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最新全米映画興行成績とブリジット・バルドーについて

どうも。

1(1)Avatar: Fire And Ash
2(5)Zootopia2
3(8)Marty Supreme
4(3)The Housemaid
5(-)Anaconda
6(2)David
7(4)The SpongeBob Movie: Search For SquarePants
8(-)Song Sung Blue
9(7)Wicked:For Good
10(6)Five Nights At Freddy's 2

では、まずは全米映画興行成績、行きましよう。

1位はアバター3が継続中ですね。3位にMarty Supreme上がってきてます。興行的成功はオスカーには有利になります。

5位初登場は「アナコンダ」。これはジャック・ブラックとポール・ラッドのコメディ。これは1997年の同名映画のリブート。主役の2人がブラジルにかつてのヒット映画「アナコンダ」のリメイクを撮影に行ってる最中に大蛇に襲われる話。ブラジル側からもセルトン・メロという、かなりビッグな、「アイム・スティル・ヒア」で誘拐された政治家演じてた人がキャストについています。

ただ評判はピリッとしません。Metacritic で44点、RottenTomatoesで52点。

8位初登場は「Song Sung Blue」。これはニール・ダイアモンドのトリビュート・バンドを営む夫婦の実話で、元になったドキュメンタリーの映画化。夫婦役にヒュー・ジャックマンとケイト・ハドソンがついています。

これ、割と評判いいようでしてMetacritic で63点、RottenTomatoes で77点。オスカーにはちょっと届かないかな。

さて


ブリジット・バルドーが亡くなってしまいましたね。91歳月だったので、大往生といったところだと思いますが。

僕自身、BBには思い出もあります。大学生のときにふと手にした早稲田松竹でのBB特集のチラシ。これを見たときに写真もすごくおしゃれに見えたんですよね。なんか「見ないといけない」ような衝動にかられましてそれで


この「私生活」という映画を見に行きました。当時まだフランス映画にもイタリア映画にも明るくなかったんですけど、これ見たことによってヌーヴェルヴァーグにもフェリーニにも興味を持つようになりました。その意味では、この映画そのものが良かったわけではないですが、きっかけになった映画ではあるんですよね。

やはり、思い切り60sなこういうポートレイトがカッコよかったというか。あの当時、ビートルズやザ・フー、ストーンズの若い頃の写真とか見て、あの当時のヨーロッパのかっこよさに憧れを抱いていた頃でもあって。フランスはロックじゃなくてシャンソン、もしくはそれのロック化ヴァージョンのイェイェの時代ですけど、それでもつながるものは確実に感じられましたからね。

あと、ソレに加えて


この1956年のブレイク作になった「素直な悪女」に代表されるように、子供っぽい天真爛漫な振る舞いをする女の子が野郎たちを次々と狂わせていく、この少女ファム・ファタール感。それ以前にもたとえばマレーネ・ディートリッヒだったり、フィルム・ノワールの中で出てくるたいがいは悪役の女性、それがまさにファム・ファタールなんですけど、そういう役回りの女性はいましたけど、いずれも「大人の女性」だったんですよね。この当時のBBみたいに少女性を伴ってそれを演る人はいなかった。これ以降の映画における女性の描き方変えた意味ではこれ、今も革命的なことだったと思います。

今、映画オールタイムの準備の都合ですごく古い映画たくさん見てる最中なんですけど、そこであらためて思います。本当にそんな女優、彼女の前には誰もいません。なんか、谷崎潤一郎の「痴人の愛」でいうところのナオミがそのまま現れたような、そんな耽美派文学のキャラクターみたいな、そんな感じもあってゾクッとしたものでした。

だからこういう映画も見ましたし


セルジュ・ゲンズブールとのコレも「えっ、ワンダーウォール?」とか思いながら聞きました(笑)。

こういうの見てもやっぱ、60sには欠かせないアイコンだったんですよね、BBって。

そんな彼女が1973年限りで女優業を引退。以降は動物活動家になっていきます。

・・と、90年代まではそこまでしか情報が入って来なかったわけですけど、それ以降での私生活の影響、さらにネット社会での情報伝播の迅速化も伴って、00s以降にかなり彼女に対しての印象も変わります。

伝わる話といえば、「人種差別発言で5回有罪になった」とか、極右のマリーヌ・ルペンを公式に支持したとか、そんなのばかりで。

台頭した頃の彼女は、ちょうど同じ時期に世にセンセーションを巻き起こしたエルヴィス・プレスリーやジェイムス・ディーンのように「大人には危険
だけど、若者は熱狂的に支持する新しい価値観のアイコン」だったと思うんです。彼女の唱えた「性の解放」が、それを指し示すところのものがちゃんとイデオロギーさえ持っていれば、それが男性の食い物にされることなく発展させることができたと思うんですね。ところがそこで彼女がやったことといえばMeToo運動やLGBT敵視と、真逆の展開をしてしまった。70年前に「新感覚の若者」として出てきた彼女は、その70年後に「保守の権化」みたいな形で世を去ることになってしまった。ここはなんとも皮肉です。

「素直な悪女」で「そんな子に手を出すと危険だよ」と、劇中の結婚相手のジャン・ルイ・トランティニャンが母親から諭されるシーンがあるんですけど、意図したのとは違うものながらも、その母親の懸念があたってしまっているようにも今なら見えて。昨日、この映画を再び見直したとき、なんとも複雑な気分になりましたね。

これと同じことは、今、セックス・ピストルズの「勝手にしやがれ」を聴いたときにも思うことです。「理論を伴わなかった感覚的な反逆児」がたどり着きうる末路なような気もして。やはり、晩年だったり死に際というのは大事なんだと、改めて自分に言い聞かせたくもなりましたね。


BBに関しての言及のある最新のポップ・カルチャーといえば、チャペル・ローンのこの曲「Wine Red Supermova」があります。

この件があったのでチャペルは追悼のコメントをBBに寄せたんですけど、ファンから晩年の諸々のことを聞かされ、「それ知らなかった・・・」とチャペルが唖然となった・・という話もすでにあります。

「死んだ人に対してまでやりすぎだ」というのもたしかにあるし、僕自身も良かったとこだけを見てたいとは思います。ただ・・・、まあ、難しいところですね。







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