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梅と桜。

どうして、

あのコばかり

ミるの?

なぜ、

ワタシを見てくれないの?

ワタシの方がキレイなのに、

注目されるのはいつもあのコ。

ちょっと、

華やかだからって、

ちょっと、

人を惹き付ける容姿があるからって、

あのコばかり、

チヤホヤされて、

悔しい。

私はワタシで、

一生懸命、

頑張っているのに。

まわりのヒトは、

全然、見てくれない。

もっと私を見て!

もっと私を褒めて!

もっと私を中心において!




高校生の頃、

ボクは梅と桜の歴史を、

見て、

勝手に梅と桜を自分事の様に、

そして、

勝手にその時の状況を投影していた。

部活でうまくいかない、

勉強でうまくいかない、

友達とうまくいかない、

家族とうまくいかない、

何もかもがうまくいかなくて、

輝いているヒトを見ては、

勝手に嫉妬していた。

あの時、

目の前にあるコトが、

全てで、

決まると思っていた。



あれから

月日が経ち、

大人になり、

社会に出る。

色々なコトがあり、

見えカタは一つじゃなくて、

多面的で、複合的で、

変化に富んでいた。

魅力的だと思っていたら

全然大したコトないし、

一時は栄えていても、

いつの間にか、

枯れ果ているモノが

あるコトを知った。



ボクは、

あの時、

見えていなかったんだと思う。

ヒトを羨むばかりで、

嫉妬して、

自分は、

なんてダメなんだろうと、

心を閉じていったんだと思う。

だから、

桜しか綺麗に見えないし、

梅なんて眼中になかった。




桜は、

一斉に咲き誇り

一瞬で見頃を迎え、

一気に散っていく。

梅は、

ポツポツと咲き、

じっくりと見頃になり、

静かに消えていく。

それを知った。

そう、

ボクは、今、

梅の花が好きになれたみたいだ。

もちろん、

桜も嫌いじゃない。



ヒトと人。

ハナと花。

比べてしまうのは、

本能。

嫉妬の感情。

仕方ない。

でも、

梅には、梅の、

桜には、桜の、

良さが、悪さが、

あると思う。




ヒトの個性は、

それぞれ。

どれも輝かしく、

綺麗で、

どれも醜く、

汚い。

でも、

どんな人も、

誰かの為に、

役立っている。

だから、

ボクは、

ヒトを嫉妬するかわりに、

人に感謝したい。



桜はあでやかに、はかなく咲く。

梅はたおやかに、ひっそり咲く。

僕はまっすぐに、たゆたい咲く。



斉藤ナミさんと池松潤さんの、
嫉妬祭りに参加してみたいと思い、
あの頃を思い返して、
今回書いてみました。
このような機会をくださり
ありがとうございました。


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