【東大院生インタビュー|Vol.1】 「ミスター東大 2024」準グランプリの高本さんが、今話題の急成長スタートアップにて長期インターンを始めた理由
本記事は、株式会社Sales Markerの協賛のもと、『TIC-東大生のアプリ』運営チームが取材・執筆しました。
東京大学で宇宙の研究を行う高本 英煕さん。小型の人工衛星の研究に没頭する傍ら、彼は急成長中のスタートアップ企業「株式会社Sales Marker」での長期インターンに挑戦しています。
現在、Sales Markerは営業・マーケティング・採用の領域で「インテントデータ」を活用した革新的なアプローチを実現可能とするツールを開発・展開しており、BtoBビジネスのDXを加速させる存在として注目されています。一見、全く異なる分野に見えるこの挑戦の裏には、日本の宇宙業界の未来を見据えた、彼ならではの課題意識がありました。
日本の宇宙業界に課題意識を持って挑戦を続ける彼に、これまでのキャリア、Sales Markerの実態、そしてSales Markerでの長期インターンについて伺いました。
<Profile>
高本 英煕(たかもと ひでき)
東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 修士1年
2001年生まれ。東京都出身。私立桐朋中学・高等学校を卒業後、2021年に東京大学教養学部理科一類に入学。現在は、東京大学大学院の工学系研究科に所属し、宇宙工学を専攻。2024年度の「ミス&ミスター東大コンテスト」では準グランプリに輝く。2025年4月より、株式会社Sales Markerにて長期インターンを開始。
1. 中高時代と浪人期の振り返り
――中学時代はどのような毎日を送っていましたか?
高本:中学ではサッカー部に所属していましたが、東大に行きたいという気持ちもあったので、予備校は中学2年生の頃から(部活と)平行して通っていました。なので、部活と予備校を両立する生活を3年間ほど続けていました。
――高校でもサッカー部と予備校を両立する生活を続けていたのですか?
高本:高校では将棋部に所属し、それとは別にテニススクールにも通っていました。サッカー部に比べると、将棋部は時間に余裕があったので、将棋に加えてテニスのスクールにも通い、「将棋・テニス・予備校」に囲まれた生活を送っていましたね。
――サッカーを辞めて、将棋やテニスをはじめられたのは、どのような理由からですか?
高本:一番の理由は、個人競技だからです。サッカーはチーム競技なので、自分がミスすると、(周りから)すごく責められることがありますよね。それがかなり嫌だったので、個人競技をやろうと思い、将棋をはじめました。ただ、スポーツも続けたかったので、テニスもはじめました。テニスはダブルスだと2人で戦いますが、基本的には1人で戦うので、勝敗の要因がすべて自分に帰属します。その点が自分には合っているかなと思い、テニスを選びました。
――浪人生活を経験されたとのことですが、振り返ってみていかがですか?
高本:浪人期は、本当に死ぬほど辛かったです。(笑) 2020年のちょうどコロナ渦の中で浪人していたのですが、日本でも緊急事態宣言が出され、家に引きこもらないといけない状況でした。高3の3月、浪人をするかどうか決める時期には、私立の理工学部には合格していたため、「浪人してもう一年頑張るか、それとも私立大に行くか」という選択肢がありました。
ただ、コロナが浪人に対してポジティブに働いた部分もありました。もしコロナがなければ、現役で大学に進学した友人たちを横目に見ながら、それこそインスタやLINEで楽しそうな大学の話を聞きながら浪人することになり、相当きつかったと思います。コロナがあって、どうせ大学に行ってもそんなに楽しくなさそう。さらに、「東大生を見ながら、他の大学には通えない」と感じ、それならあと一年頑張ってケリをつけようと思い、浪人を決意しました。
――かっこいいですね。やはり東大には、昔から強い憧れを持っていたんですか?
高本:憧れがすごくありましたね。親族をはじめ、周りに東大出身の方が多いというのもあり、幼い頃から東大に行きたいなという想いが強かったです。
2. 大学時代に注力した活動と「宇宙」との出会い
――学部時代から院進して今に至るまで航空宇宙工学を専攻されていますが、宇宙にはもともと興味があったのですか?
