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kino_outi
他人の幸せを喜べない日があってもいい—比べないための心の境界線
他人の幸せを、無理に喜ばなくてもいい。
この言葉は、どこか冷たく聞こえるかもしれない。
けれど本当は、とても自分を守るための言葉だと思っている。
私たちはいつの間にか、「人の幸せを心から喜べる人でいなければならない」という価値観を抱え込んで生きている。
それができない自分は未熟で、意地が悪くて、心が狭いのではないか。
そんなふうに、何度も自分を裁いてきた。
けれど、感情は義務ではない。
湧き上がらない感情を「あるふり」することは、優しさではなく、自分への無理強いだ。
他人の幸せは、他人の幸せだ。
それは冷たい突き放しではなく、境界線の話である。
そして、自分の幸せは、自分の幸せだ。
この二つは、同じ場所で比べられるものではない。
にもかかわらず、私たちは比べてしまう。
誰かが結婚した。
誰かが出世した。
誰かが夢を叶えた。
誰かが楽しそうな写真をSNSに載せている。
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