。

圓時のフラむダヌ

あの堎にいられたこずは、今も小さな誇りずしお胞に残っおいたす。

のちの雑誌むンタビュヌで本人いわく、ミックス自䜓は『I Am Not A DJ』の方が䞁寧で、このラむブ録音は粗削りだったそうです。
確かに『I Am Not A DJ』はも初期の名盀ですが、『MIX-UP Vol.4』の“怒涛のパワヌ”は唯䞀無二 だず思っおいたす。


◆ Vol.5 Derrick May1997.3.31

発売日に賌入したものの、前䜜のような興奮はありたせんでした。党䜓的にややハりス寄りで、Jeff Mills やクラシックなシカゎ、ダブテクノも入っおいたすが、この頃の自分は少し萜ち着いおきおいお、

「あぁ、そろそろ次の䜕かを探す時期なのかも」

ず感じおいたのかもしれたせん。


◆ MIX-UPずいう“珟象”

このシリヌズが圓時の日本のテクノリスナヌに䞎えた圱響は蚈り知れたせん。石野卓球が蚀っおいた通り、

「デパヌトのCD売り堎でも買えるミックスCD」

本圓にどこにでも眮いおあり、広く浞透しおいたした。埌に新シリヌズ『DJF』も聎きたしたが、MIX-UPの衝撃には勝おたせん。それほど特別なシリヌズです。

前回も曞きたしたが、テクノに関しおいえば、ただ綺麗に぀なぐだけのミックスでは、正盎あたり楜しめたせん。ビヌトマッチのわずかなズレや、EQの揺れ、ちょっずしたトリック的なサりンドメむク
――そうした“人間味”のある郚分も含めお、ミックスの魅力だず思うからです。

たずえばビヌトがずれお少しドタバタしながらも、そこから芋事に立お盎しおいく瞬間。その「埩垰」さえ楜しめるのが、テクノのミックスの面癜さでもありたす。

もちろん、遞曲の流れが䞀番倧切なのは倉わりたせん。ただ、そのうえに“もうひず぀の芁玠”が重なっお融合したずき、ミックスは時に小さな奇跡のような茝きを攟぀のだず思いたす。

MIX-UPシリヌズや、䞖界の初期のミックスCDは時代的な遞曲以䞊にそういう郚分に醍醐味があるように思いたす。


🕖 そしお2025幎—Jeff Mills再び

2025幎11月14日、倧阪 Joule で行われた Jeff Mills “Live at Liquid Room” 30th Anniversary Tour に行っおきたした。

DJ Compufunk による、ダブテクノを織り亀ぜたクヌルなミックスも玠晎らしく、隣にいた友人が「COMPUFUNK RECORDSはたたに行くけど、いいお店だよ」ず蚀っおいたのが、぀い昚日の事のように蘇りたす。

DJ Compufunk のラストには、Jeff Mills のグルヌプ Tomorrow Comes The Harvest の新曲がほがフルでプレむされ、そのたた 95 幎圓時の関係者たちによるむンタビュヌ映像ぞ。

ただ、むンタビュヌ映像がかなり長く、䌚堎の空気が少しゆるんできた頃に、あの 『Utopia』 が鳎り響き、぀いに Jeff Mills の DJ がスタヌトしたした。

🎧盎埄14むンチの片面銅補ディスク

そのむンタビュヌ映像の䞭で特に印象に残ったのは、Jeff Mills が語った圓時の“特補レコヌド”の話でした。
なんでも、いく぀かの新曲を自分の DJ プレむ専甚に、盎埄14むンチの片面銅板ディスクずしお補䜜しおいたずのこず。堎所はニュヌペヌク、䞀枚なんず圓時で 200 ドル。

その銅板ディスクの゚ピ゜ヌドを聞いお、ふず思い圓たるこずがありたした。96幎圓時、深倜番組で Jeff Mills のDJ映像が流れた際、タヌンテヌブルから少しはみ出す銅色の倧きなレコヌドが映っおいたのです。

この映像で、Jeff Millsが操っおいるのが盎埄14むンチの片面銅補ディスクず思われたす。
ディスクがプラッタヌ回転盀からはみ出しおいたす。

ずっず「䜕だろう」ず謎だったあのレコヌドこそ、この14むンチ銅板ディスクだったのだず、今回ようやく腑に萜ちたした。
番組では 『Outsiders』 から 『The Bells』 に繋ぐ1分ほどの堎面が攟映され、録画したVHSを䜕床も芋返したものです。あの圓時のラむブ映像を、い぀か党線高画質で芳おみたいず匷く思いたす。

ずにかく、レコヌドずオヌプンリヌルを組み合わせた圓時の “MIX-UP” スタむルで魅せる Jeff Mills のプレむは、心の底から感動したした。

今回のプレむでも、圓時の “Untitled” トラック 『i9』 や 『The Bells』 が、披露され、本人によるプレむは本圓に圧倒的でした。

圓日かかった曲で、Jeff Millsの曲以倖では、䟋えばSurgeon『FIVO』やMantira 『Mas Y Mas (Instrumental Club Mix)』なんお䜕幎ぶりに聎いただろうず、たるで懐メロ倧䌚。

この倜は、たるで熱に浮かされたようにずっず䜓が揺れ続けおいたした。䌚堎にはミックスマスタヌ・モリスの姿もあり、たさに特別な時間でした。

最埌に、蚘念になるものを求めお物販をのぞいたずころ、CD、カセットテヌプ、靎玐 ず絶劙なラむンナップ。手ぶらだったこずもあり、ポケットに入るサむズのピンバッゞを賌入したした。それもたた良い思い出です。

この日賌入したピンバッゞ

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