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kigurumi64
【コラム】やる気を待たない生き方 ― 行動が感情をつくるという真実
「やる気が出たらやろう」
その言葉ほど、人を止めてしまう言葉はないのかもしれません。
多くの人が「やる気さえ出れば、何でもできる」と信じています。
しかし、実際にはその“やる気”こそが、最も気まぐれで、最も当てにならないものです。
まるで曇り空の切れ間から、いつ差すかもわからない陽の光のように。
私たちは、その光を待ってしまう。
でも本当は、雲の下でも歩き出せる。
やる気とは、歩き始めたその先でようやく見えてくるものなのです。
「やる気がない」の正体
「やる気が出ない」と感じているとき、実は何も“できない”状態ではありません。
ただ、心がまだ“始める準備”をしていないだけなのです。
心理学の研究でも、「人は行動することで感情が生まれる」と言われています。
これは「作業興奮」と呼ばれる現象で、たとえば掃除を始めたとき、最初は面倒に感じていたのに、数分経つと夢中になっている――そんな経験はないでしょうか。
やり始めた瞬間、脳内のドーパミンが分泌され、少しずつ“やる気の回路”が動き始めるのです。
つまり、やる気とは「行動の結果」であって「行動の前提」ではない。
この順序を間違えてしまうと、私たちは延々と「やる気が出ない」という迷路に閉じ込められます。
スイッチが入る瞬間は、ほとんど来ない
私たちはつい、劇的な変化を期待してしまいます。
「ある日突然、スイッチが入って何かが変わる」と。
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