夏休みの朝6時半、日本の公園に子どもが集まるわけ
日本の小学校は、来週あたりから夏休みに入る。海外の友人によく言われることがある。「日本の子どもって、休みなのに毎朝早起きして公園に集まるんでしょ?信じられない」と。
正直に言うと、その通りだ。私も小学生のころ、夏休みの間ずっと、朝6時半に近所の公園まで歩いて行っていた。眠い目をこすりながら体操着に着替えて、首から下げたカードを握りしめて。ラジオから流れる「新・ラジオ体操第一」のピアノの前奏を聞くと、今でも体の奥のほうがむずむずする感覚がある。
でも、この習慣を知らない人に一番驚かれるのは、早起きでも、体操の内容でもない。「なぜそこまでして、みんなで集まる必要があるのか」という点だ。運動なら家で一人でもできる。今なら動画を見ながらでもいい。なのに日本では、わざわざ決まった時間に、決まった場所に、近所の子どもたちが集まる。しかも参加すると小さなカードに判子(はんこ)を押してもらえる、あの仕組みまでついてくる。
この背景には、単なる健康増進以上の、日本社会の成り立ちに関わる理由がある。ラジオ体操がどこで生まれ、なぜ日本でここまで広まったのか。そして、あの出席カードのはんこが、実は日本人の「集団への帰属意識」をつくる、かなり巧妙な仕組みだということ。有料エリアでは、私自身が皆勤を逃して気まずかった経験も含めて、これらを具体的に解説していく。日本に住んでいて、近所の子がラジオ体操に参加しているのを見たことがある人には、特に読んでほしい話だ。
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