【VS CodeがAIエディタに!?】アナコンダから始めるPython開発環境の作り方
夏の一大イベントが終わって、その勢いをそのままに、新しいプロジェクトにチャレンジしようとしている。
まずはリサーチのためにWEBスクレーピングする必要が出てきた。それで24時間稼働の専用マシンを自作することを思いつき、ChatGPTに相談しながら進めている。
PythonとBeautifulSoup(bs4)を使ってプログラミングを始めるために、まずは開発環境を整える必要があった。
1. なぜアナコンダ(Anaconda)をインストールするのか?
理由①:科学技術系ライブラリが最初から揃っている
→ numpy, pandas, matplotlib などの必須ライブラリがワンクリックで揃う理由②:仮想環境が簡単に作れる
→ プロジェクトごとにライブラリのバージョンを分けられる理由③:初心者にも優しい
→ GUIの「Navigator」や、専用プロンプトから簡単に環境操作ができる
結果的に「最初の一歩」としてアナコンダはとても便利。
2. Anacondaをインストールすると出てくる「いろんなプロンプト」の正体
インストール後にWindowsのスタートメニューを見ると、こんなに種類が出てきて混乱するはずです。
Anaconda Prompt → Anaconda専用のコマンドライン(基本はこれを使う)
CMD.exe Prompt → 普通のコマンドプロンプト。自分で conda activate が必要
PowerShell Prompt → 高機能なWindows標準シェル
Anaconda PowerShell Prompt → PowerShellにAnacondaの設定を組み込んだもの
👉 迷ったら「Anaconda Prompt」を使えばOK。
3. VS Codeがデフォルトでなくなった件
昔はAnacondaを入れると自動でVS Codeも一緒に入ったが、今は別インストールが必要。
公式サイト(https://code.visualstudio.com/)に行くと、
The open source AI code editor
という見慣れないキャッチコピーが出てきて戸惑うけれど、これは昔からのVS Codeそのもの。
安心して「Download」を押せばよい。
4. VS Codeインストール時のチェックポイント
インストール時のオプションでこれを選ぶと便利:
✅ 「Add to PATH(環境変数に追加)」
✅ 「右クリックメニューに追加」
これで Anaconda Prompt から次のように使えるようになる:
code .
(現在のディレクトリをVS Codeで開く)
ついでに日本語化の手順
いちばん簡単な方法
VS Codeを起動
左の拡張機能(四角アイコン)を開く
ショートカット:Win/Linux: Ctrl+Shift+X、Mac: Cmd+Shift+X
検索欄に 「Japanese Language Pack」 と入力
Japanese Language Pack for Visual Studio Code(Microsoft製) をインストール
右下に「言語を日本語に切り替えますか?」が出たら 「Restart / 再起動」 を押す
出ない場合は、コマンドパレット(Ctrl/Cmd+Shift+P)→ “Display Language / 表示言語の構成” → ja を選んで再起動
コマンド一発(お好みで)
端末から:
code --install-extension MS-CEINTL.vscode-language-pack-ja
うまくいかない時のチェック
拡張機能が有効になっているか
コマンドパレット → Display Language で ja が選ばれているか
Remote/WSL/コンテナ を使う場合:リモート側にも同じ拡張を入れる(リモートのウィンドウで再度インストール)
英語に戻したい時
コマンドパレット → Display Language → en を選んで再起動
もしくは日本語パック拡張を無効化/アンインストール
5. Python + BeautifulSoup で環境を確認する
まずは仮想環境を作成:
conda create -n scraping python=3.12
conda activate scraping
BeautifulSoupとrequestsをインストール:
pip install beautifulsoup4 requests
テストコード例(test.py):
import requests
from bs4 import BeautifulSoup
url = "https://www.example.com/"
res = requests.get(url)
soup = BeautifulSoup(res.text, "html.parser")
print(soup.title.string)
実行:
python test.py
6. まとめ
Anacondaは「環境構築を一気に片付けられる便利ツール」
プロンプトの違いはあるが、基本はAnaconda PromptでOK
VS Codeは別インストールになったが、昔と変わらず安心して使える
Python + bs4 のセットアップも数行で完了
「AIエディタ」だの「Copilot」だの表記に惑わされず、いつものPython開発環境として気軽に使えるので安心してほしい。
以上、自分用メモ。誰かの役に立てばいいけど。
追記
🔍 pip と conda の違い
| 特徴 | `conda install` | `pip install` |
| --------- | ----------------------------------- | ----------------------------- |
| 管理対象 | Pythonライブラリ+その他依存パッケージ | Pythonライブラリだけ |
| 入手元 | Anaconda独自のリポジトリ |Python公式の巨大リポジトリ) |
| 安定性 | 検証済みのバイナリが多い | 最新のライブラリが手に入るが |
| | | 依存関係が壊れることも |
| コマンド例 | `conda install numpy` | `pip install numpy` |✅ なんで「pip install」ばかり見かけるのか?
世界中のPython記事の標準がpipだから
→ PyPIが公式なので、ブログやドキュメントは基本 pip 前提。Anacondaを使わない人も多いから
→ 「pipなら誰でも使える」という理由で、記事はpip基準になりやすい。PyPIの方が新しいバージョンが早い
→ 例えば機械学習系のライブラリ(transformersなど)はまずPyPIに出る。
💡 実際にどう使い分ける?
基本は conda install を優先
numpy / pandas / matplotlib / scikit-learn など主要ライブラリ
Cライブラリ依存が強いもの(例:opencv, scipy)
condaに無いパッケージは pip install
webスクレイピング用の beautifulsoup4 や requests など
最新版が必要なライブラリ
📝 実践的なルール
まず conda search XXXX で探す
あれば conda install XXXX
なければ pip install XXXX
混ぜて使っても大丈夫だがが、必ず仮想環境ごとに使い分けるのがおすすめ。
beautifulsoup4 や requests は軽量なPython純粋ライブラリなので、condaの独自リポジトリにわざわざ置かれてないことが多い。
なので、pipから入れるのが普通。
pip install beautifulsoup4 requests
一方で、numpy や pandas はCライブラリ依存が大きいので、condaから入れる方がトラブル少ない。
👉 つまり、「記事がpipばっかりなのは単に標準だから」で、Anacondaユーザーは「まずconda、なければpip」というのがベスト実践だ。
