見出し画像

ロブ・ライナー追悼。最新全米映画興行成績

どうも。

今日は訃報があるので早めに全米映画興行成績、行きます。

1(2)Zootopia2
2(1)Five Nights At Freddy's 2
3(3)Wicked:For Good
4(9)Dhurandhar
5(5)Now You See Me : Now You Don't
6(4)Jujutsu Kaisen : Execution
7(-)Ella McCay
8(-)How The Grinch Stole The Christmas 
9(7)Eternity
10(-)The Shining

ズートピア2が1位を取り返しました。

7位初登場は「Ella McCay」。これは若くして知事任命を命じられた女性の奮闘記コメディ。

主演はネットフリックスの「セックス・エデュケーション」のエマ・マッキー。大抜擢じゃないですか。監督はジェイムスlブルックス。随分久しぶりに名前聞きましたね。

ただ、評判はこれ、すごくダメです。Metacriticで37点、 RottenTomatoesで23点。エマにとっては苦い主演デビューですね。

8位にグリンチ、10位、これもある意味そうかな、シャイニング。クリスマス映画の定番が公開がありトップ10に入ってきました。

さて

映画監督のロブ・ライナー、自宅で殺害されました。夫人と共に遺体で発見されました。

殺害したのは実の息子。ドラッグ中毒だったとのこと。

・・いやあ、これは激しくショックですよ。一生の終わりが、このような形になるのは、それが誰であれ、あってはならないことです。

さらにいえばロブ・ライナー

僕みたいな80年代育ちの人間にとっては、映画での影響力、かなりあった人ですよ。

だって、代表作が怒涛のように出てましたからね。

デビュー作がいきなりスパイナル・タップ(1984)なわけですからね。傑作ウソ・ロック・ドキュメンタリー。60年代から活動する架空のアリーナ・ロックバンド、スパイナル・タップの舞台裏の抱腹絶倒の物語。最後のオチまで含めて最高です。

ここを皮切りとして

青春映画の傑作「スタンド・バイ・ミー」(1986)

死体を探しに行く好奇心旺盛な少年たちを描いたスティーヴン・キングの原作を胸キュン・ノスタルジーの見事な青春ものに転化させてます。将来が嘱望されながらも夭折した伝説のリヴァー・フェニックスの出世作でもあります。

そして日本ではそうでもないんですが、欧米だとナードな人たちに人気の
中世ファンタジーを題材としたロマンス「プリンセス・ブライド」(1987)

ロビン・ライト、このとき21歳ですよ。


そして「恋人たちの予感」(1989年)When Harry Met Sallyですね。

これとこの翌年のジュリア・ロバーツの「プリティ・ウーマン」がロマンティック・コメディの価値を当時再びあげていたものでした。「ゴースト」もそうかな。

やはりダイナーでのメグ・ライアン扮するサリーの欲情。あれは映画史に残る名シーンですよね。

さらに「ミザリー」(1990)

大好きな作家のストーカー、監禁、凶暴の恐怖キャラ、アニー・ウィルクスで知られるホラー。これで一躍キャシー・ベイツが有名になってオスカー受賞しましたね。


そして「ア・フュー・グッドメン」(1992年)

トム・クルーズとジャック・ニコルソンが対決する軍事法廷もの。これではじめてオスカーでかなりの部門ノミネートされて、かなり上位の好捕になったんじゃなかったかな。

なつかしいですね。ここまでが僕が大学4年までに出た映画です。すごいでしょ?そうそうたる映画の並びです。

ロブ・ライナーなんですが、家はアメリカのエンタメ界とは切っても切れない人でした。

お父さんのカール・ライナーは、アメリカのテレビ草創期に大活躍したコメディアンなんですよね。共演者がメル・ブルックスというのを見ても、アメリカのお笑いの大重鎮であるの、わかりますよね。

その関係もあって


ロブ自身も早くから役者の仕事してて、20代のときにはテレビのコメディドラマ「All In The Family」で有名になります。

そして俳優時代に結婚していたのが

女性の友情を描いた人気コメディ「ラヴァーン&シャーリー」のラヴァーンことペニー・マーシャルでした。1981年まで夫婦生活を続けます。

で、70年代に父カール・ライナーが映画監督になってスティーヴ・マーティン輩出したりするようになるんですが、それに影響されてか、ロブも37歳のときにスパイナル・タップを監督して映画監督となり、以上に上げていたような快進撃が続いたわけです。

面白いことに元妻のペニーもトム・ハンクスの「Big」やらデニーロとロビン・ウィリアムスの「レナードの朝」、女性のプロ野球描いた「プリティ・リーグ」など、ちょうロブの全盛期と同じ頃に売れっ子映画監督になっておりまして、一族ですごく影響力があったものでした。

ただ、不思議なことに、そこまでの帝国築いた人だったにもかかわらず‥ロブ・ライナーにスランプが訪れます。そのきっかけとなったのが


「ア・フュー・グッド・メン」に続く1994年の映画「North」。これをですね、アメリカ映画批評界のカリスマ、ロジャー・イーバートに0点レビュー受けた上に酷評されるんですね。「こういう映画さえ作ってたら売れるとでも思っている見え透いた感じが嫌だ」みたいなこと書かれてね。

そこからロブ、極度のスランプに陥ってしまいます。これがかなりの重症で。しらべればすぐわかるんですけど、ある時期の作品が延々とRottenTomatoesで20点くらいの内容が続くくらいのスランプで。

で、今年の12月14日に

ロブは自宅で、1989年に再婚した夫人ミシェルと共に遺体で見つかりました。

皮肉にも殺害犯は彼の息子のニックでした。彼はですね

10代の頃からドラッグ中毒で有名でした。そのことをもとにして2016年にロブの映画「Being Charly」も作られていました。結局そのドラッグが両親を殺害する悲劇へとつながってしまったようです。

で、よせばいいのに

ドナルド・トランプがロブの死をですね、「俺をけなそうと取り憑かれたシンドロームで死んだんだ」というサイテーの弔辞を送ったんですね。

やはりアメリカのコメディの伝統で、親父さんのカール、ロブ共々トランプには古くから批判的だったんですよね。保守権力が許せない伝統からでしょうね。おそらく若い実業家のときからだったんじゃないかな。

だけど、そうだからといって、79にもなる大の大人、しかも大統領がやることじゃないですけどねえ・・。

アメリカのエンタメ史に残るここまでの人物をこういう形で失うのは本当に残念です・・。












いいなと思ったら応援しよう!