高本:実は、大学入学当初は「宇宙をやりたい」とは全く考えておらず、理科一類に入学してテニスサークルで活動していました。ところが、1年生の時に肩を脱臼してしまい、テニスを続けられなくなってしまったんです。そこで、「(この先)どうしようかな」と考えていた時に、友人から早稲田大学の学生が立ち上げた宇宙系の団体の話を聞きました。当時、宇宙への興味はせいぜい図鑑で星を見て「きれいだな」と思う程度で、専門知識が全くありませんでした。それでも、「面白そうだ」と感じ、(その団体への)参加を決めたのが航空宇宙工学科へ進むことになったきっかけでした。
――その宇宙系の団体では、具体的にどのような活動をしていたのですか?
高本:大学1年生後半から2年生前半にかけて、「缶サット(缶サテライト)」という空き缶サイズの模擬人工衛星の製作に取り組み、コンペ出場を目指して活動していました。コンペでは実際に宇宙へ打ち上げるわけではありませんが、わりと本格的なロケットのフェアリングに自作の缶サットを載せて、高度約4,000mまで打ち上げて実験を行います。私たちはミッションの遂行まで見据えて、設計から製作までを一貫して手がけていました。
この活動を通じて、「宇宙はすごくロマンチックだし、航空宇宙は自分のすごく好きな【宇宙】と【ものづくり】が掛け合わされた分野である」と感じ、この世界に強く惹かれ、航空宇宙の道へ進むことを決めました。
――正直、宇宙の知識がない中で参加するのはかなりハードルが高かったと思いますが、なぜそれでもチームに入る決断をすることができたのかお聞きしたいです。
高本:おそらくターニングポイントは浪人期の経験です。(現役で大学に進学するか、浪人するかという選択肢がある中で、)「実現できるか分からないけれど、頑張ってみよう」ときつい方の決断をして、結果として成功体験を得られました。その経験から、自分の知らない分野や得意ではなさそうな分野に対しても、積極的に「1回やってみよう」というマインドが身につきました。
そのため、缶サットを始めた時、専門知識では早稲田大学のスーパーマンのような彼には遠く及ばないけれど、「自分が楽しめるならば良いか」と思い、「やってみよう!」という気持ちで始めたのが正直なところです。
――学業面についてもお聞きしたいのですが、研究室での活動はどのくらい忙しいですか?
高本:大学4年から研究室に所属していますが、実はコアタイムはなく、ミーティングもすべてオンラインで行われているので、研究室に行く必要は特にありません。ただし、週の起きている時間のうちおよそ5割~6割は、研究室の活動に充てている感じですね。
――さらに、ミスター東大コンテストにも出場されたとのことでしたが、出場を決めたきっかけは何でしたか?
高本:「宇宙」を中心の軸にしながらも、あえて違う世界にいこうと思ったのが(ミスター東大コンテストに)出場を決めたきっかけです。これは、宇宙分野の中だけにとどまっていては、日本の宇宙市場を盛り上げることが難しいのではないかと考えたからです。
当時は「宇宙系のミスター東大」として活動し、研究室の人工衛星が二基まだ宇宙にいたので、その運用の様子などを発信していました。自分の周りにいる人たちはやはり学問に対する関心の幅が広く、宇宙の話をするとノッて聞いてくれますが、工学を勉強してこなかった人も世の中にはたくさんいて、そのような方たちに、どうすれば宇宙を身近に感じてもらえるかを模索しながら発信しましたね。
取り急ぎ!
— 高本英熙 (@todai2024_mr1) December 15, 2024
ミスター東大準GP獲りました!🔥
皆さんの応援のおかげで最高の5ヶ月間となりました!本当に今までの応援ありがとうございました☺️☺️
そして、なつきGPおめでとう🎉
実は1年生からの仲で、ライバルでありながら応援していました!!
明日からまた宇宙開発やー🚀🛰 pic.twitter.com/GluMZyZxaV

3. Sales Markerとの出会い
――Sales Markerで長期インターンをはじめたきっかけを教えていただけますか?
