おばさん一人旅 #19 - アンコール・ワットで朝活したら、世界のクセ強旅人たちに囲まれた話
カンボジア2日目。
この日はアンコールワットのサンライズと周辺の主要な遺跡を訪ねる。
トゥクトゥクをチャーターして自力で行くことも考えたけれど、雨期で雨が心配だし、熱中症も怖い。
エアコン付きの混載ツアーに参加することにした。
体力に自信がないから無理は禁物。
さあ、どんな素敵な景色が見られるのか?
6月のカンボジア、シェムリアップ。朝4時。
アンコールワットのサンライズを見るツアーガイドがホテルに迎えに来た。
チェックインの時に明日の朝は4時にサンライズを見に行くから朝食は要らないよ、と伝えたら移動中に食べられるように袋詰めしてくれると言う。
ありがたや~
リクエストしておいたパンとバナナとゆで卵、そしてアイスティーをフロントで受け取り、出発。

どうやら私が一番乗りらしい。ガイドと軽く挨拶をかわすと、朝食は車内で食べてていいよとOKが出た。日中は暑くなって食べ物が傷むから早く食べちゃいな、ということらしい。
袋を開けたら、真っ黒になったバナナが数本とゆで卵3つ、チョコとカスタードのクロワッサンが全部で5つ。朝の4時からこんなに食べられる人がいたらぜひ会ってみたい。
たくさん用意してくれたのに申し訳ないけど、とても食べきれないので残りはどこかで処分だな…ごめんなさい。
チョコクロワッサン(めちゃウマ)をかじっている間にいくつかのホテルに立ち寄りツアー客をピックアップ。
とりあえず乗車してきた人全員に元気よく挨拶してみたら、みな同じように元気に返してくれた。
来てよかった!幻想的なアンコールワットの朝日
ガイドのサリー、事前にオンラインでチケットを買っておいてね、と全員に連絡していたらしい。
みんなオンラインでチケット購入済みだったから、チケット売り場はスルーしてまだ闇の中、遺跡へ入場。
ご覧あれ|写真でつづる、アンコールワットのサンライズ
暗闇から徐々に明るくなりつつある。サリーが日の出が良く見えるポイントに案内してくれた。
集合時間と集合場所を決めて、各自べスポジを探して朝日を楽しんでね~、と、いったん解散。
良さげな場所を確保して、日が昇るまではじっくり鑑賞。
しばしその様子をご覧ください。

ピンクと紫のグラデーションが幻想的!

アンコールワットの形が見えてきたぞー



朝日の後はアンコールワットの内部で古に浸る?
幻想的なアンコールワットの朝日の後は遺跡内部の見学に向かう。
まだ夜が明けたばかりなのでそれほど暑くない。
サリーの後について参道を歩いていたら一人のギャルに話しかけられた。
「ハロー、どこから来たの?」
彼女はフィリピン人のソロトラベラー。
ツアーは全部で7人のグループ。サリー:「いつもならもっと大人数で、今日は少ないから君たちはラッキーだ。」だって、ホントか?
あちこち立ち止まってガイドの説明を聞いて各自写真を撮りまくる。
余談だけど、カンボジアの遺跡のガイドは政府からライセンスを与えられた人しかできないんだって。あちこちで見かけるガイドはみな同じ制服を着てライセンスを見えるところにつけていた。

電波少年を見て初めてアンコール・ワットの存在を認識したのは私だけでしょうか?

間近で見るアンコールワットじゃ

A:雨が多いのでピカピカ・ツルツルにしてしまうと滑って危険だから

こういう場所、好き。雰囲気あるよね

私の英語力では難しい英単語が理解できず、細かい説明までは理解できなかった。でも遺跡が荘厳で素晴らしいことだけは、わかる。

まだまだ朝の10時前。なのに日本に負けず劣らず猛暑ですよ。
100均で買ってきた扇子でバタバタ仰いでいたら例のフィリピン人女子にパッと奪われた。
こんなの初めてなんですけど。みなさん、似たような経験あります?
「あっつ~い、ちょっと貸して♬」という軽いノリに、一瞬「あ?💢」と思ったけど、私にもバタバタと扇いでくれたのでまあいいや、許す。
アンコールワットにはいくつかの塔がある。この時実際に上ることができたのは1つのみ。せっかくだから登ってみよう。
気温がぐんぐん上がり、このころにはもう、酷暑。




塔を降りて、集合場所に戻って日陰で休憩。
集合時間になり、ちらほらメンバーが戻ってくるが、ここで例のフィリピンガールが行方不明に。
事前に登録しあっていたWhatsappにも反応しない。
「彼女はセルフィーを撮るのに忙しいからね」とジョークとも皮肉ともとれるサリーのコメントよ。
しばらく待っていたら大汗をかきかき戻ってきた。良かった。
タプロームでなんちゃて聖地巡礼|トゥームレイダー!
アンコールワットの裏口から出て、アンコール・トム、さらにタプロームへ移動。
私がここへ来たかった理由はトゥームレイダーの撮影に使われたと言われる場所に行きたかったから。
ちなみにトゥームレイダーは見ていない。見ていなくたって、聖地巡礼モドキしてもいいよね。

