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映画『ポセイドン・アドベンチャー』~闘う牧師!亡きG.ハックマンの雄姿

今年2月、ジーン・ハックマンが自宅で亡くなっているのが発見されました。2004年に俳優を引退していたそうですが、久しぶりに聞いた彼のニュースがこのニュースだったので、寂しい気持ちになりました。

ハックマンの一番の当たり役と言えば、『フレンチ・コネクション』のポパイことドイル刑事でしょう。ですが、私としてはこの『ポセイドン・アドベンチャー』のスコット牧師も負けず劣らす好きです。

大晦日の夜、巨大な豪華客船ポセイドン号が大波に飲まれて転覆します。完全に上下さかさまになった客船。ボールルームでのカウントダウンで盛り上がっていた乗客たちは、一瞬にして恐怖のどん底に落とされます。

客船パーサーは、完全防水の船だからボールルームにとどまって救助を待つべしと言います。これに対し、スコット牧師はなるべく船底(つまり、今や船の上部)に移動することを主張。9人の乗客・乗員だけがスコットに従い、クリスマス・ツリーを使って上階に移動しますが、その直後、ボールルームは爆発によって生じた突如の浸水に飲み込まれます。

映画公開当時の宣伝用イラスト。下部中央がジーン・ハックマン。

その後も、船底に向かう10人に様々な困難が襲い掛かります。そして、一人、また一人と命を落としていきます。もう少しで船底というところで、吹き出した熱い蒸気が行く手を阻みます。

「神にすがるだけではいけない。人は自ら努力して道を切り開いていかなければならない。そういう人に神は手を差し伸べる。」

そう信じるスコット牧師。しかし、このように次々に失われる命を前に、

「神よ。これ以上何をお望みですか?」「まだお望みであれば、私の命を差し出します。」

そう言って、彼は蒸気で熱せられたバルブに飛び移り、素手でそのバルブを閉めると、力尽きて炎の中に落ちていきます。

そのおかげで、残った6人は船底にたどり着き、救助隊に助けられます。

ジーン・ハックマン(右)とアーネスト・ボーグナイン

この神についての考え方には、もちろん異論もあるとは思います。ですが、自分が助かるため、仲間を助けるために、このように困難に立ち向かっていくことができるか。そのことを考えたときに、このスコット牧師は格好いいと思いました。

昨晩、ほぼ40年ぶりにこの映画を再見し、ジーン・ハックマンの雄姿に、じんわりきてしまいました。


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