高本:今年の3月頃に、Sales Markerをはじめとした急成長中の注目スタートアップが多く集まるイベントがあったのですが、そのイベントに参加したのがきっかけです。イベントに参加した際、(Sales Marker)CEOの小笠原さんのプレゼンを見たのですが、(全企業の中で)一番上手かったんですよ。そういう優秀な方がCEOをされていたので、そのイベントの終盤に話しかけに行って、喋っている時に、小笠原さんはかなり宇宙が好きだったみたいで、宇宙や人工衛星の話をしたら、「うちでちょっと仕事してみない?」みたいな軽い感じで誘ってもらったことがきっかけです。
――どのような考えで、そのイベントに参加したのですか?
高本:「宇宙の分野を他の分野から俯瞰して見た時、日本の宇宙市場は今どうなっているんだろう」ということに興味を持っているからです。
大学4年から研究室に所属していますが、周りを見ると、例えばJAXAに行ってエンジニアになる、あるいは博士課程に進んで研究を続けるというキャリアが普通です。しかし、僕は一年間がっつり人工衛星を開発してみて、エンジニアも楽しいんですけど、「なんかエンジニアは違うな」と感じました。
現在、日本で宇宙はまだ十分に盛り上がっておらず、エンジニアリングでは打開困難な課題が多くあります。そうした課題には、もっと別の角度で、それこそビジネスの視点なのか、国の視点なのかわからないですけれど、もう少し上流の立場からでないと解決できないのではないかと考えるようになりました。そのため、いろいろな世界を見てみようということで、イベントに参加しました。
――イベントでCEOの小笠原さんにはじめてお会いされた時、どのような印象を持たれましたか?
高本:めちゃくちゃイケメンでかっこいいなというのが第一印象でした。(笑)しかも、プレゼンが完璧なだけでなく、1対1で話している時も、「えー」や「あー」といった余計な言葉が全くなく、良い意味でプログラミングされたAIロボットのように感じるほど、喋りが流暢で衝撃を受けました 。
参考:Sales Marker 代表取締役CEO / 小笠原 羽恭 Ogasawara Ukyoさんの記事
――イベントでお話しした後、改めて話し合いを行い、その結果、正式にインターンをはじめることが決定したという流れでしょうか?
高本:そうですね。Sales Maekerでインターンやりましょうとなった後に、「具体的にどのような仕事であれば、僕自身の強みや得意な事が一番発揮できそうかな」という話をして、最終的にはプロダクト本部に配属され、未経験ながらアプリ開発に挑戦することになりましたね。
4. インターンの立場から見た、Sales Markerの実態と今後の展望
――インターンを始めるにあたり、研究との両立に不安はありましたか?
高本:ありました。というのも、当初、長期インターンは週5日で働くイメージがあったので、「そんなに働けないけど、自分にできるのかな」と正直心配でした。しかし実際には、「ある程度働いて、しっかり結果を出せば、他での活動は全然問題なく、むしろインターン以外での活動も尊重してくれる雰囲気」でしたね 。
――研究室は忙しいと思いますが、実際にはどのように研究とインターンのバランスを取っているのでしょうか?
高本:最初に「週に何時間くらい働けそうかな」というシビアな話し合いをして、そのうえで自分のコミットできる時間に合わせて、業務内容を調整してもらえました 。開発業務は基本的にオンラインで進められるので、場所を問わず自分のペースで取り組むことができ、大学での活動とも無理なく両立できています 。
――Sales Markerでのインターンを通して、特に驚いたことはありましたか?
高本:サポート体制が非常に手厚かったことです。僕はアプリ開発の経験が一切ない状態でインターンを始めたのですが、Webアプリの言語を一つも知らない私に対して、最初のキャッチアップやお勉強も一緒にやってくださり、その期間もしっかり給料を支給していただいていました。さらに18歳の超優秀なエンジニアの方がメンターとして丁寧に教えてくれ、毎週しっかりと進捗確認してくれます。
――インターンで得たスキルや知識が、ご自身の研究にも役立つことはありますか?
