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Made in Kawasaki。工場が消えていく街で、私たちがものづくりにこだわる理由

神奈川県川崎市。

かつてこの街は、日本のものづくりの中心地だった。しかし今、その工場たちが消えていっている。

後継者がいない。コスト競争に勝てない。海外製品の波に飲み込まれる。10,000分の1ミリの精度にこだわってきた職人が、その技術を誰にも引き継げないまま廃業していく。

私はその現実を、目の前で見てきた。

だからこそ、逆張りをした。

美容機器の市場で「Made in Kawasaki」にこだわり続けることを、選んだ。

工場跡地に建てられたビル群

1992年、川崎市から始まった話

株式会社渡久クリエイトは1992年に創業した。

最初は美容機器メーカーではなかった。暗闇でも操作できる「お喋りポータブル検電器」など、工業用検査機器の開発・製造からスタートした会社だ。

拠点は神奈川県川崎市。富士通、東芝、三菱ふそう——そういった大手メーカーが集積し、戦前から日本のものづくりを支え続けてきた街だ。川崎市には、そんな大手の下請けとして何十年も続いてきた「父ちゃん母ちゃん工場」が今もたくさんある。戦後の好景気に沸き、日本の製造業を底から支えてきた工場たちだ。

しかし今、その多くが縮小している。後継者がいなくて廃業する工場も少なくない。

それでも、そこには本物の技術が残っている。

10,000分の1ミリの精度にこだわる職人が、川崎にはまだいる。

モーター音だけでマシンの異常を感知する職人たち。

キラキラより、武骨に。

近年、工場を持たない「企画メーカー」が増えた。スタイリッシュなブランディング、洗練されたパッケージ、SNS映えする見た目。それはそれで価値がある。

でも私たちは、違う道を選んだ。

渡久クリエイトは、企画・開発・設計・製造・販売のすべてを自社で手がけている。

川崎市内の自社施設「Beauty Tech Lab」では、研究開発から試作まで一貫して行う。3Dプリンターによるプロトタイプ製作、組み立て施設での品質確認——アイデアが生まれてから製品になるまでの全工程を、自分たちの目と手で管理している。

各部品の製造は、川崎市内の専門工場に設計図を渡して作らせる。精密加工、板金、電子部品——それぞれの分野で10,000分の1ミリの精度にこだわる職人たちが、渡久クリエイトのパートナーだ。

企画だけして製造は丸投げ、ではない。自社ラボを持ち、川崎の職人と組んで、本物の機械を作る。武骨に、愚直に、ものづくりに向き合う。それが渡久クリエイトのモットーだ。


TILLETが証明したこと

2020年、渡久クリエイトは自社ブランドの美容機器「TILLET」をリリースした。

美容感度の高いプロフェッショナルが求める最高峰の技術を駆使した、プロ用美容機器だ。現在は美容クリニック、エステサロン、美容室、整体院、AGAクリニックなど、様々な現場の第一線で使用されている。

そのTILLETが誇るのが、不具合率わずか1%という数字だ。

業界平均と比べても、この数字がいかに高水準かは、美容機器に携わる人なら分かるはずだ。

お客様からよくこんな声をいただく。

「壊れないから、長く使えます」

「手違いで壊してしまったときのアフターサポートが、本当に助かりました」

製品の品質と、その後のサポート。この2つが揃って初めて、「本物のブランド」だと思っている。

それが実現できるのも、Beauty Tech Labで一から設計し、川崎市の職人たちと顔を突き合わせて作っているからだ。何かあればすぐ現場に行ける。「ここをこうしたい」という細かいこだわりを、直接形にできる。

海外の工場に丸投げしていたら、これはできない。

TILLET(ティレット)のファースト商品ダブルギア

なぜ今、国内ものづくりなのか

日本のものづくりは、今でも強い。

その強さの源は、日本人の国民性にある。勤勉さ、誠実さ、細部への徹底したこだわり。「これでいい」ではなく「これでいいのか」と自問し続ける職人気質が、製品の品質に宿っている。

車を見れば分かる。日本車は今も世界中で愛用されている。安全で壊れない。その評判は数十年かけて積み上げてきた職人たちの苦労の結晶だ。一方、アメリカでは「金曜日に作られた車は質が悪い」という言葉がある。週末前の士気の低下が品質に直結するという、日本では考えられない話だ。

欧米諸国は長年、日本車に勝てなかった。だからEVを推進した。部品点数が少なく自動化しやすい。職人の手を必要としない製品なら、勝負できると踏んだのだ。しかしEVには問題が山積みだ。彼らは自分たちが有利なフィールドに持ち込むため、常にルールチェンジを仕掛けてくる。

美容機器も同じ構図だ。

精密な美容機器は自動化が難しい。繊細な部品の組み付け、微細な調整、品質の最終確認——これは人の目と手でしかできない。だからこそ、日本製が強い市場なのだ。

しかし、ここに見逃せない問題がある。

「Made in Japan」と謳いながら、実態は海外で製造し、最後のネジ締めだけを日本で行うことで「日本製」と表示できてしまう抜け穴が存在する。ものづくりの現場を知らないメーカーが増えた結果、産業の空洞化が進み、海外に発注せざるを得ない構造が生まれている。

これではいけない。

私たちが川崎の工場にこだわり続けるのは、こうした流れへの、静かな抵抗でもある。

川崎市ふるさと納税の美容機器ランキングで販売数1位を3年連続で獲得できたのも、その積み重ねの結果だと信じている。

世界ではルールチェンジが頻繁に行われている。

自社ブランドの美容機器を持ちたい事業者の方へ

エステサロン、美容クリニック、ヘルスケアブランド——「自社の機器を持ちたい」と考えている事業者の方に、渡久クリエイトが選ばれる理由が3つある。

  1. 企画・開発・設計・製造・販売を一貫して自社で担うため、品質と納期をトータルでコントロールできる

  2. 川崎市の専門工場ネットワークと自社Beauty Tech Labを持つため、小ロットからの試作・開発に対応できる

  3. TILLETで証明した不具合率1%の品質基準と、万全のアフターサポート体制がある

「海外製は心配」「本物の国産機器を使いたい」というプロフェッショナルの声に、私たちは応え続けてきた。


これから発信していくこと

このNOTEでは、Made in Kawasakiブランドとして美容・健康機器を作る現場のリアルを書いていく。

・国内ものづくりの舞台裏
・自社ブランドの機器を持ちたい事業者が知るべきこと
・海外製品と国内製品、本当の違い

難しい話より、現場で感じたことをそのまま書く。

フォローしておいてもらえると、役に立てると思います。

株式会社渡久クリエイト専務 渡部悠


ハッシュタグ

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