ガイドのサリーが言うには、今日は中国からのツアーが来てないから空いてると。中国人は個人旅行者は少なく、団体でツアーを組んで来るから大人数でガヤガヤ写真を撮って混雑するのだとか。
「あなたは一人だね。どうして?あ、君は日本人かww」
ツアーメンバーのタイ人(ノルウェー在住20年超)が私に言う。同じくノルウェー在住のベトナム人女性パートナーと二人で参加していた。
何となく複雑な思いでムッとしていた顔をしていたのかもしれない。
「Just kidding. 日本人と中国人は似ているけど、中身は全然違うもんね。」
だって。ああそうですか。
あまり期待していなかった「タ・ケオ」 - いい!
次の目的地はタ・ケオ。
正直あまり期待していなかったけど、ここは良かった!
素朴な感じが良かった!


ほぼほぼ貸し切り状態のタ・ケオ(なんで?)。
暑いけど、みんなで進む。
このころには全員が何となく打ち解けてきてメンバーの人となりを理解した。
ここで、今回のツアーの構成員たちを紹介しよう。
サリー(カンボジア:ガイド)- おしゃべりだけどよく気がつくおじさん
セルフィー大好きギャル(フィリピン:ソロ)- ちょっぴり図々しく、人との距離感がバグってるけど憎めない
セレブな風情のタイ人とベトナム人(ノルウェー:カップル)- 一見スマートな医療従事者の2人。このタイ人がだいぶウザい、彼女は穏やかな人だけど、パートナーにはだいぶ厳しい(笑)
一眼レフカメラを携えたカメラマン(ドイツ:ソロ)- ヘビースモーカー。すぐにたばこ休憩でいなくなる電子タバコはカンボジアではOKなのだろうか?
休暇を利用して東南アジアを回っている男子大学生(アメリカ:二人組)- 寡黙だけど、いちばんまともだった2人。青春を楽しんでほしい
ユウコ(日本:ソロ)- 一人旅の地味なおばさん(私)

タ・ケオに向かうツアーメンバーたち


暑さにやられてばてていたので、私はしばらくここで休憩。
だ~れもいない遺跡の日陰に座り、風を感じながらゆっくりするひとときは贅沢以外のなんでもない。
他のメンバーたちはこの急な階段を登ってさらにその先へ。
タイ人男性は階段を登ったところでギブアップしたそうな。
元気になったので周辺を散策する。

神様の優しいお顔、わかります?
ランチタイムは多国籍交流会
朝の空いている時間に遺跡をぐるっと見学し、帰りに遅めのランチタイム。
ツアーグループ7人で1つの食卓につき、各々料理を注文する。
老眼なのにメガネを忘れて字が読めなかったもんで、写真を見て無難にチャーハンをチョイス。ところが運ばれてきたものは、なんとオムレツ。
おばさんの一人旅、老眼鏡がないと写真すらまともに見えない。
オムレツは野菜たっぷりバインセオ的なお味で白米付きだったので結果オーライ。美味しかったよ~。
食事の間は、メンバーたちといろんな話をした。
各国の食べ物の話から始まり、ハノイのブンチャーの名店はどこだ?といった軽いものから、アメリカの大学生の就職活動といった真面目な話まで、いろいろ。
私には、日本への旅行はいつ行くのがベストか、オススメの食べ物はなにか?物価はどれくらいか、質問攻め。
もしかして、私の英語がつたないばかりにそれしか会話のネタがなかったのか…
アメリカの2人があまりに似ているもので、「2人は兄弟なの?」と聞いたら、友達同士だった。
そしたら例のタイ人、
「ホントに友達?(ニヤニヤ)」
いや、微妙な空気になりますよね。ベトナム人の彼女が厳しくたしなめます。
まわりの空気を察したのか、
「Just kidding.」
学生2人が聞いてなくてホントに良かったよ。
Just kiddingって言えばなんでも許されると思うなよっ!おいっ!
2日目後編へ続く
昼食が済んだら各々をホテルや繁華街など希望する場所でドロップオフ。
SNSのアカウントを交換したり、最後の会話で別れを惜しみつつも解散。旅は一期一会っスね~。
グループツアーは参加人数によっても全然違う。今回はグループメンバーとの距離が比較的近くて異文化交流も楽しめたし、英語の実地練習にもなった。
一人旅中、もう1人はいいや。となることも結構あるんだけど、これだから一人旅はやめられない。
さて、少しホテルで休憩して、涼しくなった頃に街ぶらに出かけます。
今回の記事、みなさんの『ベスト・オブ・クセツヨ』な人物は誰でしたか?
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