高本:非常に活きています。航空宇宙のような保守的な業界では、最新技術であるAIは他の業界に比べるとまだまだ普及していません。インターンを通してAIそのものの理解が深まりましたし、最新のAIエージェントを活用する機会も増えました。特に、最先端のAI開発ツール「Cursor」は、コーディングをしながらAIが助言してくれる点が画期的で、業務で頻繁に利用しています。さらに、Sales Markerで学んだAIを用いた最新の開発手法・AIの知見を伝えられる範囲で研究室のメンバーにも伝え、研究にも役立てることで、結果として僕以外の研究の効率も上がっています。
――会社のカルチャーの中で、特に魅力的だと感じる点は何でしょうか?
高本:経営陣との距離が驚くほど近いことです 。週1回の全社ミーティングでは経営方針が共有され、経営陣が今何を考えているのか、今後の経営方針を双方向的に確認し合う場があります。そのため、ただ頼まれた仕事をこなすのではなく、会社にしっかりと貢献しているという帰属意識と責任感を、インターンである僕でもしっかり感じております。そうした環境があるからこそ、仕事はすごく楽しく、やりがいもあり、めちゃくちゃオススメしたいです。
――入社してからも、CEOの小笠原さんと直接お話できる機会はあるのですか?
高本:そもそもSales Markerでインターンをはじめた理由の一つに、「小笠原さんともっと一緒に喋りたい」という思いがありましたが、実際、月に1回ほど社員全員で参加する飲み会があり、そこで小笠原さんをはじめ、いろいろな社員の方と直接お話できる機会があります。
小笠原さんは本当に全社員をしっかり見ていて、インターンの僕にも話を振ってくださいます。体感としては、むしろ社員の方よりもインターン生の方が小笠原さんと喋れる機会が多いように感じています。というのも、インターンをはじめる前にしっかりとした面談があり、その後も改めて面談の場をいただけるので、自ずと距離が近くなります。そのため、飲み会でお会いした際にも話しかけやすくなります。
それこそ、現在、僕が担当しているアプリの開発は、小笠原さんとの会話がきっかけにはじまりまして、「こういうアプリあったら良いよね」というお話から、「じゃあ高本くん、これ実際にちょっと頑張って作ってみようか」と言っていただき、メンターの方にサポートいただきながら進めているものです。
――今後のキャリアプランについて、お考えをお聞かせいただけますか?
高本:Sales Markerへの新卒入社は、有力な選択肢の一つとして真剣に検討しています。ただ、最終的には日本の宇宙市場をどう盛り上げていくか、その実行に関わる立場に立ちたいと考えており、そのために一番最適なルートを模索している最中なので、まだSales Markerに就職すると決めたわけではありません。もちろん、今の時代は東大生の多くが大手企業へ就職しますけど、選択肢はそれだけではないと思っています。
――最後に、Sales Markerでの長期インターンを考えている東大生に向けて、メッセージをお願いします。
高本:Sales Markerでは、本当に驚くほどのペースで社員数が増加していて、2週間に一度は平均5人~10人ほどが新たに入社しています。それほど今、(Sales Markerは)勢いがあり注目度の高い企業なので、学生であればまずはインターン参加の切符を掴むことが、貴重な経験を手に入れる第一歩だと思います。今のフェーズで参画すれば、責任のある役職を担いながら、急成長中の企業と一緒に大きな波に乗っていけます。実際に、インターン生の中には、Sales Markerの今後の成長を見込んで、そのまま正社員になった方や、正社員になりたい方も少なくありません。その意味で、非常に生産性の高いインターンなので、めちゃくちゃオススメです!
――あっという間のインタビューでしたが、ありがとうございました。
<インタビューアーのコメント>
経験豊富過ぎて、本記事に高本さんの魅力を載せきれなかったです。
初対面にも関わらず、とても話しやすく、インタビューの途中で、お互いにCEOの小笠原さんトークに熱が入るなど、インタビューよりも雑談が捗る場面もありました。(笑)
今回の記事を通じてSales Markerでのインターンに興味を持たれた方は、ぜひ一度採用ページを訪れてみてください!
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